【ご報告】『広報しんとみ』が宮崎県広報コンクール初入選! やったあああああああああああ
こんにちは、元新富町役場の広報担当の二川です。
3月まで手がけていた役場発行の『広報しんとみ』が、宮崎県広報コンクールの広報紙部門(町村の部)に入選しました!
広報コンクールには部門がいくつかありますが、全部門をとおして『広報しんとみ』が賞をもらったのは初めてだそうです。やったね!!
実は2月には受賞結果が出ていたのですが、広報誌の掲載タイミングにあわせて、本日のご報告となりました。
評価された点や受賞までの経緯を語る前に、なぜ私が広報誌に関わることになったか、少し語らせてください。
役場配属は「広報誌リニューアル」のため
新富町に限る話ですが、地域おこし協力隊は外部団体に委託という形で着任し、役場外で活動をしています。
自身が提案・希望する事業を行う「起業型」で協力隊を採用しているために、自由度が高い、あるいは起こす事業と近しい団体にサポートをお願いするからです。
しかし私は(新富町では珍しく)町が抱えている課題解決を主たる目的とした「ミッション型」の協力隊になったため、役場に配属となりました。
では町の課題解決とは何だったのかというと、広報に力を入れること、具体的には「広報誌のリニューアル」でした。
それまでは、特に編集の経験もない役場の職員が、別の業務と兼務して広報誌を制作していました。お知らせだけを掲載した月2回の「白黒版」と、隔月で発行される8ページの「カラー版」。
カラー版は誰が見ても「ひと昔前の広報誌」感が出ていましたし、白黒版にいたっては役場のコピー機で印刷したものでした。デザイン面だけでなく、職員の業務の都合上、内容がどうしても「役場からのお知らせを載せる」だけになりがちでした。
キーワードは「ぱっと見でわかる」「読みたくなる」
そこで、広報専属となった私の登場! 編集プロダクションで培った経験を活かして、2020年4月、白黒版とカラー版をドッキングさせ、毎月発行のカラー12ページ(現在は16ページ)にした、新しい『広報しんとみ』を制作しました。
デザイナーの地域おこし協力隊にお願いし、紙面イメージをガラリと変更。新富町で活躍をしている町民にインタビューして紹介する「今月の新富人」や、新富町の農産物を取り上げる「レッツ農業」など、読み物や町を深く知ることができるコーナーを設けました。
表紙を開いたら目に飛び込む特集は、企画を立てる段階から悩みまくりました。読み終わったあと、「へ〜そうなんだ」だけで終わらず、行動につながる内容にしないと、リニューアルした意味がないと考えていたので、担当者との話し合いを何回も繰り返すこともありました。
意見はとことん反映!すぐ改善!
ガラッとリニューアルしたので、最初はたくさんご意見をいただきました。
恥ずかしいことですが、「配色が悪くて読みにくい」という意見は何度もいただき、2年の間で何回か変えています。広報誌は幅広い年代の方が読むため、ただ最近流行りのデザインにすればいい、というわけではなかったのが難しかったです。
「こんなコーナーや特集を作ってほしいな」という意見も、すぐ反映するようにしました。読者との距離が近い広報誌だからできたことだと思います。
評価されたのは、特集と町民インタビュー
コンクールでは2021年中に発行された広報誌のうち、1号だけを選んで応募します。今回出した2021年9月号で、評価された点は2つ。
1つは「特集」。9月号の特集テーマは「SDGs」で、町内で行われている具体例を取り上げ、身近なテーマであることを強調しました。
もう1つは「今月の新富人」。一般の町民を取り上げるという企画自体のおもしろさが高評価を得ました。
改善や工夫を重ねた結果が、県広報コンクール入選という形で評価されたことは、本当に嬉しいです!
まあ、本当は全国広報コンクールへ進める、特選を狙ってたんですけどね。そこは悔しいなあ!
役場を飛び出して、次のステップへ
広報誌をリニューアルする、という使命をとりあえず形にしたということで、今は広報誌担当を外れ、役場の外に出て、他の地域おこし協力隊と一緒に自分なりの事業を起こすべく、せっせと活動しております。
広報誌づくりで得られたスキルや経験はたくさんあります。それらを活かして、今後もがんばりますぞー!
そうそう、本日発行された2022年4月号の題字は、私が書きました。かわいいじゃろ!!
町民の皆さま、お手元に届きましたら、ぜひまた開いて読んでくださいね。