出窓なも

半分本当で半分嘘です だいたい

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    私の中身が少し見えやすそうなものたちです。 自己紹介がわりに、よかったら。

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    1000字程度(文庫本にして見開き1ページ弱)でサクッと、ちまちましたことをぐちぐち述べます。

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小話:造花と手書き風フォントが嫌い

造花と手書き風フォントが嫌いです。 好きな方がいらっしゃったらごめんなさい。 ピーマンが好きな人もいれば嫌いな人もいるくらいの話だと思ってくださったら嬉しいです。 ・ まず、造花も手書き風フォントも、家に飾っておくとかLINEのフォント設定とかだったら何も思わないのです。 表現、つまり演出とか美術とかそういう場面で使われているのが、好きになれない。 なんで嫌いかって、両方とも、そもそもの目的とか良さみたいなものを手間の省略のためだけに全部殺している感じがするからで

    • クリームソーダと恐竜

       かなり文化的な教養を大切にする母だった。  私が幼稚園に入る前から、週に一回は図書館に連れて行っていろんな本を読み聞かせた。  そんな母が図書館ほどではないけれどよく連れて行ってくれたのが、上野にある科学博物館だった。  巨大なシロナガスクジラがシンボルの博物館には、地球の成り立ちが360°映し出されるドームとか、世界で一番綺麗なトリケラトプスの全身化石とか、さまざまな哺乳類の剥製(閉館時間が近づいても帰ろうとしないと、「ここの仲間にされるよ!」と脅されたものだ) と

      • アイドルは人生を狂わせ続けることで、オタクは4600円を払い続けることで、出会うはずのなかった運命を捻じ曲げて共に生きる

        (2022年7月に書き始めた文章です)  まず。  「オタク」という呼び方はあなた方に対して多分したことがないし、馴染みもないし、あまり好きとも言えない、けれどあまりに一般的な呼称だから、「いわゆる」という意味で使ってみました。  私は「応援してくださる皆様」というような呼び方をします。  私はいわゆる「地下アイドル」であり、それとも並行して約8年間いわゆる「地下アイドルオタク」だ。  イベントは大抵何組もがかわるがわるステージに出てきたりハケたりする対バン方式。  

        • 10/6

          アイドルだった時のことなんていつか全部忘れちゃって、翳りのない気持ちでステージを観られるようになりますように なんて そんなの最悪 ライブに行くのなんて自傷行為だよ  息できないくらい泣いちゃうし、存在しなければよかったと存在し続けたかったを行き来して、痛くて、でもきっとアイドルが好き どうしようもなくて手放してしまったものが、今更、じゃなくて時が経つほどになぜか増して愛おしくて痛くて堪らないです もちろん普段の生活でずっと考えているわけではなくて、そういう意味では感情

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          訂正:一週間外に出ていない(一度の深夜徘徊を除く)

          三日間外に出ていない。 夏が帰ってきたなんてツイートをちらほら見かけたが、部屋が蒸し返るほどの暑さではないらしく、そうなると私には全く実感がない。 実際のところどうなんだろう。 延長戦の延長戦の夏は、部屋に籠る私にまでは届いてこない。 三日間外に出ていない。 し、少なくともあと二日間は外に出ない予定だ。 引きこもり体質に見えるかもしれないが、いや、確かに引きこもり「体質」ではあるが、体質に反発するように、意外にも私は外に出る。三日間も外出しなかったのは去年の3月ぶり、

          訂正:一週間外に出ていない(一度の深夜徘徊を除く)

          9割は喜んだり気づかなかったり気にしなかったりすること、残りの1割のことをどうしても無視できなくてなんだかいつも少しずつ損してしまう人、私は必要だと思うし愛おしく思うよ

          例えば、なにを「オモシロ」「萌え」「エロ」とするか、していいか。 それらってつまり、「消費」だと思うんです。 自分の利益のために何をどこまで利用していいとするか、それって人それぞれで。 例えばの例えばなんですけど、私は明らかに性的に強調されたシスターのコスプレが、苦手です。 (スリットが入っていたり、胸元が開いていたり) それは私がキリスト教を信じていなかったとしてもそうだと思う。 信仰ってそれをする人の核に近い部分にあって、大切なものなはず。 それをエロというコンテン

          9割は喜んだり気づかなかったり気にしなかったりすること、残りの1割のことをどうしても無視できなくてなんだかいつも少しずつ損してしまう人、私は必要だと思うし愛おしく思うよ

          暑いのか寒いのかわからなくてこの感じ本当に嫌いだけれど熱出すの自分的に久々なので嬉しい と思ったら全然二ヶ月ぶりだった 

          暑いのか寒いのかわからなくてこの感じ本当に嫌いだけれど熱出すの自分的に久々なので嬉しい  と、ツイートしようとして、一応カレンダーと記憶を掘り起こしたところ(エビデンスベースドの人間・出窓なも)、全然2ヶ月前に扁桃炎で39度出してた。 中高皆勤の私が、ここ数年急にどうしてしまったんだろうと思う。 中2から体調不良はあったものの、「ママが『休んでいいよ』と言ってくれるような体調不良」は滅多になくて、の結果の、6年間皆勤だった。 傷だらけの高校時代も、不登校にもなれず保健

          暑いのか寒いのかわからなくてこの感じ本当に嫌いだけれど熱出すの自分的に久々なので嬉しい と思ったら全然二ヶ月ぶりだった 

          大学6年生。卒業式の帰りに、借りパクしていた本を高校に返しに行った。

           2019年4月入学。2024年9月卒業。  医学部でもないのに「大学6年生」の秋、大学を卒業した。  なんでだろう。  なんでこうなっちゃったんだろう。  これ一つという理由は述べられないんだけれど、色んな致命傷と色んな延命措置がなぜか同じ結果を導き出して、私は留年しまくって、そして、卒業した。  大学の隣にある附属の高校に通っていたから、同じ学校に9年間お世話になったことになる。  TOだと思う。  卒業式は10:30から。  時間がなさすぎて、冷凍ミックス

          大学6年生。卒業式の帰りに、借りパクしていた本を高校に返しに行った。

          水になれない私たち

          幼馴染と水に触りに行った。 朝、お菓子とお水を買って、迎えに来てくれた車に乗った。 朝早かったから道中は眠たくて、けれど助手席の定めとして決して寝てはならないと知っていたから必死で我慢した。歌ったりした。 川への道は難しかった。 細くて木の根にまみれた道を下ると、川にたどり着いた。 なぜだかローファーで行ってしまって、大きな岩に靴を置いて水に入った。 川は海よりも冷たい。 少し上流に歩くと小さな滝があって、滑らかな岩肌を伝う水は薄っぺらいのに確実に流れていて、そのた

          水になれない私たち

          生活不履行

           おそらく何度目かのアラームで目が覚めた。  今日は通院の日。  ツイッターを開いたら、今朝の5時過ぎにnoteを投稿していたことが判明した。  そういえば、言われてみれば、カップラーメンを食べたし、ツイートしようとしたら毎度のとおり長くなって、noteにコピペして、何か書いた。  それを書き切って、投稿して、ご丁寧にリンクをツイートまでしている。  最近は記憶のないうちに色々なことをしているらしい。  悪さはしていないから、まあいいといえばいいんだけれど。  なん

          生活不履行

          小咄:眼鏡少女の浪漫って、レンズ越しに輪郭が歪んでいるあの部分に集約されているんじゃないの?

          こう見えて(?)、眼鏡がそれなりに好きです。 数えてみたら10本持っていました。 自分が眼鏡が好きだという以上に、眼鏡をかけた少女が好きです。 文学少女、優等生、おとなしそう、可憐、ミステリアス、或いは眼鏡を取ったらどうなるのか……さまざまな想像が捗りますね。 そう、眼鏡少女は浪漫に溢れているのです。 銀色の丸か楕円が一番好き、でもそれよりなにより大切なこと、それは度付きであることです。 眼鏡は本来、視力補正のための道具です。 (色弱用などなどもありますが、一般的な由来

          小咄:眼鏡少女の浪漫って、レンズ越しに輪郭が歪んでいるあの部分に集約されているんじゃないの?

          致死量のバター

          眠れないまま空が白んでくるのが大嫌いだから 早く冬が来ればいい 自暴自棄な気持ちになったから、こんな時間(04:18)からお酒を飲んでカップラーメンに致死量かと思うくらいのバターを入れた。 お腹がすいていたけれどわざわざ用意するのも億劫なくらい、重力は重たかった。 致死量がどれくらいかと言う話だけれど、まるまる太った青虫四匹分くらいです。本当に、まるまるだよ。ごめんなさい。本当に、今の脳味噌ではこれしか出てきませんでした。 とにかく、健康診断に引っかかるくらいのリスクで破滅

          致死量のバター

          九月五日 

          でも全然黒が好き。 黒と水色と銀色と灰色と白と、好き。 今日はたくさん歌を歌った。 歌を歌うのは、総評して、楽しい。 なぜだかはわからない。 目の前の具体的なことに焦ることなく迎える九月は四年ぶりかな。 第三者様に迷惑をかけるという心配はないものの、具体的な不安がなかったところでそのスペースには漠然とした不安が我が物顔で居座るだけなので、だからといってあまり安寧というわけではないかもしれません。 むしろ、やっぱり、寂しいというか、空虚、うん、空虚、です。 先日憧れの服飾

          九月五日 

          「キャラ変えた方が延命できるよ」

          「キャラ変えた方が延命できるよ」みたいな助言を受け、私は私の中で一番私な部分、私が美しいと感じるものを拡張して纏っているだけなので、はて、と一瞬戸惑った。 「いつまでそういうのやってるの?」と聞かれても、やっている、うん、そうなんだけれど、これが私が一番生きやすい形なのだから仕方がないし、自然なんだと思う。 私、イロモノとしてウケるために出窓なもというコンテンツだとか偶像であるわけではないんだ、伝わっているかはわからないけれど。 「こういうのの方がいいよ」と言われても、私

          「キャラ変えた方が延命できるよ」

          インターネットの海、夏休みの終わり

          夏休み最終日、携帯電話を壊してしまった。 海を泳いでいたら、防水なはずのケースから浸水してしまったようだった。 珍しく携帯電話が震えたと思って確認すれば「低電力モードが解除されました」の通知なのがオチで、自撮りなんかもめっきりしなくなった。音楽を聴くばかりで、もはや高機能なiPodである。 とはいえ、日本に生きる現代人として、さすがにであるので、さすがに新しい携帯電話を入手した。 引き継ぎができなかったから、色々なものが消えて、アプリも一から入れ直すことになった。

          インターネットの海、夏休みの終わり

          占いに行ったら、「21歳で運気が狂い出した」と言われた (アイドルを始めた歳です)

          欠かさず毎日歌っている 最近は三日に一度くらいは踊っている ただの歌って踊っている人になっている  いつの日かのための準備でもあるまいに いつの日かなんてもう私にはないのに ひたすらライブ動画を漁る時期と、とても見られない時期を繰り返している ひたすら見る時期は、毎日数本のライブ動画を見たり、この曲はこの回のがいいとかこのパートはこの回のがいいとかこの子はこの時こんな顔をしていたんだとか思いながら繰り返し繰り返し見る たかが一年5ヶ月、地下アイドルをやった 所謂妹グループ

          占いに行ったら、「21歳で運気が狂い出した」と言われた (アイドルを始めた歳です)