とても優良な参考資料
原稿執筆は試行錯誤の繰り返し。興味を引くタイトル、キャッチ、見出し。飽きのこない全体の構成。読みやすくてグイグイ引き込まれる文章。
そのすべてがパパーっと脳裏に浮かんでくればいいのだけど、そんな才能はないわけで……。
毎回キーボードに向かいながら、頭を抱えるのが定番のルーティーン。
そんな苦しみから脱するために、というわけではないけど、最近いい参考資料を見つけた。
ほとんどの家庭にそれはあって、見るのは無料。しかも毎日毎日、違う内容のに出合えるから、これを活用しない手はない。
それはテレビである。
普段、右から左へ流すように聞いているだけかもしれないが、耳に入る言葉を一つひとつ文字に置き換えてみると、それはとても読みやすい原稿になる訳で、分かりやすくてスーッと頭に入ってくる文章は憧れのひとつである。
なかでもドキュメント番組は、原稿の全体の構成を考えるうえでとても役に立つ。話に引き込む導入の入り方、視聴者を飽きさせない場面の切り替え方、印象に残るコメントの使い方、ラストのまとめ方など、為になる例を挙げると切りがない。
NHKの「プロジェクトX」「映像の世紀 バタフライエフェクト」、民放だと「ザ!世界仰天ニュース」「情熱大陸」などは、本当に勉強になる。
また、お笑い番組は、繰り広げられるトークや芸人さんの言葉のチョイスが、おもしろい原稿を書くうえでかなり参考になると思っている。だけど、そんな簡単にはテクニックを真似できず、本当にお笑いって難しい。流暢に話が出てくる芸人さんを尊敬します。
ちなみに、テレビと同じ視聴するコンテンツでも、YouTubeは参考にしていない。プロが作っている番組は別として、いちばんの理由は、素人さんが編集している番組は言葉の使い方を間違っているケースを多々見かけるから。
言葉遣いの正確さでいうと、やはりNHKがいちばん信用できるかな。
毎日、勉強の繰り返しです。
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