映画レビュー(192)「パルプ・フィクション」
クエンティン・タランティーノの出世作。アカデミーでは七部門にノミネートされて脚本賞を獲っている。
プロローグとエピローグの間に三つのエピソードを挟んだオムニバス形式。ただし時系列は前後していて、最後まで観たときにパズルのピースが嵌るような作り。いまでは珍しくもないが、当時は斬新だった。デビュー作の「レザボア・ドッグス」もそうだったが、ギャング同志の疑心暗鬼など上手く使ってラストまで引っ張られた。
サミュエル・L・ジャクソンとかユマ・サーマンとか、初めて見たのもこの作品かなあ。懐かしい。