排気口の想像しあうまでの巻。
忙しい。わかっちゃいるが忙しい。それも全く排気口新作公演に関係ない部分で忙しい。わかっちゃいるが忙しい。
それでもって排気口新作公演の台本作業が進んでいるかというと、全くそんな事も無い。さらに公演にかかる事務作業があれもこれもと押し寄せている。予算の組み立てにも右往左往ばかりだ。トホホ・・・。色々と申し訳ないという気持ちだけで胸がいっぱいだ。
それもこれも今度の新作公演はデカい劇場だからだ!!デカい劇場で公演をやったことがない我々は、そもそも公演のイロハを全く知らなかったという直面にぶち当たっているのだ・・・。ひゃー。多くの方々の技術と誠実さによって公演は成り立っている。改めてホントにそう思う。ありがとうございます。
排気口の新作公演『時に想像しあった人たち』がどのような道のりをこれから辿るのか、という事は、今のところ全く分からないので、どのような道のりを歩んできたのか?というのを書いていきます。何故か?今のところ対して歩んでもないので簡単に書けるから。あとnoteに書く事が無かったので。
そもそもは21年に劇団きのこ牛乳に台本を提供した公演がきっかけだった。その時期、私の精神状態はどん底の状態であり、何とか書き上げた台本(ありえない程、締め切りを破ってしまい改めてホントにご申し訳ありません・・・)を提供したのであるが!!どうも私のイメージと演出家のイメージが合わず、そこまで愉快な経験では無かった。というか、高円寺の路上でみんなの前で泣いた。
さらに言えばその頃はドン底の精神状態が生み出した「冬にお前は死ぬ」という謎の強迫概念に憑りつかれて、部屋にある全ての冬服を捨てたり、貯金を全て酒代に使う豪遊生活をしていた。冬に死ぬなら、それまでに、飲めるだけ酒を呑もうの精神だった。結局、冬に死ぬこともなく、金もなくなり、周りから頭を下げていらない冬服を貰う事になる・・・。トホホ・・・。
そんな涙の涙の台本提供だが、それを三鷹の方が面白がってくれてメールをくれたのだ。拾う神ありみたいなものだ。
三鷹市芸術文化センター 星のホールは日本のラジオ『カケコミウッタエ』を観に行った時に、作品自体の大変な素晴らしさと同時にめちゃくちゃ良い劇場だなと思っていた。ここでやりたいと思う数少ない劇場だった。家から近いというのもある。
タイミングよく、夏に排気口本公演『午睡荘園』があったので「是非とも観に来てー」とメール。しかし、タイミングがあわず「映像で観ます」の返信。もしかしたらこれで三鷹で公演出来るかな?の下心もあったが、そんな事は無く、時間は進む。ちなみに、この時、終演後排気口は全員コロナになった。みんなで自撮りを送り合って生存確認をした。私は嗅覚と味覚を完全に失い、レモン汁をそのまま飲んだり、醬油をそのまま飲んだりして自宅療養を過ごした。嗅覚はその後半年以上元に戻らなかった。
そして年末の企画公演『金曜日から』私は余りの忙しさに三鷹の方々に公演メールを送ることをすっかり失念していた。けれどもこの時に初めて公演を観に来てくれた。後日「公演の映像あったら見せてください」とメール。「そもそも撮影してないのでありません・・・。」と返信。映像が無いと何らかの選考においてやや不利かも?とチラっと思ったが、まあ観に来てるからいっかと楽観視。私はこの時期、YouTubeでどうぶつ奇想天外!の動画を見る事に異常なほどハマっていた。あの頃は動物の話ばかりしていた。
年が明けて、今度はYouTubeであたしンちを見る事に異常なほどハマっていた1月上旬。三鷹から「ネクストセレクションで公演して頂ければと思います」と連絡が来た。
と、言うような感じでデカい劇場でやる事になった。
初めて劇場下見をした時にデカすぎて鼻血を出した。立ち眩みもした。デカい劇場初心者だと思われたくない虚栄心で「あっちが上手ですよね」と知った口を聞いたら「そこは劇場の出入り口です」と言われ恥ずかしくて帰りたかった。
ずっと肩に力を入れていた様な気がする。悪い意味でちゃんとしたものを書かなくちゃと思っていた。でもそうじゃないと思うようになった。出来るだけ明るく。少しでも穏やかで豊かさな方に。
劇場のデカさにまつわるエトセトラに関して全くの初心者なので1から学びます。という姿勢の中で。
排気口新作公演『時に想像しあった人たち』どうか宜しくお願いします。最新CMでは何とチケット代が公開されました。今後も公演CMは続きます。そちらも宜しくお願いします。
皆さんのご健康と穏やかさを祈っています。わー!!
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