将軍家の襖絵展の日
11月13日に根津美術館で開催されていた将軍家の襖絵展に行ってきました。
根津美術館は、ずっと気になっていたのですが、なかなか行けずにいて、今回やっと行くことができました。
建物は新国立競技場の設計をした、隈研吾さんの設計で建てられています。
入口からエントランスまでのアプローチは、建物の壁に並べられた竹がライトに照らされて幻想的な雰囲気になっています。お昼だけでなく日が落ちた夜も素敵でした。
美術館には日本庭園も付属しています。
建物は庭に向かって開いており、庭に面した壁はガラス張りとなっています。
庭は、思っていたより広くて見るポイントも多く見応えがありました。ちょうど紅葉も半ばくらいで綺麗でした。
企画展は、たまたま開催されていた将軍家の襖絵展を楽しみました。
普段は西洋絵画や現代芸術を見る機会が多く、日本の伝統的な芸術は馴染みがなかったのですが、実際見てみると西洋とは違った美しさで見ていてとても興味深く関心が高まりました。
襖絵は、その当時の習慣や生活がわかるものもあり、例えば蚕から糸を紡ぐ工程が描かれている襖絵など、そういった当時の生活が垣間見れる点でも興味深かったです。
また、日本画の繊細で力強い独特のタッチと自然な色使いは見ていて引き込まれました。
仏像も展示してありました。今まで仏像をまじまじ見たことなかったのですが、見てみたら本当に細かくてしなやかで本当に木を掘って作られたのか?と疑うほどでした。
そのほかにも、青銅や、器などの展示もありました。
開館時間が17時までだったのですが、15時くらいから入館して、2時間だと庭も含めて満足には見られませんでした。全然時間が足りなかったです。
なので、次行くときは、もっと余裕を持って3時間は鑑賞の時間をもうけて、庭にカフェもあるのですが、そこにも行ってみたいです。
また、楽しみが増えて嬉しい限りです。