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脱兎

明日が12月になりますね。
クリスマスや大晦日、イベントが後半に多く、分散して欲しいなぁと思います

さて、本日も、新しい作品にちなんだお話です。

「脱兎」

題は「脱兎」です。
実験動物としての白うさぎが逃げる様を描きました。

「ニエの羊」でもお話した、6人1班の記憶を元に描いています。

初めてこの記事を読む方もいらっしゃるでしょうから、簡単に振り返りますね。
中学生の頃、お昼ご飯は6人1班だったのですが、席替えをクラスの担任がくじ引きと決めていたのに、どうやら操作したようで、当時虐められていたり、省かれていた人が、私を含めて6人1班、クラスの端の方に集められました。

その席順になって、初めてのお昼ご飯の時の、周りの視線やヒソヒソ話。あの空気感は忘れることができません。

この経験ですが、クラスの担任から見れば、1部の生徒は実験動物に等しかったのではないでしょうか。

「みんなが省いてる6人、くじ引き通りの席にすると、文句を言う子がいるから、6人を1班にまとめてしまえばいいのではないか」という仮定のもと、行った実験のように感じてしまいます。

そんな状況から逃げ出せていれば良かったものの、現実はそうはいかず、結局学校に行けなくなるまで実験動物よろしく扱われていた気がします。

逃げ出せなかった自分がもし逃げ出せていたら。
という想像をしながら描いた1枚です。


こちらの絵、BASEの方で販売していますので、詳しくは、プロフィールから飛んで頂けると幸いです。

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