雨の下北沢にsidenerdsを見に行ったらCataに出会った。
もう二年続くのっぴきならない用件で東京へ。
憂鬱はまだ続くけれど、なんだか終わりも見えてきたので、でっかく構えて乗り切りたいと思う。なに、死にはしない。
ライブハウスへ
夜は前々からチケットを買っていたsidenerdsのライブへ。
下北沢ERAは、元下北っ子の私的には一番馴染みの薄い箱である。多分片手ぐらいしか行ったことがない。
エレベーターのないこのビル、4階まで階段を一直線に登るとホールにたどり着く。(もしかしたら機材搬入用のはあるのかもしれない)
18:45ぐらいだったろうか。もう多数のお客さんで溢れていた。すごい。
ハートランドをドリンクチケットで手に入れて壁際に潜む。
初めてsidenerdsを見に行ったときも感じたけれど、客層がやっぱり若い。メンバーの平均年齢が20歳だと聞くけれど、お客さんも若いのはなんだか健全な感じがする。
私が見ているV業界は20代後半からアラフォーまでが多いイメージ。
あえて悪い言い方をすると、若い女の子におじさんが集まってくる構図があると思う。(おじさんはなにもわるくない)
インディーバンドも最近はネットでの拡散があったりするから、そういう側面もあるのかなと思いきや、全然同世代が集まってきている感じがする。
とてもいいと思う。おじさんはそのうちでいい。(おじさんは購買力があるからとてもこころづよい)
sidenerds
sidenerdsが一番でちょっとびっくり。心の準備ができていなかった!
(話を聞いていると、今回の企画では後輩ポジションらしいので、一番若手なのかもしれない。いやそうか平均年齢以下略)
私のギターヒーロー、ねぎしのはんちゃん側に位置取り。
今日はラフな格好だなぁ、ライブたくさんしているしそういう日があってもいいよねって思ってたけど、後でXを見たらさらにすっぴんだったらしい。笑
「入水」のイントロ聴いてたらなんだか泣きそうになっちゃった。
いいなぁ、いいバンド。このまま大きくなってほしい。
ねぎしちゃん、ホワイトにゴールドピックガードのジャズマスターほんと似合う。あれは上手い人しか弾いちゃいけないギター。
雅ちゃんケーブルトラブル?大変そうだったけど、今日もいいお歌でした。あんな声になりたかった。
コバヤシくんはいい仕事をしていると思う。宮田くんもちゃんと周りを見ていていい仕事をしている。ねぎしちゃんとアイコンタクトしてるのいい。
まだライブ2回目であんまり語れないけど、とにかく今日もすごくよかった。
Zanjitsu
気になっていたバンド。
音が大きくて、にっこりした。
とはいえ、ベー音とギターが結構ぶつかってしまっていた気はした。
3ピースでもギター思いっきり出すとこうなるんだよなぁ。
でも、うっせぇしらねーー!!なんだよな、これって。いいんだよ、細かいことは。
やっぱりこの臨場感だよねーーと思いました。
ビックマフ踏みたくなった。
年齢バンド
完全に初見です。すごいよかった。
一聴した感じ、今日のメンツの中ではジャンルが違うように感じてしまったけど、ちゃんと耳を傾けると聞こえてくるアンサンブルとかリフがしっかりオルタナ。
ギターのshimoyamaさん、めっっちゃよかった。上手な人って弾き姿でわかるよね。無駄な力が入ってなくてしなやかな感じ。練度を感じる指使い。
そこから繰り出されるリフとフレーズがすごい素敵。いい出会いでした。
Cata
今日の主催バンド。ねぎしちゃんのMCによると、ずっとお世話になっている先輩らしい。初見です。
一曲目からガッチリ掴まれました。
いいバンドーー!
私、根っからのオルタナ好きですが、結局日本語で聴く曲はメロディがしっかりないと好きじゃないらしい。
かといって、和製シューゲイズ系はちょっと食傷気味なところもあって、ちょうどいい塩梅のオルタナバンドってなかなかいないよなーなんて日頃思ってるんですが、いた。ここにいた。
ギターボーカルの松本さんの声は雰囲気あって素敵だし、Taikiさんのループフレーズは私の好きなバンドを彷彿とさせてにこにこしてしまった。
ベースの真昼さん。背の小さい子がベース弾いてるのはなんであんなにたまらないんでしょうね、めっちゃいい音してた。
とても良いライブでした。今、曲聴きながらこれ書いてる。
以上、丁寧さのかけらもない備忘録。
やっぱりライブハウスはいい。そして今、こうして再びシーンと言うか界隈というか、その「単位」ごとを感じている気がしていて、それにワクワクしている。
常に新しくて素晴らしい音楽は生まれているんだな。
ライブハウスはずっと生きている。
またこうして片足を突っ込めているのがうれしいし、両足突っ込めるように自分もがんばろうと思う。
10月も予定があるので楽しみです。
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