お腹の子と初めての共同作業。
こんにちは。無事出産を終えまして、母親初心者として絶賛奮闘中の毎日でしたが少しづつ赤ちゃんも寝てくれる時間ができたので、このすきに!忘れないうちに出産したときの気持ちを、ブログに残しておきたいと思います。
予定日を過ぎて一週間。誘発剤を使っての出産となりました。
いざ急に入院日が決まると、自然の流れに逆らった出産をすることへの不安が一気に募ってきて、前日の夜も、当日の朝もなんだか泣けてきました。
そんな前日に、私のブログを読んで、美容師の恩師でもある方から応援メッセージと一緒に「Minmiのキセキ」をみると辛いけど、赤ちゃんのために頑張れるからね!と。
教えてもらうまで、その歌や本を知らなくて、Minmiの書いたキセキという歌と本を前日に聞いたり読んだりしていました。
赤ちゃんにとっても十ヶ月十日。ずっとお腹の羊水の中で外の世界も知らずにぷかぷかと居心地の良い空間にいた赤ちゃん。でもそこから外の世界へ行くことはすっごく勇気のいることで、お母さん以上に苦しい思いをして一生懸命、外の世界に出てこようとしていること、これが初めての母親との共同作業になることがその本や歌では描かれていました。
すごく赤ちゃん目線の歌詞や内容になっていて、
あぁ。大事なこと忘れてたなぁと。
出産ってどれくらい痛いのか、つい母親の痛みにばかり目がいってしまっていて、命がけの思いで苦しい思いをするのは私だけじゃなくて赤ちゃんも一緒で。むしろ赤ちゃんがメインだったんだなぁと気付けました。
そう思えたら、いざ病院についたら覚悟が決まって、赤ちゃんと頑張ろうと思えました。
入院してから、一日目だけではなかなか出てこれず、二日目も誘発剤を使っての点滴が始まりました。
そこから1時間もしないうちにものすごい痛さが。これが陣痛ってやつなのか!と思ったのですが、誘発剤を使ってるおかげで進みも早く、あっという間に激痛が。
途中で破水もしてしまい、赤ちゃんが降りてくる前にどんどん私の体だけが出産の準備をはじめちゃってる状態でした。
お医者さんにも「子宮口の開きや破水に対して、まだ赤ちゃんが上にいるから、もしこれ以上降りれなそうな場合は、赤ちゃんも苦しくなっちゃうから帝王切開になる可能性も視野にいれておいてくださいね」と。
そんなときにキセキの本が頭に浮かんできて、赤ちゃん今すごく苦しいかなぁなんて考えていました。
そこから急にずんずんずんと下に下がってくる感覚が。
もうそこから苦しくて、激しく乱れていました笑。
助産師さんが苦しい間、ずーっと腰やおしりをさすったり抑えてくれたりしていて、もうその行為が本当に本当にありがたくて。
正直、助産師さんなしでは、出産できなかったんじゃないかと思うほど。
赤ちゃんの力もあって、一気に出産が近づいてきました。
私が酸素をすって赤ちゃんにパスして、赤ちゃんがそこからぐーっと出ようとしてくる感覚。
赤ちゃんが出ようとするタイミングでひたすらに私は力をいれてました。ずっとその連続で、ちょっとづつ赤ちゃんの頭がでてくるのが自分でも感じました。
「あともうちょっと!もうちょっと!」
と助産師さんもずーっとサポートしてくれていて、私は必死に酸素をすって力をいれて、赤ちゃんも頑張って。
そうしている間に赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
出産が終わって赤ちゃんを抱かせてもらったとき、自然と涙が溢れてきました。
この子が頑張ってくれたから、やっと会えたんだなぁと。
こんなに愛しさで涙が溢れて、胸がいっぱいになる感覚は、生きてきた中で初めての感情でした。
そこからの入院生活も、分からないことだらけの毎日でしたが、助産師さんたちによる24時間フルサポートのおかげでなんとか乗り切ることができました。
こうして、赤ちゃんと過ごす日々の中で、少しづつ母親として成長させてもらえるんだなぁと。
退院の日、やっと旦那さんにも会うことができました。
この一週間は、私にとっても旦那さんにとっても、すごくすごく長く感じて、一日でも早く、赤ちゃんと旦那さんを会わせてあげたいなぁなんて思っていました。
お迎えの日、エレベーターの前で赤ちゃんを待つ旦那さんの顔は緊張していて、赤ちゃんを初めて抱く旦那さんの手は震えていました
「やっと会えたねぇ」と涙をこぼすもんだから、私もつられて泣いちゃいました。
帰りの車もなんだか胸がいっぱいでこりゃまた涙が止まらなくて。
命の誕生ってこんなに尊いものなんですね。
色んな感情を教えてくれた子供に感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもきっと色々な感情を教えてくれるんだろうなぁ〜
まだまだ分からないことだらけで、絶賛奮闘中の毎日ですが、そんな日々の中でも、小さな幸せを感じて一日一日大切に過ごしていければと思っています。
この子の為ならなんでも頑張れる!
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