両学長から学ぶ|自己投資を失敗させないための「攻略法」6選
前回、自己投資をさせる方法を紹介しました。
そこでは「価値観マップ作成=目的を明確にする」
「良質な情報を収集する」
「インプットとアウトプットのバランスをとる」がポイントでした。
失敗しないためにはどんなことに気を付けるべきか、という点を深堀しています。
自己投資の失敗とはどんなこと?
ずばり、お金や時間を失って、自己肯定感が下がる状態を指します。
「あ~やっぱり自分はだめなんだ・・・」と何も残らない、そんな状態です。
自己投資=教育ということで、教育のためならお金や時間をどんどん投資して、盲目になりがちですね。
わたしも過去に資格取得に挑戦してみたり、通信教育を始めてみたりと「勉強している」自分=自己成長していると思っていました。
失敗しても「経験」が糧になるは、失敗した時のことを事前に想定してこそ、です。ただやみくもに挑戦すると失敗しやすくなります。
なぜなら、自己投資とは投資であり、投資はリスクがある、からです。
自己投資は投資である
自己投資は「お金」や「時間」の貴重なものを差し出すことです。
株式投資などと同じ、成功を保証している投資はありません。
ではどうしたらよいのか?
投資の原則を応用すると、失敗をしにくくなります。
①投資目的をはっきりさせる
②リスク許容度の範囲内で投資する
③成果の保証は疑いの目でチェック
④撤退基準を決めておく
⑤信頼できる人の意見を聞く
⑥保険(ヘッジ)をかける
投資の原則①投資目的をはっきりさせる
自己投資をすることで何を得たいのか
どうやって、成果がでているかどうかをチェックするか、
これらのことをよく考えましょう。
何となく儲かりそうや○○さんが勧めているからはアウト!
投資である以上は最後は自己責任です。
結局、一番損するのは自分です。
投資の原則②リスク許容度の範囲内で投資する
教育とはいえども、いくらでも投資してよいではありません。
リスク許容度の考え方①
年間収入から「貯金10%分」をとった後の金額なら使ってもよい
リスク許容度の考え方②
年末の貯金残高3%までなら、使ってもよい
リスク許容度の考え方③
子どもの教育資金、自分の老後資金を上回る分は、全額使ってもよい
「自己投資」とは人的資本と金融資本に分散投資しているようなもので、
バランスよく投資をすることで「共倒れ」を防ぐというのは基本中の基本。
リスクを無視して人的資本に全賭けして、何も残らない人になったら悲惨です。
例えば、仕事を辞めてスクールに通うや全財産はたいて教材を買うといった戦い方はリスキーすぎます。
こういう勝負をして勝つのは一部の勝者と多くの敗者です
予算内ならいいかというとそうでもなく、予算の範囲内で「相場に見合ったもの」に資金投下しましょう。
一つ一つ吟味して取り組もう。
投資の原則③成果の保証は疑いの目でチェック
投資の世界で「成果の保証」はありえなません。
「元本保証」や「絶対に成功する」はありえない。
投資の原則④撤退基準を決めておく
投資である以上、負けて終わるということはありえます。
損切が大事と言われますが、「これ以上損失が広がらないように、この辺でやめておこう」そういうラインを決めておくということです。
未経験から何かに挑戦するときは「投資額」と「期間」を決めて、それ以上は撤退する。
同じ負けるにせよ、引き際負け方がうまいのが投資家です。
投資の原則⑤信頼できる人の意見を聞く
利害関係がない第三者からセカンドオピニオンを取っておくということ。
お金のことはお金持ちに聞く
子育てのことは子育て中のママやパパに聞くというように、その道に精通している人で、自分が信頼している人に聞きます。
そうする異により、投資の安全性が高まります。
恐らく、「リスクをとらない方がよい」のアドバイスが多いでしょうが、最後は自分で決断。
その際のポイントは
自分の目的は非現実的なものではないのか?
自己投資の対象教材は自分の目的に合う手段なのか?
メリット・デメリット、リスクは洗い出せているか?
そういったことをきちんと整理しましょう。
投資の原則⑥保険(ヘッジ)をかける
保険とは損害が発生した時にそのダメージを軽減させるために使うものです。
特にダメージが大きいものに対しては必ず保険をかけておきましょう。
例えば、
資産運用の世界では株式投資でヘッジ取引をする
不動産投資で、火災保険に入る
といった感じで、保険をかけるのは普通のこと。
ですが、自己投資には保険はありません。
思い通りにならなかった時のダメージを軽減するためには、以下のような方法が考えられます。
助成金などを活用して、貰えるお金はきっちりともらっておく
教育訓練給付金(会社員のみ)出口戦略を考えておく
自分の学習記録・教材利用体験を都度まとめて、後々そのノウハウを売れるようにしておく
大きな金額を使うときはぜひ、意識しておきましょう
最後に、自己投資を失敗させないためには
目的を明確にし、そのための最適な手段を選び、リスク許容度を考えながら、成果が確約されていないことを認識する。
撤退基準を明確にし、信頼できる人の意見を聞く。
失敗した時の保険をきかせておく。
失敗して再起不能になるほどのダメージを受けないことが大切です。
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