映画レビュー(80)「僕の愛しい妖怪ガールフレンド
これはシーズン2とかにらんでる作品で面白かった。
学校では「負け犬」呼ばわりされている冴えないオタクと500年越しの復讐という使命を背負った美しい妖怪との恋を描いた、バトルあり、ミステリーありの、妖怪ファンタジーラブコメ。
Eスポーツ部のオタクの大学生・犬飼忠士(通称「ハチ」)(佐野勇斗)。ハチはある日SNS上で”愛の呪文”と称する気味の悪い投稿を見つける。半信半疑で儀式をしたことで、美しい九尾の狐の妖怪を召喚して男女の契りをしてしまうという話。
彼女は一族の恨みを晴らさんとしているのだが、その彼女を迎え撃とうとする陰陽師たちもいる。というバトル要素もあり、殺陣が見事。ヒロインの美女ぶりも見どころである。
コメディとしても、面白い。うたい文句は「こんなお話初めて見た」的なのだが、実はこれ「異類婚姻譚」という神話類型そのもので、しかも相手は「狐」という伝統にそっている(苦笑)
近年だと「うる星やつら」の鬼娘ラムや、「魔物語・愛しのベティ」などが典型かな。共通してるのは、弱い男のもとに強い美女が飛び込んでくるという定型。その枠の中で、どれだけオリジナリティを出すかが作者の腕の見せ所。
ラブコメとして楽しめた。シーズン2も期待したいなあ。たくさん、クリフハンガー仕込まれてるしね。
「僕の愛しい妖怪ガールフレンド」
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