見出し画像

東南アジアの激アツスタートアップ企業!②


先回に引き続き東南アジアのスタートアップ企業を紹介していきます。



○Bumdest インドネシア

農薬の散布や残留農薬の問題を解決すべく、天然由来のハーブや薬草を使ったNature-friendly な農薬の配合技術を開発しています。


○Replus インドネシア

インドネシアのReplusは無駄な電力使用を抑えるために、スマート家電が流通していない地域のすでにある家電をスマート家電に移行する技術を開発している。


○DWARM Technologies フィリピン

フィリピンのDWARM Technologiesは高所での点検などの危険な作業による事故死亡率の高さを解決すべく、そのような作業をドローンでできるよう開発をしている。


○Biomass Lab ベトナム

ベトナムのBiomass labははちみつの湿気を除去するデバイスの開発をしている。

熱帯地域のはみちつは湿気が多く、欧州への輸出をするためには水分量を抑えるため脱水する必要がある。

Biomass labはゼオライトという水分子を吸着する材質を持つ沸石を使い、はちみつの品質を落とさず水分量を下げる安価なデバイスを開発している。


〇Smartroad Tools タイ

タイのSmartroad Toolsは老朽化による道の陥没や自然災害による道路の断切といった課題に取り組んでいます。

網状のセンサーを道路の中に設置し、陥没する前の兆候でアラートを出し、事前の補修を可能とします。

画像1


〇Life Origin マレーシア

マレーシアのLife Originは食品廃棄物をアブによって堆肥化し、ハエの幼虫を昆虫タンパク質として育てます。

SDGsを持続的に儲かるビジネスモデルとしています。

画像2


〇Soynergy シンガポール

東南アジアでは食べられず廃棄物になっているおからに処理を加え、高付加価値商品として販売している。

画像3

○おわりに

Factfulnessの中で、ロスリング博士が先進国の企業は供給過多の先進国市場で僅かな変化・付加価値に躍起になるよりも、東南アジアやインド洋沿岸のアフリカに向けて、何ができるかを考えた方がいいということを言っていました。

本書、Deep techで述べられていることは正にこのことで、新しい技術を生み出すことよりも、既存の技術でどのように東南アジアの課題解決に貢献できるか、入り込んでいけるかを考えるというrepositioningを勧めています。

この考え方は、企業や組織だけでなく、個人のキャリア形成にも生かせるものと思います。

戦後成長期に優秀と言われた人材と同じようなところを目指していくのは得策でないと言えるでしょう。

東南アジアなどの課題を発見し、そこにどう入り込めるか、アンテナを常に張っておかなければなりませんね。

そのためにも、まずは英語学習を頑張りましょう!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?