短歌「沈黙という加担」
誰しもがその戦争に一ミリの加担なきやと己に問はば
この国の戦争との関わり方がやたらと気になる。特に気になりだしたのは、安倍政権下で憲法解釈を変えて自衛隊の海外派遣を可能にした頃からだ。外交上派遣しないわけにはいかず、法的根拠なしに自衛隊員たちを戦場に送るわけにもいかず、という事情を考えれば、そうせざるを得なかったのかも知れない。だが、いまでも「解釈変更」というやり方は間違いだと思っている。そんなことを繰り返せば、憲法などなきに等しいものになってしまうではないか。
将来、もしこの国が戦争というものと直接関わることになったとしたら、私に責任はないとは言えないだろう。声を上げなかったという加担の……。
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