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自分自身にポジティブ・ハラスメント
「ポジティブ・ハラスメント」って何!?
ポジティブ・ハラスメントという言葉を初めて聞いた。
「前向きにいきましょうよ!」とか、
「そんな後ろ向きの考えしてるからダメなのよ」みたいにポジティブであることを強要することを、そう言うらしい。
何でもハラスメントになる世の中、
気を付けなくちゃいけないと思ったと同時に、
私は私自身にポジティブ・ハラスメントをしていたことに気づく。
自分にポジティブを強要してないか?
がんばらなくてもいいのにがんばったり、
「しんどい」と言わずガマンしたり、
「甘えは罪悪」と思って何でも自分でやってしまうのも「ポジティブにがんばってる自分」を自分に課してきたからだと思う。
仕事柄、外に見せている私と本来の自分に弱冠の差があるからか、ひとりになった時、妙にホッとするし、疲れがどっと出る。
その主因は「本来の自分」が「外向きの私」に
ポジティブ・ハラスメントを行い、ムリにがんばらせているのだ。
だから時折、無性にしんどくなるんだと思う。
しんどいのに、
ホントは泣きたいのに、
なまけたいのに、
「このくらいで負けたらポジティブな私らしくない」とがんばってしまう。
だから余計、しんどくなる。
カウンセリングを受け、「ムリにがんばらなくていい」ことを知った。
ムリにがんばっていたのは、外向けの自分。
本来の自分と、外向けの自分のギャップをもう少し小さくする、つまりポジティブ・ハラスメントを自分にしなければいい。
セルフ「ポジティブ・ハラスメント」で得たこと
頭ではわかっているんだけど、長年ついたクセはなかなか抜けない。
あと私は「ちょっとがんばっている自分が好き」なのだ。
「呪いの言葉」で否定され続け、自己肯定感を無くした
どうしようもなく弱かった本来の私が、
いざ外向けの顔になると強く、自信に満ちた私になれる。
スパイダーマンみたいに。
私は自分にポジティブ・ハラスメントを行うことで弱い自分を鼓舞し、ムリをしながらも小さな成功体験を重ね、徐々に自信をつけていったのだと思う。
人にポジティブを強要することはこれからもしないけど、自分には課していくんだろうなぁ、間違いなく。
でもそれによって、「そのまんまの自分」を認められるようになってきた。
だから良しとしたい。
その分、プライベートではどうしようもなく
だらしない人間になりそうだし、
オットには甘えてしまうと思うけど。
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