義弟のこと㊲
・最初は若くして亡くなった義弟の思い出を書き留めておこうと始めたこのnoteだけれども、彼の不在の影響が想像以上に大きく、話がお義母さんのことから、我々夫婦の今後の生活にまで広がってしまった。義弟の存在がいかに大きくて、家族にとって、親族にとって大切なものだったか、今さらながら思い知らされている。
・私の奥さんは長女だが大学卒業と同時に家を出て、結果として家業の農業を継がなかった。奥さんが家を出る前に義弟は「農業を継ぐ」と宣言していたと聞いているので、奥さんは家業の農業の将来については安心していたと思う。今回、義弟が亡くなった時も、最初の心配は実家に残されたお義母さんの健康だった。しかし事態が明らかになってみると、そのほかの心配の方が多かったのだ。
・義弟の子供たちは農業を継ぐ意思がないことがわかった。農地の名義についても、必要な手続きがなされていなかったり、義弟の名義でないものがあることがわかった。義弟の子供たちが「農業を継ぐ」のであれば相続すればいいだけなのだが、子どもたちが継がないということならば、今はいいけれど、今後、私の奥さんが相続する権利を持ってしまうかもしれない。さらに、「子どもたちには農業を継がせない」と言っていた義弟の嫁が義弟が営んでいた農地を知人に貸したり、使う当てのない農業機械を他人に売ろうとしているのは、傍で見ていても意味が解らない。お義母さんがそれをとがめることもしないのがさらに不審である。まあそんなことを気にする状況ではないのかもしれんけど。
・お義母さんが我々の自宅で同居することに否定的なので、奥さんも「意味わからない」と言って怒っているが、この状況じゃ無理もないよなと思う。引っかかってもつれた糸を、一本一本ほどいていかなくてはならない。このnoteも、その経緯を記録していく方向にシフトしていこうと思う。タイトルも少し変えなくちゃ。