見出し画像

自分の人生は自分のもの


非情な支配から自分の人生を取り戻す

自分の人生を取り戻す。

こんなことを書くと、
「え、自分の人生は自分のもんでしょ?」と
びっくりされる人も多いのではないだろうか。

でも世の中には子どもを支配し、
その子の人生を自分の思うままに操ろうとする親もいる。
そう、毒親である。

私のごく近いところに、まさに親に人生を奪取され、
「自分」をなくしてしまっている人がいる。
学校選びから離婚まですべて親の言いなり。
自立して家を出るなんてとんでもない。
彼女は「親の面倒を診るため」に鎖でつながれている。
たぶん、彼女は一生あの小さな牢獄から解放されることはない。
解放されるのは、親が亡くなった時。
それ以外、解放される道はない。

毒親に子どもの頃から支配されていると、
「親の言うことが正しい」「親にそむくのは罪」と刷り込まれてしまう。
だから支配されていることも、毒親であることにも気づけない。
また親は絶対的存在なので、裏切ることへの恐怖感がある。
万が一、言いつけにそむけば、重い罪悪感にさいなまれてしまう。
距離を置こうと家を出ても、心をわしづかみにされているので、
自分の人生を歩むための一歩が前に出ない。
その支配力は絶大で、「洗脳」に匹敵する。

ここでも書いたが、私は自分の人生を取り戻したくちである。
しかし自分単独で気づくことはできず、カウンセリングによって
ようやく「自分の人生は自分のもの」ということに気づけた。
こちらでも詳しく書いている)
吉野先生に相談しなかったら……、
そう思うと、背中に冷たいものがつうっと落ちる。

自分の人生を歩むことに罪悪感を持たないで


毒親の多くは子どもの結婚や、
異性との交際を全力で反対する傾向にある。
それは何故か?
自分にとって、子どもが独身であるほうが都合がいいからだ。
家庭を持たせたら、そちらに気持ちが分散してしまう。
自分が一番でならなくては気が済まない毒親にとって、
自分以上に愛を注ぐ相手がいることが許せない。
ましてや子どもが自分以上に幸せになることも。

あなたのためを思って反対している。
あんな人と結婚してもうまくいくわけがない。
あんな程度の相手しか選べない。
幸せになれるわけがない。
私より男を選ぶのか。

毒親はさまざまな言葉を駆使し、結婚を阻止してくる。
「自分の人生は自分のもの」という認識がないと、
この時点で屈服し、外れかけていた心の鎖を自らまたかけてしまう。

一人でいることを強いるのは虐待以外のなにものでもない。
ましてや育てたことと天秤にかけるのは卑怯だ。
これに屈服してしまえば、一生自立することができない。
共依存のまま、自分の人生を手放すことになる。

支配され、洗脳された心を矯正するのはかなりの時間がかかる。
だが、「これでいい」とあきらめないで欲しい。

この世にたった一人のあなたの人生はあなたのもの。
他の誰のものでもない。
自分のため、自分の幸せのために生きることに罪悪感を持たないで。
誰にでも幸せになる権利はあるのだから。

◇◇◇◇◇
会社に頼らない「わたし」らしい生き方をコンセプトにしたオンライン・スクール&サロン「アカデミア・ミネルヴァ」を本日よりリリースいたしました。
初回のセミナーは「3か月で人生を変える! 『わたし』を表現する文章の書き方レッスン」です。
詳細はこちらから。

新著「死んでも女性ホルモン減らさない!」、好評発売中です。



いいなと思ったら応援しよう!