映画レヴュー(156)「ブレイド」
26年ぶりに観た。
実にスタイリッシュなアクションで色あせてないな。この映画の翌年1999年には「マトリックス」が公開される。
この時期は、香港映画の影響で全世界的にアクション映画のスタイルが変わった時代だ。2000年にはアン・リー監督がアメリカで「グリーン・デスティニー」を放つ。
「ブレイド」の原作はマーベル・コミックスのマンガである。人間とヴァンパイアの混血として生まれた黒人の青年ブレイド。日光の下を歩けるためヴァンパイアたちから“Day Walker”と呼ばれる彼は、人間の老人ウィスラーと共に吸血鬼ハンターとして活動し、恐れられていた。
野心を持って世界の王となろうとする下級バンパイア・フロストとその野望をくじこうとするブレイドの戦い。
この作品、ウェズリー・スナイプスのアクションが一挙手一投足にいたるまで外連味たっぷりで感心した。時代劇や歌舞伎に通じるものがあるのだ。
この外連味も、この時代以降、アメリカ映画に観られるようになった。ガンカタとかが好例だな。
シリーズ2と3も観よう。
「ブレイド」