【とある科学の超電磁砲1~12話感想】見え隠れする学園都市の闇【ネタバレ有】
こんにちは、Haikuです。
U-NEXTを契約したので面白い作品ないかな〜って作品リストを探していたら、懐かしいアニメを見つけたので視聴することにしました。
たぶん8年ぶりの視聴になるのかな?
昔はシーズン2の途中までは見たような気がしています。
未視聴の方へ
とある科学の超電磁砲は「とある魔術の禁書目録」に登場するヒロインの御坂美琴という少女が主人公の外伝作品です。とある魔術の禁書目録を未視聴でも全く問題なく楽しめるようになってます。
シーズン3まで放送されており、それぞれ
・シーズン1:全24話
・シーズン2:全24話
・シーズン3:全25話
となっています。かなりボリューミー。
2023年8月現在、アマプラでは見れませんがU-NEXTやNetflix等では見ることができるみたいです。まだ見ていない方はぜひそちらでどうぞ。
13〜24話までの感想はこちらの記事に書いています。
※ここから先はネタバレ満載なので未視聴の方は注意!!!
※1話ごとに感想を書いているので、アニメで1話見る→この記事の1話の感想だけ見る→アニメ2話見る……みたいな読み方なら大丈夫です
1話「電撃使い」
御坂美琴、白井黒子、初春飾利、佐天涙子の『とある科学の超電磁砲シリーズ』のいつメン4人が初めて集まった回。
久しぶりすぎてほとんど内容覚えてないな……
早速自動販売機に回し蹴りをする美琴、ヤンキーすぎる。
システムスキャンにて婚后光子も登場。1話から出てたんだ。
風紀委員は学生たちによる治安維持組織。大人は能力が発現しにくくて能力を持った犯罪者に対抗するのが難しいからこういう組織が許可されてるんだっけ? オペレーターとかは大人にもできそうだけど、子供だけで固めてるのは何か思惑があるのかな。
想像していたよりお色気シーンが多くて、こんなんだっけ?と少し困惑した。昔のアニメのノリを感じる。
早速銀行強盗相手にレールガンがお披露目。かっけぇけどやっぱり威力がヤバすぎる。人に向けて使っていいモノじゃない。
最後に流れるonly my railgun、懐かしい!!!! 昔はこの曲好きすぎて狂ったように聴いてたな〜
2話「炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ」
美琴と黒子の出会いが少し描かれたり、二人でプール掃除をした回。
冒頭から黒子の美琴愛の暴走っぷりが凄い。これと同室を容認してる美琴は優しいな。黒子がここまで美琴に入れ込むのは命を何度か救われたりしてそう。
すっかり美琴と意気投合した初春・佐天に黒子は面白くなさそうな感じ。
部屋にあったアルバムで幼少期の美琴の写真も少し見れる。この頃から元気一杯!って感じでかわいい。
レベル4の黒子の首を一瞬でへし折って、レベル5の美琴をビビらせる寮監は何者?
3話「ねらわれた常盤台」
常盤台中学の生徒の眉毛を両津勘吉にする女を捕まえる回。
一瞬シリアス展開か?と思ったら全くそんなことなかった。
初春の情報処理能力の高さがお披露目。今の所その能力が一番欲しい。
犯人は重福省帆。能力は他者の「見ている」認識を「見えない」にすり替えることができる「視覚阻害」。
色々悪いことできそうだけど顔に落書きするだけって平和な使い方だ。
電撃能力者には電撃攻撃が効かないのは能力者バトルあるある。
データベースに登録されてる重福の能力はレベル2で、本来ならここまでのことはできないらしい。能力が強くなっている……。
幻想御手編はここからスタートかな?
4話「都市伝説」
美琴が脱ぎ女と遭遇したり上条当麻とバトルする回。
脱ぎ女のインパクトに紛れる虚数学区と幻想御手。ここでも出てたんだ。
彼のことが好きなのか?と聞かれて照れるの可愛い。
美琴が上条に使う攻撃手段として砂鉄の剣とかサラッと使ってるけど、あれ上条が打ち消すのミスったらアニメで放送できない感じになっちゃうな。
能力を打ち消す手があってもあの自由自在な攻撃を受け止めれるかはまた別の技術が必要になってきそうだけど……避雷針みたいに能力を使った攻撃はあの手に吸い寄せられていってるのかも。
ただただ上条の身体能力が凄すぎるだけだったら面白い。
5話「とある二人の新人研修」
黒子と初春の喧嘩と彼女たちの過去編が描かれる回。
小学生の頃から2人とも風紀委員を目指していたことが判明。命の危険が多い仕事だろうに……。学園都市って治外法権だったりする?
風紀委員になると特別優遇されたりする制度もとかありそうだ。
強盗に遭う郵便局。相変わらず学園都市は治安が悪い。3日に1回くらい強盗事件が発生してそう。
強盗犯の能力は投げた物体が『能力を解除するor投げた物が壊れる』まで、何があろうと同じ速度で進み続ける「絶対等速」。
地味だけど複数の対象にも能力を効かせられるし応用の幅も広そうでかなり強い能力じゃないか? 鍛えればレベル4にもなりそう。
黒子と初春の約束は「二人で一緒に一人前になること」。小学生のうちからその志が持てる二人、凄すぎる。眩しい。
6話「こういうことにはみんな積極的なんですよ」
美琴が風紀委員の仕事を体験する回。
ゴミ掃除をしたり落とし物を探したりと風紀委員って便利屋みたいな扱いなんだ。思っていたより地味だししんどい。
仕事してる人の前でゴミを落としたり、白昼堂々肩がぶつかっただけで殴る奴がいたりとやっぱ治安終わってるな学園都市。こういうのもっと最新技術を使ってなんとか防げないものか。監視カメラの数増やすだけでも改善されそうな気がするけど。
最近は「虚空爆破事件」という連続爆弾テロ事件が発生しているらしい。治安……。ガッツリ重傷者が出たのは初めて? ぬいぐるみを爆弾に変えるってえぐいこと考えるな……予告を見た感じあの殴られてたメガネの人が犯人なんだろうけど、動機は社会への復讐?
やっぱり能力者全員にチップ埋め込んだりして常に監視できるようにしたほうがいいのかもしれない。能力の危険さに対して自由にさせすぎな気がする。
ただ、その方が能力が進化しやすいから多少の犠牲には目を瞑ってあえて自由にしてるという上層部の思惑はありそう。
7話「能力とちから」
ショッピングモールに行って連続爆弾テロ「虚空爆破事件」の犯人を突き止める回。
犯人はやっぱりあのメガネの少年だった。動機はいつも助けに来るのが遅い風紀委員への復讐か。恨むのはわかるけど対象を間違えてるだろ……。
カツアゲしてくるやつらに能力を使わないのは、心に刻まれた彼らへの恐怖で無意識のうちに恨みの方向を風紀委員に転換しちゃっているのかな。
万が一倒せなかった時に今以上に苛烈ないじめを受けるのが怖いからというのもありそう。
能力者が無自覚に周囲に発する微弱な力、「AIM拡散力場」。正式名称はAn Involuntary Movemenで直訳すると「無意識の動き」。これはとある魔術の禁書目録を読んでたときにも出てきてたなー。今回も大事な気がする。
コインを落としちゃって皆大ピンチのところ前に飛び出し右手で爆風を受け止める上条さん、かっけぇぜ。爆破で誰も怪我を負わなくて良かった。
佐天さんの周囲への劣等感も少しづつ見えてきた。不穏。
8話「幻想御手」
黒子と美琴が幻想御手の調査を進め、佐天さんが偶然幻想御手を見つけてしまう回。
「自分だけの現実」を獲得することが超能力の基盤になる、一つの刺激で複数の感覚を得る「共感覚性」……ここらへんの話は後々の展開の伏線になりそう。
「自分だけの現実」周りの話は正直よく分からなかった。自分なら電撃を使って砂鉄の剣が作れる、瞬間移動で1km先まで移動できる、っていう思い込む力ってことなのか? …ちょっと違う気がする。
虚空爆破事件の犯人は能力測定時はレベル2だったとのこと。またかい! やっぱ幻想御手が関わってるよなぁ。
情報を得るためとはいえ媚び媚びのビリビリ中学生、面白い。
価値観が昭和っぽいスケ番姉御キャラが出てきた。能力はアスファルトの粘性を操る「表層融解」。敵が空を飛べない能力ならかなり強く動けそうだけど、戦う場所が限定されるし手は地面につけないといけないしで微妙に使いづらそう。
能力者への劣等感がどんどん見えてきた佐天さん、ついに幻想御手を見つけちゃった。乗るな佐天、戻れ!!!
9話「マジョリティ・リポート」
黒子が暴漢を捕まえるも、佐天さんが思い悩む回。
サムネのポコポコする初春が可愛い。
大脳医学の専門家、木山春生。脱ぎ女、実はちゃんとした人だった。
黒子の「歪んだ情欲を抱く同性もいますのよ!」ってセリフは完全に自分のことだ。
黒子とヤク中みたいな顔の男との能力を活かしたバトル、面白い。
黒子のテレポート、移動先のものを押し出して転移するってやろうと思えば簡単に相手の四肢を切断したり命を奪ったりできるな。強い。能力を使っているのが黒子で良かった。自分をテレポートさせた時にそこが地面の中とかだったらどうなるんだろ。呼吸ができなくて死?
危険があることはわかったが美琴や黒子と同じ世界に行ける可能性があるチケットを手放せない佐天さん……普段から理想とのギャップで苦しんでるところに、目の前で自分と同い年なのに大活躍する黒子の姿を見せられちゃうと……やっぱり能力は欲しくなっちゃうよなー。
周りの人間は佐天さんが能力なんてなくても気にしないだろうけど。
そもそもこの世界における超能力ってレベル0でも鍛えたりすればいずれレベルが上がったりするのか? 美琴は努力で成長したらしいけど彼女は最初レベル1だったみたいだし。実はレベル0はどう頑張っても成長は見込めない、とかいう世界だったら可哀想だ。
最後、友達に幻想御手の話をしちゃう佐天さん……
めちゃくちゃ不穏!!! 嫌な予感しかしない。
10話「サイレント・マジョリティ」
佐天さんが昏睡し、木山春生が正体を表した回。
「大丈夫です! もし眠っちゃっても、私がすぐに起こしてあげます!」
「佐天さんは欠陥品なんかじゃありません!」
初春が佐天さんにかける言葉が温かい。初春かっこいいぞ。
木山先生の真の目的とは。
今回、幻想御手の仕組みに対する推理が作中で進んだから話に付いていくために少し整理してみる。
■調査結果
・短期間に大量の電気的情報を脳に入力する学習装置というものがあるが、それは五感全てに働きかけるもの。
・幻想御手被害者は共通の脳波パターンがある。
・他人の脳波パターンで無理やり脳が動かされた場合、人体に多大な影響が出る。
■美琴たちの推理
・聴覚しか刺激しないと思われていた幻想御手だが、共感覚性によって五感を刺激し学習装置と同様の働きをしている。
・幻想御手を使用した能力者たちのAIM拡散力場が小規模なネットワークに、特定人物の脳波パターンがネットワーク間を接続するためのプロトコルになって大きなネットワークを構築している。
・脳を並列で接続することで、能力の処理能力が向上し能力が強化される。ネットワーク内に同系統の能力者が居ればさらに効率が上がる。
・昏睡患者は脳の活動全てをネットワークに使われている。
AIM拡散力場とか共感覚性とか、今まで出てきていた情報が繋がっていくのが気持ちいいけど推理の後半ちょっとムズい。美琴も黒子も理解が早くて凄いな。
能力の処理能力が高いと強い能力が使える、というのは初出?
ここで言っている「能力の処理能力」ってどうやって鍛えるんだろう。「能力の」って言っているから計算問題をひたすら解けばいいってわけではなさそうだし……座学で鍛えられるものなのか?
能力をひたすら使っていけば鍛えられるっていう説が一番ありそうだけど、レベル0だとそもそも能力がないから鍛えることが難しいってことなのかな。
11話「木山せんせい」
木山春生の過去が明らかになる回。
一連の事件の犯行動機は子供達を救うため。ずっと自分を信じてくれた子供たちが目を覚まさなくなってしまったの辛すぎる。子供達、まだ命はあると分かってホッとした。それならまだ救う可能性は残ってる。
やっぱり学園都市上層部はきな臭い……。子供の脳を弄るってやっぱ危険だよなぁ。
あの木原先生の上司のマッドサイエンティストクレイジーサイコジジイ、また出てきそうだ。ラスボス候補。
樹形図の設計者ってオシャレな名前のコンピュータだな。とある魔術の禁書目録でも出てた気がする。インデックスがぶっ壊してなかったけ……?
能力を複数使える多才能力、複数同時に使えたり組み合わせたりできるの強すぎるな。多重能力者との違いはよく分からなかった。同時に複数能力使えるかの違い? 理論上可能かの違い?
木原先生、これが初めてなんだろうにすぐ使いこなせてるの凄い。
木原先生から出てきた最後の胎児っぽいバケモン、OPで一瞬出てたやつだ。
12話「AIMバースト」
幻想御手編完結回。
胎児っぽいバケモン、見た目がきしょいな〜。
木原先生曰く「幻想御手のネットワークによって束ねられた1万人のAIM拡散力場が触媒となって生まれた潜在意識の怪物、幻想猛獣」とのこと。
幻想御手使用者の負の感情も集約されてるっぽいし、原子力実験炉に向かっていたのは「学園都市なんて消えて無くなってしまえ」っていう彼らの無意識の願いのせいなのかも。
科学の最先端であろう学園都市の歪みから生まれた怪物の頭に天使の輪があるの面白い。この怪物が生まれた理由、木原先生の考察だけじゃなくて魔術も少し関わってそう。
OP流してレールガンで敵ぶっ倒すのは熱いし気持ちいい!
やっぱレベル5ってつええしかっけー
幻想御手編面白かった!
アニメの範囲で子供達が救われるといいな。
予告を見た感じ、次回水着回だ。箸休め回?