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1/9 何もないけど何かがあること

正月休みの3日間で、
ありとあらゆる物を捨てた。

着てない服
使ってない物
溜まった段ボール
何かを買うたびに増えていく充電ケーブル
一人暮らしなのに無数にあった食器
期限切れの調味料
本屋に行くたびに気になって買った自己啓発本
ほのぼのオシャレバンドでもやろうかと思って大人になってから買ったピアニカ
休日はレコードを聴きながら豆から挽いたコーヒーを飲んでますとでも言おうと思って調子乗って買ったレコードプレーヤー
休日はのんびり川の音を聞きながらゆっくりとした時間を過ごしてますとでも言おうとした釣り竿
え?大体どこに行くにもこれに乗ってるよ?とでも言おうとしたクロスバイク
やっぱりパソコンはこれ持ってるとかっこいいよなと思ったMacBook
仕事終わったらリラックスして映画でも見ますかとでも思った1人用ソファー

優雅で豊かな生活に憧れて
社会人になってから買い集めた物たち

僕にはほぼ必要なかった。
特に使いこなしもせず、ただそこにあっただけ。

そうして、本当に必要な物だけが残った部屋は、
殺風景だが心地が良かった。

仕事終わって家に帰り
お湯沸かして、
インスタントコーヒーをすすって、
特に何もない時間を過ごす。

それだけでよかった。

完璧にやらなきゃいけないと思ってきたブログ更新
面白い物を書かないと価値がないと思っていた文章。

誰かに認められたくて考えてきた事。
結局全部途中でやめて生きてきた。

それらは自分が本当に好きで続けられることではなかった。

生きているだけで息苦しかった。
始めるたびに辞めたくなって、
辞めたらまたゼロの自分と向き合うことから始めて。
何かあるはず、何かあるはずって。

何度も何度も繰り返して繰り返して
強くてニューゲームなんて都合のいいことにはならなくて。

こうやって、ただあったこと、思ったことを書くのは楽。

ちゃんとしたものは、書きたくなったらその時に書けばいい。

全てを諦めたわけでもなくて
楽しい事をして毎日を過ごしたいなとはずっと思ってて。

これからも悩んだり、立ち止まったりする自分を
受け入れる準備が出来てきた気がする。


とか、なんか悟ったような事言ってるけど、
面白いオチでこの文章終われねえかなと思って2時間経ちました。

人間はやすやすと変われないよ。
そういうもんだね。

おやすみ。



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