セカチュー

『世界の中心で愛を叫ぶ』ってドラマが流行った。いや、映画が流行った。いや、小説が流行ったのか。世界の中心ってどこだろう。

オーストラリアにあるエアーズロック(ウルル)が地球のへそと呼ばれているわけで、そこで愛を叫ぶのが世界の中心で愛を叫ぶとなるのか。
いや、ならない。ならなくもないが。
地球の中心で愛を叫ぶのなら、なると言っても良いのかもしれない。いや、それでもならないな。ならなくもないが。

世界の中心とはどこにあるのか考える。
世界の大きさは人によって違う。
赤ちゃんにとっては目に見える範囲だけが世界。
昔々、超巨大なカメみたいなものの甲羅的な部分を世界とする考え方があってな(地球平面説)。
ガガーリンにとっては宇宙全体を含めて世界で。
世界は広げることができる。
そして世界は今も広がっている。
世界の大きさはあなた自身が決めればいい。
世界の中心はあなた自身が決めればいい。

では、世界の中心で愛を叫ぶとは。どこなんだ。
愛を叫んだその時、その場所が、あなたにとっての世界の中心だ。
叫ぶほど愛を伝えたいその人は、あなたにとって世界の中心にいるんじゃないか。

愛を叫ばず囁いてももちろんいいです。そこが中心です。
愛とか別になくてもいいです。そこが中心です。
はい。あなたが、世界の中心です。
こんな話をすると、「私は雑草。ヒマワリなんかになれないっっ!!」って言いだす人が出没しますが、はい。雑草なあなたが、世界の中心です。
こんな話をすると、「私は二番手。いつだって一番になれないのよっ!」って言いだす人が続出しますが、はい。二番手なあなたが、世界の中心です。

世界の中心はあなた。
ただ、世界の中心がズレたなって時あるわな。
そう、それが恋さ~。

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