創作エッセイ(85)自作の聖地巡礼・名古屋市中区

今日は、「92’ナゴヤ・アンダー・グラウンド」という作品の舞台となった場所を散策した。14年前に退職した会社員時代に頻繁に往来した場所でもある。

たての街、まだ残っている。

地下鉄久屋大通駅にある集合ビル「たての街」、周辺のビルはアネックスビルも含めて建て替えられたりパーキングになっていたりする。作中に登場する都倉という刑事が、イラン人の密売人のいるセントラルパークを見張ってたビルである。

錦三丁目

こちらは飲み屋街、錦三丁目、通称・錦三(きんさん)
若いころ広告などでお世話になっていたあの店この事務所などを思い出しつつ散策。作中でも触れていますが、お店の寿命が短いので必ず前金取引でした。中小広告代理店の仕事なんてこんなもんです。

テナントビルの横の路地のような通路に面した店たち

昼間はまだ眠っている店たちだが、町にネオンの明かりが灯りだすと別の姿を見せ始める。

1972年にできた通称ネギ坊主

広小路通りの街路灯、通称ネギ坊主だが、拙作「不死の宴 第三部冷戦編」で描かせてもらった。舞台がちょうど1972年だったので。
ついでに、足を延ばして名古屋市役所旧庁舎にも。

休憩場所(以前は喫煙場所だった)
ドラマで見覚えのある廊下

ここは、朝ドラ「虎に翼」のロケ地でもあり、この廊下など向こうから桂場さんが歩いてきそう。自由に見学できるので、市政資料館と併せてぜひご訪問ください。
90年代には、自分も仕事などで頻繁に来ていました。イベントやプロモーションなどで市のお仕事に関係させていただいたこともあり、懐かしい場所です。文中で言及してる自作は以下。

Noteで読む場合はこちらです。

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