私は魔法使い

人生を見てもらってきた。

誰にでもわかる言い方をするなら、占いをしてもらった。

人の反応を計る言葉はたくさんあるけれど「占い」もその一つだろう。
身体を乗り出して興味を示す人、胡散臭いと顔をしかめる人。
あなたはどちらですか。

後者の人は、もうこれ以上、話を聞きたくないだろうけれど、一応私のスタンスを説明しておきます。
そもそもオカルトや怪談は大好きで、スピリチュアルにも理解があります。
ただなんでもよいわけではなく、怪しいものは思いっきり切るし、そもそも大体がその部類だとも思っている。

ただし、この世に神秘や神霊、幽霊がいないかというとそれはなんとも言えないと思う。
そもそも目に映ることだけで世界は構成されていないと思っているし、その人間が知覚し得ない、解明しきれていない余白の部分には乱暴に言えば何でも入ってしまうじゃないと考えている。

なのでそれらすべては一概に否定されるべきではないというのが私のスタンス。

占いはというと、私は会社を辞めるきっかけを作ってくれたものでもあるので、折々に使わせてもらっている。
私にとってはカウンセリングであり、節目の確認作業です。

おそらく人よりはものを考えてしまう性質の人間なので悩みは絶えないけれど、その分、大体のことは自分で結論を出して行動してきた。
かっこよく言えば全部自分で決めてきたし、本当のところは人に頼るのが下手くそすぎるぼっち野郎である。

そんな私が、考えに考えて、大体決まっているけれど最後の一押しがどうしてもできないだとか、本気でどっちもあるから迷っている、みたいなときにサイコロを振る気持ちで頼るのが占いなのです。

ずっとお世話になっている人に、「誰か本物知らない?」って聞いたら即答された方が、私の住んでいる街の近くにいたので、ああこれは縁だなと思ってすぐにお願いした。
(東京捨てて移住した私の住んでいる近くに、その方も住んでいたということ)

数秘術のガチ鑑定は初めてだったので面白かったし。
鑑定書の中に書いてる私像が、私が書いたみたいな内容しかなくて笑った。
これを世の中的には「当たっている」と言うし、私的には「ああ、この生まれとこの名前だと、世界的にはこの仕様の人間を出力するようにできてるってことなんだな、つまり私は型番通りだってことだ」って思う。

その後はタロットで細かく見てもらったけど、もう、全部確認作業。
私の心のなかでは出てしまっている「こちらに進みたい」の方向を支持するようにしかカードが並ばない。

これを、マジシャンみたいに上手いことテクニックでカード出しているんだ、タロットは結局解釈だから都合のよいように言っているんだ、なんて人もいるよね。
それならそれでいいっす。

大事なのは、自分がどう感じるか、ってこと。
世の中なんてものは、自分の都合のよいように解釈して転がっていくのが一番強いんです。

だから私は感性のまんま「あー、また素人目からみてもうまくいきそうな配列になってるわ、多分これ反応的にもいい出面なんだろうな」って思うし。
その次に出てくる言葉は実際「ああ、これは大丈夫です」なんですよ、いつも。

相談だってそう。だいたいみんな答えを持ってきて、それを追認してもらいたい、背中を押してもらいたい、じゃないですか。
思っていることと逆を言われると怒ったりするでしょ?

いつだって答えは自分の中にある。歳を重ねるごとに、確信に変わります。

にしても、今回はゴリゴリに「思ってる通りに行ってください」だったので笑いました。

女帝と皇帝が並んで出た瞬間は「やりすぎだろ私」って思った。
俺が考える最強の布陣すぎる。
占い師さんにも、すごいカードばっかり出るね、って言われたわ。

拍子抜けするほど、今考えてる方向で進んでしまっていいみたいですわ。
もやもやがスッキリしたので、よかったです。

いわゆる、引き寄せのようなことをいろいろアドバイスしてくれた。
そのときに、あなたは思ったことを形にする力が人より強いから、どんどん思い描いてそれを発して、やりたい方向に進むように持っていってください、と言われて。

「あなたは魔法使いなんです」

というパンチラインが最高に気持ちよかったので、今後は魔法使いとして生きます。

言霊の魔術師。
そろそろ具体的に今後を描いていきます。

よろしく。

いいなと思ったら応援しよう!