終わりの合図

1日の終わりに
一口だけ、お酒を飲むことにした。

お酒を飲まなければ寝れないとか、
晩酌だ！とかそういうのではなく。

一口だけ、お酒を飲むことにした。

「今日はこれでおしまいです」
「良い一日だったね」と

一口だけ、お酒を飲むことにした。

良い香りのするものが良いだろうと、
ちょっと良い梅酒を買ってきた。

ふわっと香りが広がって
良い気分。

今日はね、家の掃除と洗濯
昼からは近くでキャンプして

スーパー銭湯入ってさ。

良い休みだったよ。

キャンプ場に野良猫いてさ
あんまりこういうことしちゃいけないとは思いつつ、
可愛かったものだから
焼いてたお肉を一つあげた。

結構丸々としてたから
キャンパー達にご飯もらいながら生きてるんだろうな。

しばらく近くにいてくれたから
一緒に景色を眺めて
一緒にうとうとして。

気づいたらいなくなってた。

こんな風に
のんびりして生きていきたいね。

多くを求めない。

それが叶っても、
またどうせ何か欲しくなって

足りない足りないって
バタバタして

今までやってきたことを蔑ろにして
新しいものに飛びついて

中途半端だけが残って

結局何も出来ない自分が嫌になって

の繰り返し。

数少ない、本当に好きなもの、好きな時間

好きな人たちを大事にして

生きていこうな。

それだけで人生は勝ち確。

今日はこれでおしまい。

美味しい梅酒飲んで眠る。

それだけでいい日だったよ。

また明日ね。