〈俳句日誌〉難しいからこそ不思議だし、知りたくなるー人間関係ーあとでもまた考えたい
蟻が喰らふ残る虫は誰がせなか 苑慈
2021/9/22 夏には盛んに飛んでいた蜂が季節の移ろいで今や道端に死骸となって転がっていました(前回投稿もご参照ください)。今日はその大きな蜂を、小さな蟻たちが群がって食べていました。虫たちにとってはお互いが生きるためのいのちの連鎖です。しかし私には、力の弱いものが群れになって、強い力を誇るひとつのものを倒している人間の姿が重なって見えてなりませんでした。自分たちの力で既存勢力を打倒し、新しい時代を築いてゆくことで自らが生きやすい世界