社内のコミュニケーションをエンターテイメント化させる社内ラジオ文化
—— 君が歌い僕が踊る時、新しい時代の夜が始まる
初めまして、VST（Vision Success Team）の三宅です。
今回はコロナ禍におけるリモートワーク期間をきっかけに始まった社内ラジオ文化について書かせていただきます。
始めたきっかけ
2020年4月、多くの企業と同様に、弊社も基本フルリモートで仕事をするようにシフトしました。
多くの企業がそうだったように、私達もフルリモートでの働き方、コミュニケーションのとり方、組織としての在り方等を改めて考える機会が半ば強制的に訪れました。
その中で私の所属する事業部は新規事業ということもあり、事業部長とエンジニア2人の3人でした。
更にそのうち1人は入社したばかりの新卒ということで、10人や20人いる事業部とは普段接する人数も違い、社内コミュニケーションに課題や不安が出てきました。
そこで、事業部としての発信の場と、新卒メンバーと他事業部メンバーの交流を目的に社内ラジオを開始しました。
ラジオの内容
ラジオは毎週金曜日21時からZOOMを利用して生放送、ビデオは全員OFF必須でお願いしています。
放送時間は敢えてZOOMの無料枠の制限を利用して40分きっちりにしています。必ず切れるのでグダグダにならずにオススメです。
00:00〜 ZOOM開始からリスナーが入るまで音楽を流す
03:00〜 オープニングは事業部の3人がフリートーク
09:00〜 社員1人をゲストに呼んで4人でトーク
18:00〜 提供読み
20:00〜 ゲストの思い出の曲を1曲挟む (その曲に関するエピソードを聞く)
24:00〜 ゲストにゆかりのあるコーナー企画 (趣味や仕事等に紐づく内容)
38:00〜 エンディング
こだわっている事
台本作成とリハーサルは必ずやる
こういう取り組みは中途半端にやるのが一番良くないので、律するためにも毎週台本を作ります。
ゲストで来るメンバーは慣れていないので少し緊張することもあると思いますので、リハーサルも必ずやって緊張をほぐします。
(最初の頃は自分達がもの凄く緊張していました。。)
最低限の音質を担保する
音質が悪いとリスナーは不快になり、聞いてくれません。
ラジオなので音楽を途中で流したいのですが、ZOOMで最適な音楽の共有方法を試行錯誤しました。
結果としては[画面共有]の[詳細]にある「コンピュータサウンドのみ」という共有方法が一番クリアに音を共有できました。
常にこの状態にしておくことで、会話から音楽を流すまでもシームレスに実施することが出来ます。
マイクも音質向上のために購入しました。
購入したBlue MicrophonesのYeti USBコンデンサーマイクは全方向への集音が可能で、USBでPCにそのまま繋げることが出来、おすすめです。
(結果として色々買い揃えてしまいました...)
アーカイブとしてコンテンツを貯めていく
過去のOAはサマリのスプレッドシートと共にGoogleドライブにアップロードしています。いつでもアクセス出来るようにGoogleサイトの機能で社内サイトを作り、展開していきます。
アーカイブには生放送の後の感想や反省会、雑談をまとめたアフタートークをセットにしていく事で、生で聞いた人も楽しめる内容にしています。
また、ゲストが選んだ一曲もプレイリスト化してまとめています。
個人的にはこれが凄くアツい施策だと感じています。
出てくれた社員が増えるたびにこのプレイリストが充足されていき、
会社のプレイリストとして育っていくのがとても楽しいです。
リスナーと一緒に盛り上がる
生放送の醍醐味は聞いているリスナーの反応を見れることと、それを放送に活用出来ることです。
最初はZOOMのチャット機能でコメントや反応をもらってやっていましたが、過去ログの保管性やコミュニティ性を考え、Slackのオープンチャンネルで実況してもらうようにしました。
どんな効果があったか
- 出てくれたゲストがファンになって毎週聞いてくれる
- 毎週、社内聴取率が50%を超えるようになった
- 普段、接点の少ないメンバーの近況、パーソナリティを楽しみながら知れる
- コロナ禍での新入社員メンバーの自己紹介の一環を担う
- ウェビナーでカルチャーとして紹介してもらった (https://www.wantedly.com/companies/Hajimari/post_articles/251177)
- 何となくみんなが褒めてくれる
最後に
2020/04/09(金)から勝手に始めた社内ラジオは現在、放送回数は18回になりました。
今回は雰囲気を聞いてもらうために一部編集したものを音声配信記事でアップします！興味ある方は是非聞いてみて下さい！
自分たちのいない所で「ラジオで聞いたけど...」みたいな会話が
少しでも産まれてくると良いなぁと思っています。
何よりも自分たちが楽しみながらやっていることが根付いて、
会社や組織の文化の一つになっていければ最高です。
それでは、次回の記事もお楽しみに！
Have a nice weekend bye bye！