羽島 貝

詩を書いている人/日本詩人クラブ/茨城県詩人協会/日本現代詩歌文学館振興会各会員|文芸…

羽島 貝

詩を書いている人/日本詩人クラブ/茨城県詩人協会/日本現代詩歌文学館振興会各会員|文芸誌「コールサック」編集部で現在詩部門を担当|写真と自作の詩。| 代表著書『鉛の心臓』

最近の記事

漫画家の梶本レイカ氏とコラボさせて頂きました。

梶本レイカ氏著『悪魔を憐れむ歌(新潮社)』の某キャラクターへの献詩「あのこのおはなし」に、ご本人様が挿絵を描いて下さいました。 すばらしいコラボ作品となりました。 ※『悪魔を憐れむ歌番外編』は、悪歌のスピンアウト作品となりますので、本編のネタバレがあります、ご注意下さい。 Kindleで無料で読めますが、氏のファンの方には紙をお勧めします。 美麗なフルカラー詩画集は、全巻収納ボックスにも本編と一緒に納まるそうです。コミティアで今夏発売され、通販では限定50部。

    • 僕のベッドで

      手錠をした人が僕のベッドで眠っているんだ。 僕ももう眠りたいのに (なんだか困ったことになっている) ドアを開けて帰ってもらおう 「モシモシソコハボクノベッドデス」 手錠をした人が首をもたげると、その顔は犬なんだ。 (なんだか困ったことになっている) 手錠をした人の犬の首が僕を見て笑っている。 (なんだか困ったことになっている) 笑っている。

      • 詩はドキュメンタリーでもある、という言葉を聞いて。

        今のお仕事(文芸誌編集部の詩部門担当)をするようになって、 様々な詩を拝読する機会を得ました。 中でも、ドキュメンタリーのような”経験”を綴られた詩の その重さ、深さ、は芸術性も伴うものであると感じました。 どんな言葉も、書かれる方自身の言葉であってほしいと願います。 (勝嶋啓太氏の言葉をお借りしたタイトルで恐縮なのですが) そうです。どんな言葉もその方が体験した、読んできた、思考した言葉であるべきだと考えています。 でも安心してください。それは難しいことではありません

        • 永田浩子氏の詩について。

          以前、詩人の永田浩子氏より詩篇を2篇、頂戴したときのご紹介文です。 1篇目は介護のお仕事をされる中で、同僚の方のエピソードを元に書かれた 作品です。 ----------------------------------------------------------------------------------- 苦悶する魂の声/永田浩子 人一倍大きな身体をしている僕 食事も排泄も介助なしにはできない 周囲で何が起きているかぼんやりとしか判らない 僕の方を見て みんなが

        漫画家の梶本レイカ氏とコラボさせて頂きました。

          【詩】素描 I

          この道の行き先は どんづまりだ 赤錆びたレールに 壊れた遮断機 割れた赤ランプが点らないかわりに この遮断機があがることもないだろう

          【詩】素描 I

          【詩】切願

          重い腹を抱えている 今は 撃たないでくれ 腹の横に穿った穴からおそらく あふれ出てしまう 絶対に お前だけには見せたくなかった 何かが。

          【詩】切願

          羽島 貝と申します。

          はじめまして。 羽島貝と申します。詩人です。 代表著書に『鉛の心臓』があります。 現代詩や趣味の写真を こちらで発表させて頂ければと思っております。 どうぞよろしくお願い申し上げます。

          羽島 貝と申します。