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映画館のこと
こんばんは、お久しぶりの灰塔です。
このところもりもりシナリオをやったり、来るM3の準備であっぷあっぷしたりしております。M3はサークル参加なので楽しみ半分、不安半分といった状況です……とにかく、頒布物がないことだけは避けたいところ。
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さて、この間Xで見つけたタグで遊んでみました。
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どれかに偏るかなと思ったのですが、満遍なく分かれた中でも『映画館』という印象を抱いてくださる方が多いのだとわかりました。
確かによく映画に関するポストをしたり、ポストを観に行きたい映画のメモ代わりにもしています。
とはいえ『映画館』にめちゃくちゃ行くかと言えば、最近になってからのほうが多い。
ということで殊更『映画館』について書いてみようと思います。
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恐らく、初めに行った映画館で観た映画は今でも覚えています。夏休みのポケモン映画でした。
その頃は曖昧な記憶ですが、まだ全席指定ではなく…家族と〇〇座と名を冠するような映画館で観ました。
古い映画館だったので今はなくなってしまいましたが、幼心に『シンデレラに出てきそうな階段』を登ったところに恐らく2スクリーン。
それ以降の映画体験はモールに出来たシネコンが中心でした。
それなりの田舎でしたので、映画を観るために乗る電車を決め、帰り時間を家族に伝え、駅までの送り迎えをしてもらい…観た映画は邦画の有名作が多かった記憶です。
一人暮らしをするようになり、引っ越しをしたりしながらも数ヶ月に1回くらいは映画館に足を運んでいた気がします。
特にアマプラで映画を観るようになってから、映画への興味関心が高まり、アクセスしやすさとポイントカードの影響(とはいえ頻繁に持っていき忘れるのですが)で、TOHO系の映画館によく行くようになりました。
でも、幼少期の映画体験を擽るというか…街の単館系映画館もとても好き。
今年行ったところでは、吉祥寺UPLINKと、黄金町のジャックアンドベティがとても良かった。
前者では『ブルーを笑える日まで』という青春映画を観ました。青くとても美しい映画でした。
吉祥寺UPLINKはレトロフューチャーというか、80年代的近未来感を感じる独特な色合いの映画館です。小さな映画館ですが、館に入った時点で異空間に来たような感じでわくわくしました。
後者のジャックアンドベティは好きなドラマ『私立探偵濱マイク』のロケ場所・横浜日劇のお向かい。
これは地元の〇〇座(出身地をぼかすために伏せているのもありますが、本当に名称をおぼろげにしか覚えていない)を彷彿とさせるような階段、そして物販コーナーやレトロなチケット売り場。
こういう映画館が失くなることなく続いてほしい、と切に思いました。少し遠いのですが、なるべく足を運びたい映画館です。
こちらではR18指定作品の『花腐し』を観ました。
衰退していくアダルトビデオ業界をモチーフに少し退廃的な雰囲気がとても映画館と合っていた。
単館系の作品でしたが、ジャックアンドベティで観られてよかったと思います。
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あとは『カラオケ行こ!』を実は3回観たのですが、初めて応援上映を観ました。
何だかライヴに来たような雰囲気で、思い思いに好きなシーンや映画への愛が表現できる場でとても面白い経験でした。
応援上映は2回目に観た時なので、1回目は予備知識なしにしっかりとストーリーに浸り、大泣きしたのに2回目はほっこりとした気持ちでの鑑賞でした。
他にも観たい映画は常にポストしていて、そういえばシナリオを書いてもなんだか映画的表現をしているのかもなぁと思うこともあります。
例えば、一瞬の無言、主人公がふと視線を上げる、青い空が広がり、なんだか平和だなと思う。
もちろん、音声作品、基本的に画のない世界のお話なので「空、いい天気だ。平和だね」みたいな台詞を入れたりはするのですが、そういう時にカメラの動きを意識している、気がします。
もっと音声作品的な魅せ方をしていかないと……と思う反面、やっぱり映画や映像作品が好きで、どうにかその世界観を音のみで表現できないか模索する日々です。
落下の解剖学とオッペンハイマーは早めに観にいきたいですね。
それでは。