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『アイカツ!未来へのSTAWAY』2回目感想

※見出し画像は上記予告動画より

はじめに

『劇場版アイカツプラネット/アイカツ10th STORY 未来へのSTARWAY』の2回目を観てきました…。
『未来へのSTARWAY』について、再度観ることでやはり新たな発見があったので、少しだけ感想を追加しておきます。
前回の記事は以下です。

追加の感想

OP「MY STARWAY」

何度観てもやはり良い映像、良い曲でした。
早くフルで聴きたいし、映像を繰り返し観たいです。

ソレイユ模様

2回目だからこそ気付けましたが、OP映像の時点であおいはアメリカに居ましたね…。
そのため、続く映像ではいちご・蘭が2人なのだと得心しました。

それにしても、いちごと蘭がお互いにあーんして、パフェを食べさせあっている映像であることに2回目で意識が向き、とんでもない映像だ…と驚いていました。
思えば蘭のパーソナルスペースもずいぶんと狭くなりましたね。

2人で食べさせ合っているパフェが「いちごパフェ」ではなかったように見えましたが(蘭だけかも)、38話「ストロベリーパフェ♪」でソレイユを「いちごパフェ」みたいなユニットにしたい、と話していたことを踏まえると、あおい抜きの描写だからいちごパフェではなかったのかも、という気もしてしまいます。

いちご「いちごはパフェに乗らなきゃただのいちご」
あおい「揃ってこそ美味しい!」
蘭「ソレイユをいちごパフェみたいに、明るく輝くようなユニットにするんだな!」
いちご「その通り!」

『アイカツ!』38話「ストロベリーパフェ♪」

劇場版アイカツで特に顕著ですが、ソレイユといちごパフェは密接に結びつけられてきたので、ここは意図しているのではないかな、という気がします。
最後に語られた通り、ソレイユは3人でソレイユですから…。

いや、でも、いちごはいちごパフェ食べていたかも…。

オマージュ

前回もOPに散りばめられた要素を拾いましたが、他の方の感想で、最初のOP「Signalize!」も要素として入れ込まれていることに気が付けました。
冒頭がまんまそれでしたね…。

「Signalize!」で始めて「SHINING LINE*」で締める、という映像構成になっているようにで、いちご世代の物語を振り返るような趣に、この映像そのものがこれまでの「STARWAY」であることが感じられました…。
まさしく「そっと振り返る私を遠くで見守っていてね(行ってきます)」なんですよね…。

97話「秘密の手紙と見えない星」のオマージュ

すっっっっかり書き漏らしていました。

50話、そして、いちごのアメリカ行きのエピソードをベースに、今のソレイユなら似た状況どう受け止めていくか、という趣が強いのが今作だと思います。

その点で絶対に触れなければならないのが、進路をいちご・蘭に打ち明ける決心をしたあおいへのいちごの返答ーー「なんでも聞くよ。いつでも!」です。

言うまでもなく、これは97話で内容が明かされた、渡米するいちごにあおいが託したカード、そして手紙の一節を意識したものです。

いちご「実はあれはね、あおいが私に言ってくれたことなんだ」
あかり「そうなんですか」
いちご「うん。私がアメリカに行く前に手紙をくれたんだ。困ったときにしか開けちゃいけない手紙。そこに書いていてくれたの」

いちごへ
今すぐ私に電話していいんだよ。
なんでも聞くよ。
朝でも昼でも夜でもね。
どんなに遠くたって、私たち同じ地球にいるんだもん。

『アイカツ!』97話「秘密の手紙と見えない星」

時を経て、これから旅立とうと決心するあおいへ、他でもないいちごからこの言葉が返ってくるのです。
離れていても繋がっている、ということをこれまでの関係性を踏まえて表現するのにあまりにぴったりな言葉でした。

蘭と別れ

上記の手紙のエピソードはいちご・あおい間のものという趣が強いですが、ソレイユは3人でソレイユです。
それを意識させるのが、直前に蘭があおいを訪ねるシーンでしょう。

蘭に目を向ければ、「親友と別れる」という辛さを3度経験しています。
※同室の子との別れ、Tristar加入時、渡米するいちごとの別れ

そのエピソードを踏まえたうえで、あおいが別の道に進んでいくことを肯定的に後押しする描写は、蘭の成長であり、(いちご・あおいとはまた違う形で)蘭・あおいが紡いできた絆を示すものだったと思います。

このやり取りを入れることで、いちご・あおいに留まらず、蘭・あおい、そして、3人の意思としての未来に向かう決断であることがよく見える構成になっているのだと思います。

それぞれに紡いできたものが、3人で紡いできた関係性へと集約され、そして一時的に別れながらも未来へと伸びていく――。
ソレイユにとってのSTARWAYを見事に描いていたな、と思います。

3人が進路を語らう場――星空のフロア

いちご・あおい・蘭が、これからを語らう場所として、室内ではなく星空の下であったことも意味深いものであったように思います。

私はここに「星空のフロア」を見出しました。
この曲自体は美月 - いちご - あかりへと繋がるラインを描きつつ、いちご・あかりの関係性に焦点化したような曲だと思っていますが、今回に至ってはソレイユに向けたメッセージを持っているようにも思えました。

「次に会うのが楽しみなアイドルになる」という目標を携えていちごがステージに臨むとき、以下の歌詞が指す相手はあかりでありながら、このステージを眺めるあおい・蘭にもなりうるのではないかと思います。

同じ時 感じあえる奇跡おわらないで
未来つなぐ笑顔 約束するわ

「星空のフロア」

直前で星空のもと各々の進路を話す描写が挿まれることで、「星空眺めて思い出す」に始まる歌詞に、ソレイユの語らいが思い起こされるように感じるのです。

この場面ではいくつか星座が浮かんでいたように思いますが、そのなかには夏の大三角?もあったように思います。
コスモスによる「星空のフロア」はいちご・あかりの関係性を謳うだけでなく、様々な「星座」の1つとして、ソレイユもそのうちに含めていたのではないでしょうか。

小ネタ

ここからは改めて観て「良いねぇ」となった点を簡単に書いておきます。

冒頭コスモスライブのカウントダウン

冒頭のコスモスによるライブ、カウントダウンが恐らくジョニー先生で楽しかったですね。
「Ten YEAH!! Nine YEAH!!」と賑やかでした。

かえでダイブ時のドローン

改めてかえでダイブを見ると、側にドローンが飛んでいるような…?
ユリカ様へのにんにくラーメンはこれで運んだのかもしれませんね

幻覚じゃなかった!!!

前回、「幻覚かも…」と不安になっていた描写、いずれもありました…。

いちごの「一緒に住んじゃう?」に対しては、蘭が「それもいいかもな」と即答しているのが何より良かったですね…。
あおいがアメリカいる間、いちご・蘭が一緒に住んだらどうなってしまうんだろう…見たいな…

いちご・あおいが一緒に寝ているのも現実でした…。
たまにああいうことしていたのか、「おやすみおやすみおやすみ」の流れでそうなったのか、とても、とても気になります…。

おわりに

また観て良かった、というのが何よりの感想です。
早く来年春の続編が観たい想いと、終わってほしくない、という気持ちがごちゃ混ぜになっています…。

ちなみに、今回の入場特典は以下でした。

『アイカツ!』122話「ヴァンパイアミステリー」より

あと、何回か観に行くかもしれません。
何度でもOPの「MY STARWAY」を観られる環境が早くほしい…。

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