創作エッセイ(80)岡崎市レトロめぐり
長女と所要が合って愛知県岡崎市まで行ってきた。ついでに今まで通り過ぎていたけど気になっていたところを探検に行ったところ、岡崎市の「岡崎レトロめぐり」のポイントだった。
旧額田郡公会堂及び物産陳列館
国道一号線から見えていたので寄ったのだが、老朽化のため閉館中。管理人の方の話では改修予算がついて来年度中に公開再開とのこと。その際、「岡崎レトロめぐり」のパンフを渡された。長女と少し回ってみようとのことで、急遽観光モードに入った。
この建物は、大正2年(1913)に額田郡公会堂・物産陳列所として当時の洋風建築を忠実に採り入れて建てられたもので、国の重要文化財になっています。
岡崎信用金庫資料館
建物は、日本近代建築の重鎮、鈴木禎次氏の設計によるもの。赤レンガと地元産御影石(花崗岩)を組み合わせたルネッサンス風の建築です。大正6年(1917)、岡崎銀行本店として建築され、戦後は商工会議所として利用されていましたが、1982年に地元の発展と文化向上に資するため資料館として開館しました。実は左右非対称の設計。2021年に耐震補修を終えて公開再開した。
旧本多忠次邸
旧岡崎藩主の末裔、本多忠次が1932年に東京世田谷区に建てた邸宅の一部を移築復元しました。
西洋スパニッシュ様式の建物で、館内では当時そのままの家具やステンドグラスなどの調度品が常設展示されています。
岡崎信用金庫資料館の前の小道、実は旧東海道。展示を見て、岡崎市は「商いの街」なのだなと実感した。