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変わる高校生の職業意識
引用:日経新聞
国立青少年教育振興機構が日米中韓の高校生の進路と職業意識について調査し、その結果、日本の高校生は安定性を求め、仕事よりも趣味や自由な時間を重視する傾向が強いことが明らかとなった。
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一方で、起業意欲は弱く、転職や挑戦への意欲も低い。
調査は、日本約4800人、中国約3800人、米韓各約1800人の高校生から回答を得た。日本では「安定志向・生活重視」が特徴で、84.5%が「暮らしていける収入があればのんびりと暮らしたい」、84.7%が「自分の趣味や自由な時間を大切にしたい」と回答した。
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これらの比率は10年前に比べて増加している。
しかし、これらの傾向は労働市場や国民性とも絡み、容易に変えることはできない。
教育現場では、「変革型のキャリア教育」を実施し、「社会は変えられる」「失敗しても再起できる」という意識を育むべきであると指摘されている。
さらに、実際の職場体験を通じて、自分自身がどのように働くことができるのかを理解することも重要だとされている。
例えば、東京都立東久留米総合高校では、毎年卒業生と現役生徒が対話する「職業人講話」を行い、生徒が仕事のリアルを知る機会を提供している。
しかし、教育改革の実現には、学校と社会の連携が必須である。教員の中には外部との連携経験が乏しい人も多く、学校を社会に開くことに消極的な雰囲気も存在する。
だからこそ、学校自体が一歩を踏み出し、社会に協力を求めることが求められている。