見出し画像

私が包まれているとき
蠢き蠕く感覚に苛まれる
舌先の腫物のような
痛みはないのに

不快なはずなのに
どこかで期待している
厄介な第二機関

死角から
無数の手が
私を解こうとする

せめて
あなたであってほしい
この指先

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?