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NHKの「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」を見ました。
スケートボード日本代表コーチの早川大輔さんが出演されていました。彼はコーチに選ばれたときには困惑したそうです。
そもそもスケートボードは、既存社会への反抗から始まった文化。巨大な利権組織が運営するオリンピックとは、相入れないように思われました。
スケートボードは、誰も見たこともないような新しい技を繰り出したものが評価される。イェーイと言って、グータッチされたものが評価のあかし。偉い人から評価されるのも嫌だし、一緒になって練習して技を盗まれるのも嫌だ。
そんな若者たちを、コーチとして指導するのは、元スケーターの早川さんだからこそ困惑したのです。
早川さんは考えた結果、早川さんみずから選手の練習場に出向き、それぞれのスタイルを尊重し、背中を押すことにしました。
その後の結果は、私たちもニュースで知る通り、オリンピックでのメダルラッシュにつながりました。
早川さんは、番組の最後でこう言いました。
「選手たちよりも、ボクの方が選手を信じていた」
「(ボクは)超絶うまい若い子たちの、ファンでいようと思った」
私は「コーチングをしている」というと、スポーツのコーチと何が違うの?と言われます。そういうときには、技術を教えるようなスポーツのコーチとは違って、皆さんのやりたいことが実現できるように応援しているんですよと伝えています。
今日この番組を見て、早川さんのしていた事はスポーツのコーチというより、コーチングではないかと思いました。結局コーチングも、スポーツのコーチも、やっている事は同じ。
「ファンでいること」が重要なんだなと思いました。
「スケートボード 頂点へ“日陰者”たちの逆転劇」 - 新プロジェクトX〜挑戦者たち〜 - NHK
https://www.nhk.jp/p/ts/P1124VMJ6R/episode/te/G53Y4N8Z4P/