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俳句「喜雨を待つ」
炎帝やあまねく水を納めさせ
雨が降らない。昨年の今ごろもそうだった。プランターで作っている野菜に水をやりわすれ、あやうく枯らすところだった。今年は用心して毎日水をやるが、かろうじて生きているという状態で、なすびもパプリカもまったく実を結ばなくなった。
それにしても昨今の炎帝は、容赦なく大地から水という税を徴収するようになった。かと思うと、特定の場所に滅茶苦茶な給付をするようになった。まるで物語に出てくる冷酷な王様のような支配ぶりだ。
このままでは歳時記から「喜雨」という季語が消えて、「悲雨」という季語が生まれそうだ。神を諭してくださる神はおられないのだろうか。