目指すのは、自己実現に溢れた世界 -ITプロパートナーズ事業部事業責任者からのnote-
はじめまして、ITプロパートナーズ事業部にて事業責任者を務めている田中です。
「挑戦者の自立を支え、自己実現に溢れた世界を創る」
2021年4月、【 ITプロパートナーズ事業 】における事業MISSIONを制定しました。今回はその背景や私達が目指す世界観を、自分自身の整理も兼ねて書き出してみます。
はじめに(簡単なサービス紹介)
ITプロパートナーズでは、採用マーケットにはなかなか出てこないような
優秀なIT起業家や、即戦力となるITフリーランスの方々を、
事業成長を目指す企業様に対してスピーディーにご紹介する、
というサービスを提供しています。
労働市場の変化や許容される多様性の拡大、そして昨今のコロナの影響もあってか、働く時間や場所を問わない働き方の浸透により、利用ユーザーは45,000名を突破しました。
また優秀な人材の正社員雇用の難易度は年々上昇する中で、外部人材化できる職種・領域が徐々に拡大していることも相まって、利用企業はITベンチャーを中心に約4,000社を超える勢いで、年々ご利用頂く企業様が増加中です!(ご利用いただいているユーザー様、クライアント様いつも本当にありがとうございます!)
事業MISSION設定の背景
創業から6年目を迎えた2020年4月、社名は事業と同名だった株式会社ITプロパートナーズから【 株式会社Hajimari 】へ変更されました。
社内にはITプロパートナーズを含め6つの事業が立ち上がっており、各事業部が当社のVISION「自立した人材を増やし、人生の幸福度を高める」の実現に向けて様々なアプローチを行いながら、日々誇るべき仲間たちが邁進しています。
ITプロパートナーズ事業部に所属するメンバーも30名を超え、そのなかで事業として目指すべき世界観を事業部として具体的に言語化していなかったことにより、事業判断の不整合性やメンバー間での認識のズレが少しずつ発生するようになりました。
いまはまだ小さな違和感であったとしても、後に大きな綻びになりかねないことを危惧し、今回ITプロパートナーズとしての事業MISSIONを制定することとなりました。
大きな転換期を迎える社会環境
市場の変化から見てみると近年、社会環境・労働市場では様々な変化が見られます。その中でも特に我々にとって大きな影響があると考えられるのが以下の3点です。
(1)フリーランス人口の増加
日本では現在20人に1人程度と言われているフリーランスですが、アメリカでは既に3人に1人がフリーランスと言われており、近い将来には日本でも同様の状態が見込まれることが予想されており、更にフリーランス市場は拡大していくことが見込まれます。
(2)コロナ禍によるリモートワークの急速な拡大
緊急事態宣言や外出自粛により、出社しなくとも作業が可能な職種では積極的に(そして半ば強引に)リモートワーク・テレワークが導入されました。
東京ではリモートワークの導入企業比率が、約30%から約50%まで拡大しており、地方でもリモートワークを導入している企業が増えてきていることからも「働く場所」に対する大きなパラダイムシフトが発生しています。
(3)DX化の促進によるITニーズの更なる拡大
DX(Digital Transformation)というワードも聞き慣れてきましたが、企業活動における単純労働はどんどん機械化・自動化が促進されています。
それに伴い、専門知識を持ち合わせ、企業の抱える課題解決を支援できる専門知識・技術を持つIT人材のニーズは大きく高まっています。
「幸福度が高い」生き方と「自立」の繋がり
では、弊社のVISION「自立した人材を増やし、人生の幸福度を高める」ためにはどうすれば良いのでしょうか?
「幸福度」は様々な構成要素によって成り立っていますし、人によってその指標が様々存在することに異論はありません。
一方で参考までに、日本人の仕事に対する熱量は世界139カ国中132位、仕事に対して熱量がないと答える人の割合はなんと全体の94% にも登ります。
独立行政法人経済産業研究所が2018年に発表した「幸福感と自己決定―日本における実証研究」という調査によると、人生の幸福度を決める要因は「健康」「人間関係」に次いで「自己決定」が来るという報告がなされています。
(以下報告書より抜粋)
幸福感を決定する要因としては、健康、人間関係に次ぐ変数としては、所得、学歴よりも自己決定が強い影響を与えることが分かった。自分で人生の選択をすることで、選択する行動への動機付けが高まる。そして満足度も高まる。そのことが幸福感を高めることにつながっているであろう。
出典:https://www.rieti.go.jp/jp/publications/dp/18j026.pdf
つまりは、自身の意思決定により、人生を選択し、自らの人生を歩む人ほど幸福度は高くなり、逆に選択や意思決定を人に委ねると幸福度は上がりにくい、ということになります。
弊社が掲げる「自立」も同様に『自身のかけがえの無い貴重な時間を、他人や環境に委ねることなく、自分の足で立ち、自ら生き方を選択し、自分の人生を歩む人を増やすこと』と定義しており、それはITプロパートナーズとして実現したい幸せの形の一つであることに違いはありません。
我々がサービスを提供しご支援すべきメインの対象は
自身の幸福な人生を実現するために、自身の意志で、自身の自立に向けて挑戦を意思決定した人たちであり、それはフリーランスや企業内に所属する人といった立場や役職・職域は関係なく、挑戦し続けている人を指す、という形で定義づけることにしました。
自己実現とは何か
では我々の事業で実現させたい「自己実現に溢れた世界」とは何なのでしょうか。
そもそもこの「自己実現」という単語はアメリカの有名な心理学者マズローの唱えた「欲求5段階説」の最上位に位置する概念で、WEBによると
自分の世界観・人生観に基づいて、「あるべき自分」になりたいと願う欲求
と記載されています。
つまりは「夢」や「目標」「WILL」と呼ばれる「未来でありたい状態」を指すものです。
その手段のひとつとして「起業」があり、「フリーランス」という選択を採る人がいるわけですが、私がITプロパートナーズに関わり出したとき、「多くの人が自身の夢に向かって、一歩踏み出している事実」に、衝撃を受けたことを良く覚えています。
ITプロパートナーズに関わる時間が長くなっていく中で、ユーザー様には
起業による自身の事業成長だけでなく、オペラ歌手や画家、映画監督、アスリートなど、自身が本当に仕事としたいこと、実現したい状態を信じ、その実現のために生活の両立に向けてチャレンジし続ける人たちが多くいる
ことを、生々しく感じさせられる多くの機会を得ることができました。
挑戦する人たちを一人でも多く、我々のサービスで支援することで、自身の意思決定で人生を歩み、理想の状態を実現させる人たちを増やし続けること
複数回の議論を通し、それこそがITプロパートナーズが社会に対して貢献できる価値であり、実現すべきMISSIONである、と腹落ちさせることができました。
尊敬出来る人たちだからこそ、その選択を応援したい
挫折はしたものの、前職では私自身も創業期の「起業」を経験しています。「起業」という挑戦は、その人の経験やビジネススキルはもちろん、資金・人脈をフル活用し、実現したい未来や解決したい課題に向けて走り続けるものであり、一朝一夕で実現できるものではありません。
起業だけでなく、家族との時間を仕事と同じくらいしっかりと確保することや、ビジネス以外のフィールドにおける夢の実現など、自身の自己実現には多くの努力と諦めずに走り続ける力、やりきる力が不可欠なのだと思います。
私は自身にはできなかった、「自己実現を信じて挑戦し続ける人」を心から尊敬しています。そんな思いも込めて、MISSIONと同時に以下のメッセージを作成しました。
ITプロパートナーズは
IT領域における「企業」と「ユーザー」双方の
挑戦と自己実現を支援します。
他人の声や尺度に惑わされることなく、自分自身の価値観のもと、
強い意志と決意をもつ人々、
人生の主導権を掴み取ろうとする人たちの自立を支えます。
自身が成し遂げたいことに使命感を持つ組織や個人の【 起業・独立 】
【 事業創出・拡大 】【 他者との協働 】といった多様な挑戦を支えます。
規模を問わず、その選択肢と機会を増やすパートナーとして
真っ先に頼られる存在となるために、私達自身の自立と成長、
そして新たな挑戦によって、サービスの進化を続け、
自己実現に溢れる世の中を創出できる、No1のサービスを目指します。
挑戦し続け、走り続ける能力を持つ人達が増えることで、自己実現を達成出来る人たちが一人でも多く生まれ、その人たちの幸福度が高まること。
そのために必要なサービスであり、そのために必要な選択肢を、世の中で一番多く提供できるサービスとすること。
そのために【ITプロパートナーズ】をより進化させ、より多くの人に喜んでいただけるサービスに進化させていきたいなと考えています。
事業を成長させ、より多くの人へサービスを届けたい
ITプロパートナーズにおける「案件のご紹介」「優秀な人材のご紹介」は、あくまで「挑戦者の自立を支え、自己実現に溢れた世界を創る」というMISSION実現に向けたひとつの手段でしかありません。
自己実現は何か?を見つめ直してもらう為の機会の提供
そのために何が必要か?何をすべきなのか?を共に考える機会を提供
理想に近づく為の物質的、資金的、人的、技術的な支援を受けられる機会
の提供
など、まだまだ提供出来る、そして提供すべき価値や機会がたくさんあるはず。
なんでもない私だからこそ、自身の仕事を、眼の前の相手のために、組織のために全力でやりきることで、巡り巡って自身の血肉とすることが出来ているのだと思います。
関わる人達一人でも多くの人が、より笑って人生を過ごせるよう、これからも邁進していきます。
長文となりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。