「伝わらない」文章の5つの共通点
「伝わらない文章」は相手を不安にさせる
「ニューノーマル時代」と言われるようになって2年が経った今、仕事の仕方も大きく変わった。
「人と直接会うこと」が良しとされないニューノーマル時代のコミュニケーションツールは、以前にも増してオンラインばかり。
その中でも、特にメールはビジネスツールの主と言ってもいいだろう。
そうなると、ものを言うのが「書く力」である。
「書く力」がないと、依頼したい内容すら相手に伝わらない。
伝わらないどころか、依頼内容が伝わらない文章は、読み手を不安にさせる。
「この仕事を受けてもいいのだろうか?」と。
私自身、そうした不安を抱いたことがある。
その方の文章は、丁寧であることに間違いはない。
しかし、何度読み返しても何が言いたいのかわからない。
困った挙句、「こういったご依頼で間違えないですか?」と確認メールを送った。
「はい、そちらでお願いします」とのことだったが、真の依頼内容はだいぶ違っていた。
結果、仕事はやり直しになった。
「伝わらない文章」の5つ特徴
原因は、やり取りした文章のこんな点にある。
①伝えたいことを整理できていない
②過剰に丁寧
③一文が長すぎる
④主語と述語がかみ合っていない
⑤文法がおかしい
まだまだたくさんあるが、ザっと挙げるとこんなところだ。
私もいいオトナなので、こういったメールをもらっても、怒ったりはしない。
ただ、仕事がスムーズに進まないので、「イラッ」とはする。
そして、「できることなら、担当が変わってくれたらいいな」と心の中で思ったりもする。
そう、メールがビジネスツールの主の今、「書く力」がないと、仕事を失いかねない。
「書く力」がある人=また仕事がしたい人
それに対し、「書く力」がある人との仕事は快適そのものだ。
指示が一発でわかるので、仕事がすぐに終わる。
コミュニケーションもスムーズなので、ストレスもない。
「書く力」がある人は、「この人とまた仕事がしたいな」と思わせてくれる。
「たかがメールの書き方で…」と思うかもしれないが、「書く力」は、その後のキャリアを左右する重要なものなのだ。
今こそ、「書く力」を磨こう。
自分のために、そして、「この人とまた仕事がしたい」と思ってもらえる人になるためにも。