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Keep your goals to yourself

今回もお気に入りのTEDスピーチをご紹介します。

今回のスピーチは、3分強の短いものですが、大変興味深いです。

英語学習のお供に是非どうぞ♪


Everyone, please think of your biggest personal goal. For real -- you can take a second. You've got to feel this to learn it. Take a few seconds and think of your personal biggest goal, okay?

まず個人的な大きな目標を真剣に考えてみてください。真剣に頭の中で思い浮かべたら先に進んでください。

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 Imagine deciding right now that you're going to do it. Imagine telling someone that you meet today what you're going to do. Imagine their congratulations, and their high image of you. Doesn't it feel good to say it out loud? 

思い浮かべた目標に取り組むことを決めたと想像してください。

今日会う人にそう話すのを想像してください。

そして、その人たちがあなたを褒めて、自分を見直すのを想像してください。

どのように感じますか?いい気分になりませんか?

Don't you feel one step closer already, like it's already becoming part of your identity?

目標に一歩近づいて、目標が既に自分の一部になったような気がしませんか?


Well, bad news: you should have kept your mouth shut, because that good feeling now will make you less likely to do it.

残念ながら、あなたは口を閉じているべきでした。

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その良い気分は目標を達成する可能性を下げてしまうからです。


The repeated psychology tests have proven that 

telling someone your goal makes it less likely to happen.

目標を人に話すことが実現の可能性を下げることは 心理学の実験で繰り返し示されています。


Any time you have a goal, there are some steps that need to be done, some work that needs to be done in order to achieve it.

私たちはいつも何かしら目標を持っていて、目標を達成するためにはやるべきステップがいくつかあります。

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When you tell someone your goal and they acknowledge it, psychologists have found that it's called a "social reality."

ところが、目標を人に話し、認めてもらうと、それが一種の― 社会的現実になることに心理学者は気づきました。

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The mind is kind of tricked into feeling that it's already done. And then because you've felt that satisfaction, you're less motivated to do the actual hard work necessary.

もう実現したかのように心が錯覚してしまうのです。そして満足を感じることで必要な努力を実際に行う― 動機づけが低下してしまうのです。

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163 people across four separate tests. Everyone wrote down their personal goal. Then half of them announced their commitment to this goal to the room, and half didn't.

面白い実験があります。

163人の人が全員が紙に個人的な目標を書きます。163人のうち、半分はその目標を全員の前で発表しました。残りの半分はしませんでした。

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Then everyone was given 45 minutes of work that would directly lead them towards their goal, but they were told that they could stop at any time. Now, those who kept their mouths shut worked the entire 45 minutes on average, and when asked afterward, said that they felt that they had a long way to go still to achieve their goal. But those who had announced it quit after only 33 minutes, on average, and when asked afterward, said that they felt much closer to achieving their goal.

それからみんな45分与えられて、自分の目標に近づくための作業をしますが、好きな時にやめてよいと言われます。

目標を言わずにいた人たちはみんな45分間全部を使い、後で質問すると、目標の実現までは まだ遠いと感じると言います。

しかし目標を口外した人たちは平均で33分過ぎたところでやめてしまい、後で質問されると、ゴールにずいぶん近づいた気がすると言うのです。

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You could resist the temptation to announce your goal. You can delay the gratification that the social acknowledgment brings.

目標を人に言いたい誘惑に抵抗してみましょう。

社会的に認められるという満足を後に取っておきましょう。


If you do need to talk about something, you can state it in a way that gives you no satisfaction, such as, "I really want to run this marathon, so I need to train five times a week and kick my ass if I don't, okay?"

もし言わなければならない時は、「今度のマラソン大会で走りたいから 週5日トレーニングしなきゃいけないんだ サボっていたら喝を入れてくれない?」と満足を与えないように言いましょう。


では、みなさん、


Next time you're tempted to tell someone your goal, what will you say?

この次誰かに目標を話したくなったら どう言えばよいのでしょう?






沈黙したあなたは良くできました!

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○感想

よくアスリートの方が公に目標を言うことで自分を追い込み、モチベーションを上げると言いますが、それは正しいと思います。そして、それはこの説と合わないということでは無いと思います。

というのも、アスリートは結果を求められる職業で、結果が出なかった場合はバッシングを受ける可能性が高いです。

一方、今回の説で挙げられている「目標を人に言うこと」は、アスリートのそれと異なります。仲間内だったり、結果が出なくてもバッシングをしない相手に目標を言うことにはリスクがありません。むしろ、褒めてもらえることの方が多いでしょう。

たとえば、誰か知り合いが「マラソン出ようと思うんだ」って話をしてきたとき、みなさん「すごいね!いつ走るの?」って言いませんか?それで、実際にはマラソン大会に出ても完走できずとか、大会にそもそも出ない、とかでも別に責めたりはしませんよね。

でも、アスリートが「マラソンで金メダル取ります」って宣言して、全然ダメだったら「なんだ、ガッカリだ」と思いませんか?そして一部の人はバッシングもするでしょう。

つまり、目標を言うならば、結果が出なかったときにバッシングする相手や、目標を伝えたことによって自分に責任が生じる相手に言うべきということではないでしょうか。

仲間内、身内のぬるま湯においては目標は言うなと捉えるのが正しいと思っています。


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