夏だ!!ホラーだ!!排気口新作だ!!の巻
毎日、暑い日々が続く。もう夏だと言ってもかまわないだろう。梅雨みたいな説もあるが、この暑さは夏だ。だってもうクーラー付けちゃってるもん・・・。
排気口新作公演『邪神伝説(仮)』の仮フライヤーが公開された。もう皆さんは観ましたか?2024年8月15日~18日に荻窪小劇場にて。
【特報】 pic.twitter.com/XxdISeIPiS
— 排気口 (@haikikou02) July 1, 2024
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宜しくお願いします。
もうそろそろ稽古初日を迎える。台本は毎度の様に鋭意難航中だ。今年の夏はひたすら台本を書く毎日だろう・・・。トホホ・・・。花火とかBBQとかしてみたいよ・・・。
今回の排気口新作公演『邪神伝説(仮)』はホラー新作です。前回の『光だと気づいた順に触れる指たち』や前々回『時に想像しあった人たち』を期待すると全然違うのでめちゃくちゃ注意です。逆に2023年4月にやった『人足寄場』や排気口WS「怖い演劇をつくってみよう」が好きな人にはドンピシャの作品です。
そもそも排気口の作風は『光だと~』や『時に想像しった~』と言った作品がメインです。ホラーは例えば排気口WSの書き下し短篇で3回に1回書くみたいな、たまには怖い台本を書いてみようかという遊びの感じが強かったのですが・・・。
2023年4月にやった『人足寄場』は正式な名称を排気口/中村ボリ企画公演『人足寄場』と言います。これは純粋な新作公演ではなく中村ボリがその昔、私が他劇団に書いた作品を排気口でリメイクしたいという強い希望からスタートした企画公演なのです。ここに初めて私たち排気口は排気口としてホラー作品を作りました。
そして、この作品が私たちの想像を超えるほどの好評と恐怖を引き起こし、これはまたホラー作品をやらなくては!!という浮かれムードにより、なんと1年以上も前から予定されていた公演が今回の排気口新作公演『邪神伝説(仮)』なのです。
私たちは去年は三鷹市芸術文化センターや佐藤佐吉演劇祭2024年とホームだった荻窪を離れて新作を2つ作りました。そのどれもが私たちにとってとても大切な作品です。
しかし今回ようやく戻って来れました。ホーム荻窪小劇場。『人足寄場』と同じ劇場で、また新しい恐ろしさを作り出せるように、また荻窪そして隣駅の西荻窪(私が住んでいる街です)は怖い作品を観た後に、その不穏な雰囲気を損なわずに美味しいお酒やご飯を楽しめる、非常に素敵な街です。
観劇後の楽しみも含めて、怖くて不穏なそれでも楽しい作品をしっかり作り上げようと思っています。
『人足寄場』の時は初日以降予約完・売当日券も出せないぐらいの盛況が続きました。なんとか当日券出せるように頑張ったりもしたのですが、あんまりいい席じゃなかったりもして、申し訳ない気持ちになるので、皆さん、予約開始になったら早めの予約がおススメです!!
さて、今回のテーマは『都市伝説』を考えています。都市の暗がり、夕暮れ、駆け回る噂、呪いや怨念、都市という漂白された空間から滲み出る不安。
あの頃パソコン室に忍び込んでは恐ろしくもワクワクする多くのフォークロアに触れていた小学生の自分。あの時の暗がりは未だに暗いよ。ジャン・ハロルド ブルンヴァン『消えるヒッチハイカ-: 都市の想像力のアメリカ』へ最大限の愛を込めて。
穏やかさを祈って。