近しい人が77才で永眠
人生100年時代なんて、最近言われてますよね。リンダ・グラットンさんの<ライフシフト>がベストセラーになってから認知されるようになり、ファイナンシャルプランナーの常套句になっています。
女性の平均寿命が89才と言うけれど、あくまで平均です。明日死ぬ人もいれば100才まで生きる人もいる。
私の母は故人と同い年なので、その話をすると「ちょっとショックだわー(名古屋弁)」と言っていました。
私の母親は、代々受け継いできた農地を耕して、野菜を作ることを生きがいにしています。夏は枝豆、冬は春菊が特産品です。朝積み取った野菜を夕方には地域の出荷場に持っていきます。これから鍋の季節になると春菊の需要が多く、出荷場の要望次第では夜中まで作業をしていることがあります。もらえるお金は、農薬やらの費用を差し引くとほとんど残らないのですが、頼まれる仕事は楽しいのでしょう。腰が痛いと文句を言いながらも毎日精を出しています。
日ごろ私が、動けなくなる時もあるんだから、農業以外の趣味も見つけないといけないよと母に言っているのですが、あまり聞く耳を持つ事はありません。ただ今日今一度話をしてみると、少し黙って考え込んでいました。
今の自分は幸せですか?
死ぬまでにやり残したことありませんか?