ひとつの身体にふたつの心臓。
こんばんは。まだ出ていないかとそろそろ周りをひやひやさせていそうで、申し訳なくなってきた澁谷です笑。
最近はブログを書くことで気持ちが整理されていくので、ブログを書いています。またまた美容のことでも、お店のことでもなく、私の気持ちブログではありますが、お時間あれば、お付き合いください。
陣痛は自然にくるものだと思っていたので、なかなかこないと不安になる気持ちがあることを自分が体験して初めて知りました。そんな中、陣痛を促進しながらの入院の日が決定しました。
促進剤や誘発剤を利用して産むことになっても、帝王切開になったとしても、母子共に安全に生まれてくれればそれは一番なことで。そうは分かっていても、いざ出産が近づくと、本能なのか自然に産んであげたいと思ってしまうものなんですね〜。そんな感情も、自分が体験して初めて知りました。
毎晩「陣痛こない。なぜ」「陣痛いつくる?」なんて検索して眠る毎日です笑。検索しても何も解決には繋がらないので、本当はもっと楽観的に待つのがいいんだろうなぁ。
そんな検索をしている中、仙台のとある整骨院で「陣痛を起こしてもらいました!」なんていう口コミを発見して、もう入院の日まで2日しかないのですが、天にもすがる気持ちで、予約の電話を。
なかなか予約が取れないと書いてあったのでダメ元で電話をかけたのですが、案の定、週末は予約満席でご案内は難しいとのこと。
仕方ないと思って電話を切った後、すぐにかけなおしてくださって、予約を調整してもらってぎりぎり日曜日の今日に予約を入れてもらえました。
伺ったところ、なんと今日は定休日。
私の計画入院が月曜日に決まっていることを知って定休日にも関わらず、「今日、陣痛がきてくれるようにして施術していこっか!」と。
昔から通ってたわけでもなく、常連客でもなかったこの私のためにお店をわざわざお店を開けてくれたのです。
先生も知識や技術が豊富な方で、ありとあらゆる手法を使って私の体をあっためつつ、陣痛が無事自然にきてくれるようにと、体をゆるめていってくれました。お腹の子宮もきゅーっとはっていく感覚も。
私が不安なことを話しても、大丈夫大丈夫!と色んな知識を踏まえた上で、解決策を教えてくれて、リラックスさせてくれました。
2時間近く、丁寧に、丁寧に。お腹の子が無事に産まれますようにと気持ちを込めて施術してくれている気持ちが伝わって、なんだか泣きそうになりました。
最後にはお灸と、安産祈願のお守り、私が本が好きだと話していたので、本までいただいてしまいました。
なんだか私、感動してしまって。
技術者の鏡だなぁと。
予定日を過ぎた妊婦を受け入れることにも勇気がいることだと思いますし、陣痛を自然に起こしたいなんていう願いも本当だったら、受け入れられない願いだと思うんですよね。
でも、そういった患者さんを進んで優先的に受け入れてくれている。
そしてその願いを実際にかなえてもらってる妊婦さんがたくさんいて、救われている。
その願いを叶えられるのって、自信をもってうちにおいでと言えるのは、それほど患者さんの気持ちに寄り添ってくれていて、先生が、そのための技術、知識をたくさんの時間をかけて勉強してくれているおかげなんだぁと。
今日、先生の施術のおかげで自然に私も今晩、陣痛がくるかもしれないし、もしかしたら間に合わず、明日入院でなんらかの治療を受けて出産するかもしれませんが、なんだか後悔なく出産に挑めるなぁって思えるんです。
あれだけやってもらえたんだから、きっとどんな形になっても安産かなぁって思えるんですよね。
施術者って、技術者ってすごい。
私もこんな風にお店をでたときに、
「あぁなんだか救われたなぁ。ここにきて良かったなぁ。」
って心底思ってもらえる人になりたいなぁ。
今は色んな講演会などで、経営、コンサルティング、色んな勉強会もあるけれど、やっぱり技術職はお客様に対して、どれだけ自分の技術や知識を持って本気で向き合えるか。
その為に、自分が惜しみなくどれほど努力できるか。
そこに尽きるなぁと改めて感じた一日。
今日行った整骨院の先生が本を出していて、一週間前に購入し、すでに読み終えたんですけど、身体の仕組みが分かってすごく面白かった。
この本を読んで、坐骨神経痛に対するストレッチを自分なりにしてみたら、だいぶ腰も良くなりました!身体ってつながっているんなぁ。
自分が買う物のこと、服のこと、家電のことってすごく深く調べるのに、意外と自分の身体のことって、無頓着でなにも知らない。
基本的な身体の構造を知るだけでも、自分の不調を自分なりに向き合えたりするんだなって思えました。
気になる方は、是非読んでみてくださいね!
今日陣痛くるかなぁ。
計画通り明日入院かなぁ。
どちらになったとしても、一つの体で2つの心臓がとくとくなってた一心同体のこの体とも、もう終わりなんだなぁ。
そう思うと少し、こんなぽんぽこお腹でも愛しく感じます。
いろーんな人に支えられ、最後まで周りに感謝ばかりだった妊婦期間。
たくさんの感情を知れました。
どんな出産になるのか、まだ自分でも想像がつかないけれど、どうか無事に健康な赤ちゃんが産まれますように!
今度こそ、これが産前最後のブログです。笑
頑張ります!
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