お酒を飲む場は楽しいよ─#日本酒のできごと(2024/02/05-02/11)
「日本酒のできごと」は、日本酒にまつわるニュースや動向を週1でまとめたマガジンです。ごはん同盟のシライジュンイチ(@hair5mm)が、毎週月曜に更新しています。
今週飲んだお酒は、千葉県・岩瀬酒造「i240 総の舞 無濾過生原酒」。いつも立ち寄る錦糸町パルコのIMADEYA SUMIDAの角打ちでいただきました。こちらの酒蔵の仕込水は超硬水で、口当たりがまぁ力強い!揚げ物やグリルなど、油を多めに使った料理との相性が良さそう。
「酒蔵」のできごと
・白山市で被災酒蔵の酒造り“代行” 通常より辛口も「いい味」に
地震で被災した石川県能登町の数馬酒造のもろみを、同じく石川県白山市の車多酒造が預かり、搾りと瓶詰めの作業を行ったというお話。
・沖縄唯一の日本酒、泡盛メーカーが継ぐ 泰石酒造から南島酒販・請福酒造へ 「米どころ」石垣島で製造
日本最南端にある沖縄本島の日本酒蔵・泰石酒造が、M&Aを経て、石垣島に移転。石垣島は日本で一番早く新米が採れる土地だから、ここで造られる日本酒は日本で一番早い新酒となりそう。
・全国新酒鑑評会に出品へ 酒蔵で酒の「搾り」作業 会津美里町
鑑評会向け出品酒の造りが、着々と!
・大潟町小6年生 竹田酒造店で酒の仕込み体験
酒造りに参加した児童たちが二十歳になった時にプレゼントにされるとか。とっても素敵な日本酒体験!
・炭酸×甘さ控えめ×低アルコールのJAPAN SODAに新フレーバー登場「日本盛 JAPAN SODA 柚子 180mlボトル缶」新発売のお知らせ
柚子の果汁と炭酸を加えシンプルに仕上げた日本酒ソーダ。フレーバー日本酒はもっと増えていくと予想。
「国内」のできごと
・ついにできた!北海道で山田錦 「酒米の王様」使い、6蔵が新酒仕込み中
北海道の酒造りの環境(米、水、気候)が整いすぎて、これからの動きにさらに注目したい。
・ふくしまの酒をPRへ新ポスター 県職員がデザイン手がける
「ふくしまの酒がおいしい10の秘密を知ってるかい?」と題したポスター。福島県は、酒蔵と自治体と研究施設が一体となって取り組んでいるイメージです。
・日本酒身近に、大学生らアイデア競う 最優秀に崇城大チーム 熊本市でコンテスト
日本酒を飲んでもらうきっかけづくりとして、「お酒を飲む場は楽しいよ」とPRする企画が最優秀賞に選出。日本酒そのものよりも、お酒の周辺の楽しさや面白さを伝えるのはとてもよいと思う。
「海外」のできごと
・カンボジア初のハイエンド向け日本酒プロモーションイベント「SAKE OPEN」を開催!高級和食ブームのカンボジアに高級日本酒マーケットを確立!
カンボジアには日本食レストランが250店舗以上あり、人口一人当たりの日本食レストランの数は東南アジアで最も多いのだとか。それならチャンスはあるよね。
#編集後記
これはもう先々週の話題なのですが、2/4(土)に、各々が秘蔵している剣菱を持ち寄る「#秘蔵剣菱の会」に参加してきました。私が持っていったのは、令和二年製造の「灘の生一本」です。
一部・二部通しで、7時間も剣菱だけを飲み続ける、愛すべきイカれた酒飲みたちが集った会だったのですが、すでにまた参加したいという気持ちがふつふつと。参加者のみなさんからいろいろな自家熟成の方法を聞き、さっそく実践していきたいと思います。完全に沼だな。
当日の模様はこちらから。主催の木村咲貴さん、素晴らしいイベント、ありがとうございました!
2/11(土)は、東京・虎ノ門にある日本の酒情報館で、能登・北陸の酒蔵を応援する会の勉強会に参加。「応援し続けるためには、まず知らなければならない」は、ホントその通り。
蔵元杜氏や社員杜氏による酒造りが現在の主流になりつつあるけれど、杜氏集団の功績についてはちゃんと学んでおきたいところ(1980~90年代あたりの書籍を掘ってみよう)。
2024年のdancyu日本酒特集号のテーマは「王道の日本酒」。
末席ながら、タイアップ記事で取材・執筆を担当しています。
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