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今年の就活が難しくなるカラクリ

今年は街に就活生があまり見られませんが、オンライン上ではどんどん選考が進んでいるようです。
そして、コロナの影響を受け、再び就職氷河期と言われています。

有効求人倍率は今年の10月で1.04倍。東京や大阪といった都心部では、既に1倍を下回っています。

このような状況下で、厚生労働省は「卒業後3年以内は新卒扱い」することを発表しました。

21卒の皆さん、22卒の皆さん、現状は理解しているでしょうか?
ゆーて、正直なんとかなるっしょ!と、思っているかもしれません。

実際にこんな世の中でも、いくつも内定を取っている学生もいますし、既に就活を終えている22卒生もいます。
※中には、23卒の学生でも既に内定を持っており、入社予定の企業で有給インターンをしている、というケースもあるほどです。

では、実際に何とかなる人とならない人の違いは何か?
就活の何が大変なのか?
今年の就活生には、ぜひこれを知った上で就活を進めていってくださいね。


そもそも、民間就活を進める学生はどれほどいるのでしょうか。
コロナの影響は学生の志望業種にも表れています。

5~6月に各大学のキャリアセンターにアンケートを実施し、551校から回答を得た。まずその中で、学生に人気の業種を5つ聞いた。1位は公務員で52.5%、2位はサービスで37.3%、3位は教員で36.2%、以下食品、情報、銀行、商社の順となっている。不安な状況だからこそ、安定した公務員の人気は高い。
「学生に就職を勧めたい大手企業ランキング100」東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/391752

ここ数年、そこまで人気が上がっていなかった公務員の人気が急上昇。
これはリーマンショックや東日本大震災の時にも起きました。

また、中には公務員試験に挑戦しながら民間企業も受けよう、という学生も少なくありません。

誰かに雇ってほしい、と考えている学生は、より安定した、安全な仕事がしたいと考えているのです。

公務員は興味ないよな…
勉強するの、嫌だし…
そのように思っている学生もいるかと思いますが、それでも今年は「安定志向」「大手志向」が非常に強く出ていることは明らかです。

するとどうなるか…。
多くの学生が同じ方向を向いてくるわけですから、当然競争率が上がるわけです。

実際にライバルとなる人数が多く、更に今年はオンライン就活も進んでいます。
「いかに直接会わずに人財を確保するか?」が人事にとってはポイント。

となると、学歴やエントリーシート、SPIなどの採用テストでふるいにかけようというのは当然の流れです。


先輩が言ったようにやれば大丈夫と、例年通りに進めていくと、痛い目を見るかもしれません。

そして、痛い目を見るのは来年の6,7月頃かも。
来夏にゼロから就活をやり直すことになる…のは、今から準備している学生にとっては避けたいところですね。

今年はあまり先輩の意見は参考にしないほうが良いかもしれません。
しっかりと社会人のアドバイスや、就活支援のプロの手を借りながら、進めていってはいかがでしょうか?

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