メノエイドコンビパッチとエストラーナを比較してみた!私の場合です!
貼り換え忘れはどっちが多い?私の場合
メノエイドコンビパッチとエストラーナは、更年期障害の治療、ホルモン補充療法で使われるホルモンのお薬です。
私が使っているのは、メノエイドコンビパッチ
ウィメンズヘルスアドバイザー・メノポーズカウンセラーの立場から、実際に使っている体験談から、お伝えします。
これは、貼り薬でお腹に貼ります。
皮膚から吸収されるので、経口のお薬より肝臓への負担が少なく、割と治療を始めるときには、この薬から使われることが多いようです。
経口のお薬は、毎日内服しますが、貼り薬は、メノエイドコンビパッチは1週間に2回、エストラーナだと2日に1度です。
毎日飲む方が忘れないで済むという人と、毎日だと忘れがちという人もいますね。
私は、たぶん飲み忘れる!
なので、最初から、今までほとんどメノエイドコンビパッチです。
途中、エストラーナを使ってみたり、飲み薬も試しましたが、結局メノエイドコンビパッチに戻しました。
私も治療は始めたときは、毎日がバタバタと忙しく、おそらく貼り薬のだったので忘れることなく続けることができたのだと思っています。
というか、貼り換えを忘れると、更年期症状がぶり返るので「忘れてた」ことに気がつくのですよ。
エストラーナは、1日おきなので私からすると、少し面倒くさい。
出血の違いはあるのか?
また、エストラーナは含有量によりいくつか種類があるのですが、私が使ったときは、おそらく私にとっては量が多かったのか、子宮内膜の肥厚が進み、出血量が「月経の再来か?」と思うほど多くなってしまいました。
ホルモン補充療法を断念する人の中には、この出血が嫌で‥という人もいます。
せっかく月経がなくなったのに、また出血するなんて嫌だわ・・という人ですね。
エストラーナは、エストロゲンしか含有していない貼り薬なので、黄体ホルモンを2週おきに飲む必要があります。
2週間のんでディファストンを飲み終わると出血します。
出血する日が予測できるので、こちらの方が予定を立てやすいし、対処しやすいですね。
私は、2週間おきに飲むディファストンという黄体ホルモンにより頭痛が出たので、エストラーナを止めて、メノエイドコンビパッチに戻しました。
出血については、こちらのブログでも詳しく書いています。 質問がありました、「ホルモン補充療法をしているけど、出血はいつまであるの?」
救急車で運ばれたら?
エストラーナには、貼り薬にエストラーナ〇㎎とプリントしてあって、たとえば救急車で運ばれてもお腹をみれば何を使っているかわかってもらえる利点があります。
メノエイドコンビパッチには、透明の薄いプラスチックのようなフィルムで、薬品名や量の記載はないので、もし救急車で運ばれた時、診察をしてお腹を見たドクターは「これは何だ?」ということになるだろうな・・
管理のしやすさはどっち?
メノエイドコンビパッチは、エストロゲンと黄体ホルモン両方入っています。
なので、ディファストンなどの黄体ホルモンを飲む必要がなく、貼り薬1枚で済むというのが楽チンなところ。
ただし、出血をいつするかが不明なところで、それが嫌でメノエイドコンビパッチを止める人もいます。
私は、出血があっても少量なので、貼り薬だけで済み楽チンなのでメノエイドコンビパッチを続けています。
出血ってどう?
さて、メノエイドコンビパッチにしろエストラーナにしろいつまで、出血が続くのか・・?
ホルモン補充療法について書かれている本やネットの記事には、「いずれ出血しなくなる」と書かれています。
私の場合は、6年ほど不定期ですが出血していました。
ですが、出血することは子宮内膜癌を予防する意味があり、出血しても、これで癌予防と思えるので、治療を続けられています。
貼り薬だけど、痒みはどう?
貼り薬の欠点は、肌がかぶれたり、痒くなるところ。
丸い貼り薬なので、丸くかぶれたり、赤くなったりします。
私の担当の先生は、「ひどい人は、お腹が水玉模様になるからねぇ」と言っていました。
そんなときは、種類を替えてもらいましょう。
先に書いたように、私はエストラーナに痒みを感じましたが、メノエイドコンビパッチは大丈夫です。
もしエストラーナを使って痒みを感じたら、メノエイドコンビパッチに替えてもらう。
もしメノエイドコンビパッチを使っていたらエストラーナに替えてもらうと良いでしょう。
両方ダメなら、塗り薬もあります。
相談を受けていて感じるのは、割と皆さん、すぐあきらめてしまいますね。
ホルモン補充療法の薬や使い方には、いくつかあるので、あきらめないで、先生に相談してみてくださいね。
薬の保管はどう?
メノエイドコンビパッチは冷所保存なので、冷蔵庫に入れて保管します。
私が、貼り換えを忘れる理由のひとつにこの保存方法があると思っています。(ただ、忘れっぽいということだけかもしれませんが)
トイレで、「貼り換えの日だ」と思い出しても、トイレから出て他のことを考えたりしてしまうと、そのまま忘れるというパターン
冷蔵庫を開けてメノエイドコンビパッチが目に入り、「取り換えの日だ」と思い出しても冷蔵庫の前で張り替えるのもはばかられ、「次にトイレに行くときにしよう」と思うと忘れるというパターン
エストラーナは、常温保存できますので、トイレにおいておき、「取り換えの日だ」と思い出したらすぐ張り替えることができます。
そして最近は、何日に取り換えたんだったけ?という始末
今は、スマホにエバーノートをいれて、チェックしています。
貼り薬、いつやめよう?調子がいいからやめなくてもいい?
さて、いろいろ試したりしながら続けていると、わいてくる疑問が「いつまで続ける?いつやめる?」だと思います。
ホルモン補充療法は、いつまでしていてもいいし、いつやめてもいいというスタンスです (ドクターの中には、5年でやめるという先生もいます)
更年期障害がよくなったから辞めるというのも選択肢ですし、この治療にはアンチエイジングという要素もあるので、いつまででも(死ぬまで)行って元気に過ごせた方がいいというのも選択肢です。
治療を止めるときには、少しずつ量を減らす方法と、そのまますぐやめる方法とありますが、ホルモン補充療法ガイドラインにはどちらでも変わらないと載っていますので、担当のドクターと相談してみてくださいね。
メノエイドコンビパッチをやめたからといってすぐに出血がなくなるわけではなく、多少エストロゲンの影響を受けていますので、少し続く場合もあると思います。
また、やめたらすぐ復活してしまう更年期症状もあるし、しばらくしてから復活してくる症状もあります。
少し不安になるかもしれませんが、不安なことはドクターに聞いてみてくださいね。
ちなみにやめてしばらくしてから、また治療を再開することも可能ですよ!
今までお受けした質問にお応えする形で、詳しく説明しています。
これでわかる更年期障害の治療:ホルモン補充療法の疑問にお答えしました