【エジンバラ 大学留学:後期】スポーツと国際開発③良い戦略、良い政策、良いガバナンスとは?
こんにちは。先週のWeek2のNoteが終わっていないなあと思いつつ、Week3のノートをまとめていきます。
まず最初の導入のレクチャーでは、
良い戦略、良い政策とは何かと聞かれます。良い戦略や政策とされている場合の、落とし穴も合わせて聞かれています。なぜこれらが大事かというと”Change"のためです。
繰り返しになりますが、この授業のテーマは、”Sports for Change”を開発に用いることです。
授業を受ける前の僕であれば、以下の通りかなと思います。
①良い戦略
戦略をゴール達成のロードMAPとすると、
ーゴールが正しいか(イシューが良いイシューであるか)
ー達成手段が効果的効率的で、今の資源の中で実行可能か
②良い政策
政策を、政府や政党などが施政上の方針や方策を指すと定義すると、戦略がロードMAPならば、こちらはどう目的達成をするかのより具体的な方針のように思えます。イメージで言うとみんなが迷ったときの道筋になる感じの方向を示す感じ。良い政策とは、みんなが迷うところについて、その意思決定方針をきちんと示しているものではないでしょうか。あとは、誤解などが生じないというのも良い政策の条件だと思います。
実際は、戦略と政策はごっちゃにされていることもあるような気がします。本来は戦略の下に政策があるということだと理解をしています。
③良いガバナンスについて
組織におけるガバナンスは、健全な運営を目指して、自身による管理体制のことを指しますよね。
組織がきちんとステークホルダーを理解し、戦略やポリシーがうまくいくように動いていることでしょうか。そのためには、事前のリスクマネジメント(何が起こるかの予測)と柔軟性が重要だと思います。
さて、それでは授業のなかで説明されたことを記載していきます。何か違いや発見はあるのでしょうか。
授業の最後にChangeについて少し説明があったので、補足しておきます。
①戦略について
どうやっていつ政策が実行されるかを決めるもの。だいぶ簡単な定義ですね。How, When,PolicyがKey wordですね。
アクションプランは必ず必要。割と想定通りでした。
例としてWHOのアクションプランのロードマップが出ていました。
②政策について
テキストからは以下の5つが重要な要素として挙げられていました。その他の重要なKeywordも記載しています。基本的には、地域性や一貫性を重視しつつ、ステークホルダーに配慮し、PDCAをきちんと回せるような内容であることが重要と理解しました。
第一に、政策の優先順位は、スポーツ以外の開発目標、国家開発計画、優先順位の高い持続可能な開発目標と明確に一致している必要がある。(Mission, Visionについて)
→なるほど、スポーツの達成のその先の目標、わかりやすく言えばSDGs的なものを意識するんですね
第二に、政策は、地域社会に焦点を当てた万人のためのスポーツと、スポーツ・イニシアチブを通じた開発のために、どのように資源を確保するかを明確に示すべき(資源確保の観点)
第三に、政策の枠組みは、虐待や危害を含め、参加者、選手、スポーツに関わるすべての人の権利を保護し、尊重するためのプロセスと手順を明確に概説すべきである(人権に配慮し、手続きを明確にする)
第四に、政策目標がどのように監視され、評価されるかについては、主要な指標やタイムラインの設定、および反復学習に基づいて政策がどのように見直されるかという観点から、明確でなければなりません。(評価)
第五に、政策が明確に伝達され、利害関係者に理解され、受け入れられ、すべての重要な意思決定の基準となることが重要である。(利害関係者の考慮)。
その他のKeyword:一貫性、ローカライズ、理解がしやすいもの
PDCAってなんだということについて
よくPDCAと簡単に言いますけど、実はシンプルですごく難しいことですよね。PDCAは大事だけど、みんなできるわけじゃないとうことです。
かくいう僕も重要とはわかりつつPDCAをきちんと回せているかというとそうではありません。良く単なる掛け声になってしまっていると思います。
PDCAをきちんと回すことを考えないといけませんね。個人的にはPlanをいつもギリギリに組み込みすぎている気がします。ギリギリまで追い込むと次の日疲れてやる気が出ないという。笑。やる気が出るのは、本当に追い込まれた時だけなので、結局普段は計画を立ててもだらだらやりがちです。
そのため、なるべくやらなければいけない環境(図書館に来る、語学ならレッスンを入れる)を利用するようにしています。とにかく家にいるとすぐにサボりがちです。
勢いで PDCAについて記載したのですが、かなり長くなりそうなのでこの辺にしておきまます。個人的に自分に弱くてPDCAを回せない人は、どのような時であれば自分がやるか、その状態にするかが大事だとおもう次第です。
話を戻しますが、制作にはPDCAが重要ということで、各段階で以下のことが重要とされています。
③良いガバナンスについて
一般的な原則についての説明がありました。ここは、今回改めて学んだことでかなり重要かなと思います。
価値の設定
Outcomeとステークホルダーに焦点を当てる
透明性の確保
ガバナンスとマネジメントの違い
あと、PDCAはここでも重要です。
まとめると、健全な運営体制の確保のために、①自分たちの価値の定義し、②その次にその価値のアウトカムは何か、ステークホルダーは誰かをきちんと考える必要があり、③常に透明性を意識することが重要ということですよね。これは企業でも同じですよね。その上でPDCAを回していくと。
Changeについて
Changeのステップの説明がありました。まあ言われればそうだよねという感じです。1つのフレームワークとして理解するくらいにしておきます。
ただこのフレームワークはどの組織でも当てはまるので頭に入れておいても損はないと思います。例えば、企業って一応社内改革の戦略みたいなもの持っているんですよね。けど実際は、うまくいかない。いつの間にかなあなあになっているものが多い。それは何故かって考えるときに、このフレームワークに当てはめてみると、すごく面白いと思いました。まさに、実務的な政治的な話ですよね。
①変化のための条件の確認。
戦略、政策を決めた後に、課題が何か、それをどうしていくかを決めたあとのプロセスですよね。誰に、何をいつどのようにすればいいかの特定。
②信頼の獲得
何かを変えるためには、まず信頼の獲得ですよね。実績を仕事で残して話を聞いてもらう感じでしょうか。
③影響力の獲得
何かを変化させるためには、やはり偉くならないといけない側面もありますよね。僕の尊敬するKPMGの上司も、下の子をもっと幸せにするため、会社を変えるために偉くなるとおっしゃっていました。
④コミュニケーション
コミュニケーション取るのだいじですよね。見方を増やしていかないと。上の人ほどコミュニケーションうまいですもんね。
⑤共通の目的
同じ絵を見ると言うことですね。ここはコミュニケーションですり合わせが必要ですよね。
⑥ロードマップ
ここがよくわからないのですが、戦略があるのにロードマップが必要なんでしょうか。戦術レベルの話をスケジュール化するということ?
⑦エンパシー(共感)
味方になってもらうには、相手から自発的に共感してもらうのが重要
⑧モニタリング
宿題
最後に課題が出ていたので少し考えておこうと思います。
①世界のスポーツでの問題の1つを考える
②意訳ですが、何故それが起きているかの分析と説明
③何が必要か
④自分が何ができるか
①と②を特に考えようかなと思います。個人的には、Covid -19の財政危機なんか興味があります。けど多分ここでは人権問題とか開発とかそういうもう少し社会学的な発想の議論が求められている気がします。少し友達とディスカッションをしようと思います。
では!