第5話「特訓」( ^ω^)ブーンがスーパーサブとして流れを変えるようです
2連休の後の月曜日 今日からは1,2年生合同の練習が始まる 何度も言うがドクオは1年生にしてスタメン入りを果たしたが、ドクオと同等、もしくはそれ以上の実力を持つブーンはスタミナ不足が原因でスタメンに選ばれなかった
( ^ω^)「ドクオ、俺サッカーが強くなりてぇお!
俺も走れば強くなれるかお?」
(’A`)「なれると信じて毎日走れ 追いつきたいなら俺の倍な」
相変わらずバスの左側を陣取り、ドクオと話しながら学校に向かう
( ^ω^)「ドクオって毎日何km走ってるんだお?」
(’A`)「20kmだ」
( ;^ω^)…
( ;^ω^)「倍走るとしたら40km?」
(’A`)「ほぼ琵琶湖じゃん」
まぁそこは、徐々に長い距離を走れるようになっていけば良いだろう そしてバスは学校に着いた
____毘府高校・一年六組教室____
(現_文)「そう言うと男は闇に向かって走って行ったのであった」
( ^ω^)(走る…スタミナ…)
____毘府高校・選択教室B____
(生_物)「ATPが分解され、リン酸が1つ外れてADPになるとエネルギーが…」
( ^ω^)(エネルギー…スタミナ…)
____毘府高校・食堂____
(’A`)「昼飯何にする?」
( ^ω^)「スタミナ丼」
(’A`)「俺もそうするわ」
ブーンはスタミナ不足の事をずっと気にしていた
思い返してみればこれが初めてでは無かった
中学時代、フットサルクラブに居た時から持久力の無い方だった ただ周りと差をつけるスキルだけで乗り切ってきた
そのツケが今になってまた回って来たのだ
(’A`)「まぁそんなクヨクヨすんなよ」
( ;^ω^)「そんなにクヨクヨしてた?」
(’A`)「負のオーラが出てたぜ…メシが不味くなる、今は部活の前にしっかり食っておこうぜ」
( ^ω^)「おう、その通りだお 腹が減ってはサッカーはできぬ」
2人それぞれがスタミナ丼の前で手を合わせた
(’A`)「では、食材に感謝を込めて…」
(’A`)「いただきマースマースマスカット🍇」
( ^ω^)「ラーリラーリラリアット💪」
( ^ω^)(’A`)「いってってってっててレッツゴー」
いざ実食、半熟卵が豚肉に絡み、旨みを出している
筋肉をつくるのに不可欠なタンパク質が体に吸収されて行く
( *^ω^)(*’A`)「美味しいヤミー❗️✨🤟😁👍感謝❗️🙌✨感謝❗️🙌✨またいっぱい食べたいな❗️🍖😋🍴✨デリシャッ‼️🙏✨シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャ‼️🙏✨ シャッッ‼ハッピー🌟スマイル❗️👉😁👈」
( ><)(見てるこっちが恥ずかしくなるんです…)
天野がブーンとドクオから離れた所から、2人を鷹のような鋭い目で見ていた
____毘府高校・グラウンド____
6限目が終わり部活動が始まった
/ ,' 3 「みなさん時間通り集まってくれてありがとうございます 地区大会が近いのでこれから練習の量は増えますが、頑張って着いてきてください
くれぐれも無理はしないように」
部員「ハイッ!」
/ ,' 3 「あ、あと明日実践練習としてエリア限定戦というものをしようと思います」
( ^ω^)「エリア限定戦ってなんだお?ドクオ知ってる?」
(’A`)「しらね なんだろうな」
小声で聞きなれない単語を確認したが二人して知らない
/ ,' 3「二年生は何度かエリア限定戦やってますから、知らない一年生は先輩に聞いてください では練習開始」
さて、本日我々がしていく練習はダッシュ&シュートでございます
この練習はパサーがボールを出したと同時に
ゴール前に並んだ2つのコーンまで走り、
その間でシュートを撃つという一見単純だが、これを何周もするため、なかなかハードなトレーニングとなっている
キーパーの新田先輩がゴール前に立ち、パサーとして白木、近藤先輩・天野・西尾が右側に立つ
他の部員は2年が前、1年が後ろに一列で並んだ
∫ ∫一Å一)「コーン越えない程度に奥にパスしてね」
(个△个)「ハイッ」
牛間のスルーパスを東先輩がカーブで決める
( ゚∀゚)「ヘイ!」
(‐λ‐)「ハイッ」
続いて西尾のスルーパスを長岡先輩が豪快にゴールに叩き込む
( ^ω^)(これ本当にサイドバックのシュートかお?)
続々とボールが蹴り出される中でさっきの疑問を盛山先輩に問いかける
( ^ω^)「あの〜盛山先輩、エリア限定戦ってなんですか?」
(・∀・)「面白いゾ〜」
答えになってない
( ;^ω^)「詳細教えてくださいお」
(・∀・)「それは明日までのお楽しみで良いんじゃないか」
( ^ω^)「そうもったいぶらずに」
(・∀・)「しょうがねぇなぁ 次俺の番だから3行で説明するゾ〜
コートを
7つに区切って
その中で試合」
そう言うと盛山先輩は白木先輩が出したボールに直線状に走り出し、左上に鋭いシュートを決めた
('Д")「よしこれで2年は全員やったな、一年生やり方は分かったか?」
( ^ω^)(’A`)「ハイッ」
('Д")「じゃあ次 左京、これ結構キツいけど最後までやれっか?」
( ^ω^)「サッカーが強くなりたいという気持ちさえあれば、俺は乗り切れますお!」
('Д")「よし、その意気だ」
白木先輩からのスルーパスに駆けつけてシュートを放ち、ゴールの左下隅に突き刺した
( *^ω^)(楽勝 楽勝 これなら余裕でいけるお)
20分後
(;´ω`)「き、きっちぃ〜」
4周目あたりから気づいていたが、スタミナ不足というものは気合いでなんとかできるものでは無い
( ><)「次ブーン君ですよ」
天野が20M先にボールを蹴り出した
⊂二二二( ; `ω´)二⊃「う、うおおおおぉ!!!!」
無理やり足を前に出し走り出した、少しの間疲れを忘れコーンまで駆け抜ける
勢いそのまま放ったシュートはスピードはあるものの、コースは右側の中途半端な位置に飛んだ
(´・ω・`)「甘い」
新田先輩が左足を出し体を入れて、両手で受け止める
(;´ω`)「うへぇっ…」
疲れが一気に体にのしかかりブーンはその場に倒れ込んだ
(・∀・)「邪魔になるから運ぶゾ〜」
盛山先輩に後ろから抱えられ、足を引きずりながら運ばれた
(’A`)(またこのパターンか)
(´・ω・`)「次、霧島が蹴ったら休憩しよう」
(’A`)「はい」
ゴール前から新田先輩の声が響く、そしてドクオが右側斜めにダッシュし、左足で巻くようにカーブをかける 弧を描いたボールはコースこそ良かったが、新田先輩の右手によって弾かれた
(・∀・)「よし、全員休憩だ」
(;个△个)「あぁぁ パス出すだけでも結構疲れる」
( ;ФωФ)「走る側はそんなもんじゃないであるよ」
_( _´ω`)_フゥ
四肢を伸ばし芝に倒れているブーンに新田先輩が声をかけた
(´・ω・`)「もしかして左京は短距離型か?」
( ;^ω^)「はい バキバキ短距離型ですお」
(´・ω・`)「50M走は何秒?」
( ^ω^)「6.4秒ですお」
(´・ω・`)「この前のマラソン大会 何位だった?」
( ;^ω^)「320人中187位」
(´・ω・`)「うんバキバキ短距離だな」
( ^ω^)「自分で言うのもあれですけど 速く走ることは出来るのに 長く走ることが全然出来なくて これは何故なんでしょう?」
(’A`)「それは俺も気になるな」
(´・ω・`)「じゃあ教えていくぞ、同じ【走る】という行為なのに、なぜ足が速くてもスタミナがないのか
これは筋肉に赤筋と白筋があるからなんだ」
( ^ω^)(’A`)「赤筋と白筋?」
ショボンの超分かる筋肉講座
(´・ω・`)「その名の通り赤筋は赤い筋肉、
白筋は白っぽい色をした筋肉のことなんだが、
この2つの筋肉は得意な運動の仕方が違うんだ」
(’A`)「二種類あるんすか てっきり筋肉は赤いもんだと思ってました」
(´・ω・`)「たしかに筋肉には血が流れてるから赤のイメージがあるかもな 魚に赤身魚・白身魚の2種類があることをイメージすると分かりやすいと思う、これも筋肉の違いによるものだ」
(´・ω・`)「まず赤筋について解説していくぞ
赤筋は【遅筋】とも呼ばれていて、パワーは小さいが、酸素を多く取り入れる事によって長時間に渡って効率よくエネルギーを作る事が出来るんだ
長距離を走るマラソン選手は、この筋肉が多いぞ」
(´・ω・`)「マグロやカツオなどの魚はこの赤筋が多く、赤身魚に分類されているな」
(’A`)「そうか!マグロは常に泳ぎ続けないと呼吸が止まっちゃうから疲れにくい筋肉が多いのか」
(´・ω・`)「そういうことになるな」
(´・ω・`)「次に白筋について解説していくぞ
白筋は【速筋】とも呼ばれる、瞬発力に優れている筋肉だ 短時間に大きなパワーを発揮できる代わりに、持続的な運動が苦手で疲れやすいんだ」
(´・ω・`)「ヒラメなどの白身魚は敵から逃げるため、この白筋が多いんだ」
(・∀・)「ブーン ちょっと足失礼するゾ〜」
( ;^ω^)「んわぉぉ?!」
盛山先輩がブーンの足を両手で挟むように触った
(・∀・)「ふむふむ、なるほど ふくらはぎの裏側の腓腹筋が発達してるみたいだ、でも足細いし全体的に筋肉量が少ないみてーだな」
(´・ω・`)「腓腹筋は走る跳ぶといった推進力を司る筋肉で、白筋の割合が多い」
( ^ω^)「なるほど、だから俺は速く走れるけど疲れやすいって事なんですかお」
(・∀・)「だな、ブーンの筋肉は極端に瞬発力に偏ってる、逆にドクオの方はどっちもバランス良くついてるな」
( ^ω^)「逆に持久力をつけたいなら どこの筋肉を鍛えれば良いんですお?」
(´・ω・`)「ヒラメ筋だ 腓腹筋の内側にある細長い筋肉で、赤筋の割合が多くマラソンには欠かせない筋肉だ」
( ^ω^)「なるほど、じゃあヒラメ筋を鍛えて持久力をつければ…」
( ;^ω^)「ん?」
ここでブーンがおかしな点に気づく
(・∀・)「どうした?」
ドクオの足を触りながら盛山先輩が問いかける
( ^ω^)「ヒラメは白身魚だから瞬発力に優れてるんですよね?」
(´・ω・`)「あぁ そうだよ」
( ^ω^)「なのにヒラメ筋は持久力メインの筋肉なんですかお?」
(*´・ω・`)「はっはっはw ヒラメ筋って名前で呼ばれてるのは、ヒラメのように薄い筋肉だからだよ 筋肉自体は赤くては持久型さ」
( ;^ω^)「ま、紛らわしぃー!」
こうして、筋肉トークで盛り上がった後、練習を再開し、再びブーンはバテバテになる
3対2 攻撃練習
長岡先輩がスタート地点から伊織先輩に対してボールを蹴り出し、攻撃スタート 攻撃側3人が横のラインを揃え、駆け上がる
(=゚ω゚)ノ「行け、左京君!」
伊織先輩から左サイドの深いところにスルーパスが出された
もしブーンが、体力満タンの状態で走り込んでパスを受けとっていれば大チャンスであったが、今のブーンでは1人でサイドを打開するだけのスタミナが残っていない ブーンがボールにたどり着いた時には白木先輩が目の前で構えていた
( ;^ω^)「伊織先輩!」
左足でワンタッチパスを出した
(;=゚ω゚)ノ「えぇ、もうちょっと前まで運んでからパスしてよう」
浅い位置でのパス交換になってしまった
伊織先輩がシザースで天野にシザースで1対1を仕掛ける
(=゚ω゚)ノ ◝◞⚽️ (>< )
伊織先輩はボールをまたぐ動作から流れるように、右に切り込んだ
しかし天野がそれをしっかりと見て足を伸ばし、ボールはタッチラインを割った
( *><)「わ!やったぁ!」
(=゚ω゚)ノ「よく止めるなぁ天野君」
これでチームは交代、自分が出ていない時は短時間だが休憩できる時間となる
(* ^ω◇ゞゴクゴクゴク プッハー
( ゚∀゚)「おい左京、休みながらで良いから他の人の練習見とけよ」
( ^ω^)つ□「は、はいですお」
給水しながらチームメイトのプレーを見学することにした
ドクオが左足でボールの下側を蹴ってクロスを上げる
そこに走り込むのは身長183cmの大型FW草野先輩、
その先に待ち構えているは身長181cmのSB近藤先輩
サッカー部の180cm代の2人がヘディングで競り合おうとしている
( ゚∀゚)「左京はこの競り合いどっちが勝つと思う?」
( ^ω^)つ□「これは見た感じ草野さんに軍配が上がりそうですかね」
ドクオのクロスの落下点を見極めて両者共に跳んだ
しかし、先にボールに触れたのは
その後ろから飛び出した新田先輩の両手だ
(* ゚∀゚)「うおぉ!ショボン ナイス飛び出し」
(0 L0)「くっそ〜」
いくら高さがあり、ヘディングが強い選手であっても、ゴールキーパーには敵わない 手を使えるキーパーよりも高く跳べることなど有り得ない
ましてや身長190cmの新田先輩という規格外の大きさのキーパーが相手であれば尚更だ
(0 L0)「ドクオ 良いクロスだったぞ」
(*’A`)「ありがとうございます!」
天野とドクオはブーンと違い、一時間近くバテずに走り続けているそして1年生でありながら、2年生の先輩とほぼ互角に渡り合っている ブーンはこの2人を見て、スタメンの壁というものを感じた
____毘府高校・サッカー部部室____
部員全員の汗により、この部屋は男臭と熱気に包まれている
着替えるために足をあげた、それだけで疲れが足を襲う
( ^ω^)「なぁドクオ、スタメンってもしかして
スタミナがあるメンバーってコトなのかお?」
(’A`)「スターティングメンバーだよ」
( ^ω^)「名前にスターって入ってるの羨ましいんですけど!いいなぁ〜俺も早くスタメンになりたいお」
(´・ω・`)「何故、左京はそんなにスタメンに拘泥するんだ?」
新田先輩が問いかけてきた、選手だったらスタメン入りを目指すのは当たり前だと思うが、これはしなくていいムダな質問、空質問のようにも感じた
( ;^ω^)「それは、スタメンになれば安定して試合に出る機会が得られますし、
最初から出た方が出番が長いじゃ無いですか」
(´・ω・`)「何故、そんなに長いこと試合に出たいんだ?」
( ^ω^)「え、長く出たいでしょうそりゃ」
(´・ω・`)「何故」
さっきから質問攻めを繰り返す新田先輩
(´・ω・`)「俺はチームが勝つために戦っている もし俺より凄いキーパーがこのチームに現れたら、もし俺がゴールを守るよりもそいつが守った方がチームにとって得だとしたら、俺は喜んでそいつにキーパーの座を譲るつもりだ
チームとして勝てるなら、スタメンなんて些細なものさ」
( ^ω^)「チームで…じゃあ先輩はチームで勝てるならベンチでも気にしないんですかお?」
(´・ω・`)「その方が勝てるなら俺はそれで良い 俺は1年の頃は控えキーパーだったけど、その頃から出番はあったしな、短い出番だったけど、その分最初から最後まで集中できていたし、やりがいも感じられた」
( ^ω^)(この人も昔は控えだったのかお…想像できねぇ)
(´・ω・`)「左京は素晴らしいドリブルテクニックを持ってるじゃないか、それは俺が今からどれだけ練習したって手に入れる事が出来ない能力だぞ」
( ;^ω^)「でも、新田先輩はゴールキーパーだからドリブルテクは必要ないんじゃ…」
(*´・ω・`)「そう!そこなんだよ!」
( ;^ω^)「え?どこですかお?」
(´・ω・`)「俺はキーパーだからドリブルが出来なくても良い 逆に左京はサイドハーフだから、そこまでフィジカルは求められてないんだよ」
( ^ω^)「え、でもフィジカルはあった方が良いんじゃ無いですかお?」
(´・ω・`)「うーん 盛山はどう思う?」
(・∀・)「ハーフにフィジカルが必要かって?」
(・∀・)「俺はドリブルの中で競り合ってるからフィジカルは使ってるゾ」
( ^ω^)「ですよね やっぱりその筋肉」
(・∀・)「でも、これでも競り負けることはよくあるよ」
( ^ω^)「え、マジですか その細マッチョで」
( ^ω^)「じゃあ競り勝つにはもっと筋肉をつける必要があるって事ですかお?」
(・∀・)「まぁそうなんだけどな、これ以上筋トレの量を増やすのはやめようと思ってる」
( ^ω^)「それは何故ですお?」
(・∀・)「体が重くなっちまうからだ」
( ^ω^)「ほぉ…」
(´・ω・`)「筋肉は脂肪よりも重い、それゆえ必要以上に鍛えれば動きが重くなる、いわば鎧をつけて走っているようなものだ」
(’A`)「てことはブーンが筋肉をつけて重くなった身体を動かすとすると、今以上にスタミナと消費が激しくなるってことじゃないですか」
( ;^ω^)「それは困るお」
(´・ω・`)「だから余分な筋肉は付けなくていいんだ 左京なら足を重点的に鍛えれば良いと思うぞ
まぁアンバランスにならないようにな」
( ^ω^)「やってみますお、新田先輩は体の筋肉がバランスよくついてますけど、これ以上に付けようとは思ってるんですかお?」
(´・ω・`)「いや、俺はこれ以上鍛えても筋肉がつかないんだ、人が鍛えてつけられる筋肉量には限界があるからな」
( ^ω^)「え?!って事は新田先輩のボディは完成形って事ですかお!?」
(*´・ω・`)「ハハッ それは言い過ぎかもな」
(・∀・)「まぁブーンはまずスタミナつけるために走るのが先だな!たくさん食って毎日走れ」
( ;^ω^)「うぅ どっちも苦手ですお」
(’A`)「まぁ明日は試合あるから今日は休んどけ」
( ^ω^)「そうするお あ、そういえば」
1つ先輩達に聞きたい事があった
( ^ω^)「明日のエリア限定戦について教えて欲しいですお」
(´・ω・`)「あぁそうか、君達はエリア限定戦を知らないんだったな」
( ^ω^)「はいですお」
(’A`)「知らないです」
(´・ω・`)「じゃあ明日の試合のルールを説明するから、ちょっと1年生全員してもらえるかな」
着替え終わって帰宅の準備をしていた1年生4人が新田先輩のもとへ移動した
(´・ω・`)「エリア限定戦のルールは____」
____路線バス・屋根型市役所行き____
ブーンは左の壁に寄りかかりながら、疲れて眠ってしまった
( ˇωˇ )zZZ「これで…ハットトリックだぉぉ…」
ドクオはそれを横目に明日の試合について考えた
(’A`)(地区予選の前に普通の試合をせずに、あの特殊な試合をするってことは何か目的があるはずだ)
『次は〜 屋根型三丁目 屋根型三丁目でございます』
(’A`)「ブーン、降りるぞ」
( ^ω^)「おぉ寝ちゃってた サンキューだおドクオ」
揺れるバスがブーンとドクオの住む街に着いた
第5話 終わり
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