小さな小さな君に今夜とても会いたかった
以前記した、ヤモリのお話。
出会いはマグカップの中。
酔っ払って帰った日、ガラス瓶からマグカップに水を注いだら、その中を泳いでいた、危なく飲み込んでしまうところだったヤモリちゃん。
次に出会ったのはガラスの中。
と言っても、壺型の照明用のおしゃれガラスの中で、底まで入ってしまった君は這い上がれなくて困ってたね。
今思うと、マグカップのときも、ガラス瓶の中に入ってしまっていたのかな。
好奇心旺盛な子。
でも、時に好奇心は身を滅ぼす。
どうか、事故らない程度に過ごしてほしい。
という話を、今日友人にした。
なぜだろう、そんなだから君がどこからかひょっこり顔を出すんじゃないか、なんて思っていたんだ。
帰宅して、真っ暗な部屋に灯りをつけたら。
びっくりしたように床を這う、君がいるじゃあないか。
すぐにどこかに隠れてしまったけれど、わたしは今夜君に会えたことが本当にうれしい。
そういえば、初めてのときも、二回目も外に逃したのに、君はまたどこからか我が家にやってきたんだね。
ヤモリの名前に相応しく、ここに住み着いてくれたみたい。
ありがとう。
また会えることを楽しみにしてます。