SEO検定1級を1か月で合格する方法|ゼロ知識者向け
わたしは、2022年12月にSEO検定1級を取得しました。
2022年11月末日に試験を受けて、1発合格です。
試験勉強を開始したのは試験日の1か月前。
ブログ運営経験や本を少しかじった知識はあり、全くゼロからではありませんが、それでもほとんどSEOの知識はなかったようなものです。
「SEO検定って何?」
「どんなメリットがあるの?」
「どうやったらとれるの?」
こういったゼロからの方に向けて、合格への1か月ロードマップや2022年最新の1級試験で体験したことを紹介します。
この記事を読めば、わたしでも合格できると自信を持ってもらえます。
SEO検定は「SEOを体系的に学べるもの」
全日本SEO協会のホームページによると「SEO検定」について以下のように書かれています。
4級はSEOの基礎知識
3級はキーワードリサーチと内部要因最適化
2級はコンテンツSEOと外部要因最適化
1級はソーシャルSEOとモバイルSEO
さらに、1級ではローカルSEOや検索順位が落ちた時の復旧方法などを学ぶことができます。
SEO検定テキストの内容
わたし自身がSEOに全くの初心者ではありませんでしたが、私が読んだSEO本とは少し内容が違います。
わたしが今までに触れたSEOは個人向け、ライティング技術を中心としたものでした。
ジャンル選びやキーワード選定、構成作りなど。
ですが、「SEO検定」では、「Google検索基本事項」というGoogleの検索結果に上位表示させるための重要事項(マニュアル)が書かれた内容などを基に、論理的にまとめられた内容になっています。
Googleのアップデートとその内容
サイトの内部的要因と外部的要因を最適化する方法
個人というよりも企業のSEO対策
技術的(プログラミング要素:ソースを読んだり、CSSやJavaScriotの簡単な知識)内容も含む
※毎年新しい内容が追加されている
このような内容でしたので、初めて1級の問題集を解いてみた時は、何を問うているかさえ分からない程度でした。
SEO検定1級の合格率や社会的評価
SEO検定1級の合格率を『全日本SEO協会』より引用しました。
これを見ると、1級は70%以上の合格率ですので、難関という検定ではありません。
社会的評価
こちらは正直「何らかの仕事や評価が具体的にもらえる」ものではありません。
習得した知識や資格を活かすのも自分次第といったところ。
ですが、ブログ運営者の知識習得やライターとしての肩書などを目標として、取得している方が多いようです。
インフルエンサーであるKYOKO先生もSEO検定1級を取得していますね。
SEO検定1級を取得するメリット
資格の合格率や社会的評価をみると、「資格が何の役に立つの?」と疑問に思うかもしれませんね。
ですが、それでもわたしは資格取得することにメリットはあると思い、取得することを選択しました。
具体的なメリットとしては2点あります。
権威あるSEO協会から自サイトに被リンクをもらえる
資格取得は専門性や信頼性の証明になる
Googleは関連性があり、かつ、権威性のあるサイトからの被リンクを高く評価します。
さらに、サイトのEAT(専門性・権威性・信頼性)を評価の指標としています。
権威ある社団法人SEO協会からの被リンク、運営者の資格保持者を記載すれば専門性の証明にもなります。
また、これはメンタル的・個人的なことになりますが、「達成感が得られる」「自信がつく」というのは大きなメリットです。
合格までの1か月ロードマップ
テキスト3~1級までを読み込む
1週間でテキスト1.5冊をすすめる
完読することを第一目標に、2週間ほどで完了1級の問題集を解く
3週間~:問題は80~100問、1日で解いて見直しをする分からない点を中心に再度テキストを読み込む
テキストを理解しながらまとめるYouTube公式サイト「SEO検定」の動画を見て理解を深める
動画はわからない点を中心に。テキストと同時進行で進める何度も問題集を解く
4週間目~:同じ問題を日を空けて3回解く
自分の苦手な点が見えてくる苦手な点を自分になりにまとめる
試験前日は見直しが中心
試験は必ずテキストから出題されますので、テキストの隅々を確認しましょう。
「勉強の時間をとるのが難しい」そんな方もいるかもれませんが、仕事に行くまで時間や寝るまでの時間などほんの少しの時間でも大丈夫。
わたしは育児やパートをしていますが、毎日空時間を活かして勉強をしました。
また、パソコンやノートを書くなどの手を動かすと、それほど辛いと感じられず、継続できました。
準備するもの
【最小限用意するもの】
1級テキスト・1級の問題集
【しっかり学びたい方】
1級テキスト・1級の問題集に加え、3級から2級までのテキスト
または4級のテキストがあればなおよし。
さらに、YouTube公式サイトの「SEO検定」を視聴すると理解度が増します。
「1級の資格取得」が第一目標であれば、1級のテキストをしっかり読み込んで、1級の問題集を解くだけでよいと思います。
実際の試験は、ほとんどが1級の内容から出題でした。
ですが、資格取得だけが目標ではなく、少しでも理解して知識を活かしたいと思えば、すべてのテキストを勉強することをお勧めします。
「1~3級のテキストとYouTube動画で勉強」、わたしはこの方法でよかったです。
Google検索基本事項やSEO用語が頭にすっと入ってくるようになりました。
合格のための重要ポイント
自分なりにテキスト内容をまとめる
YouTube公式サイト「SEO検定」動画の視聴
「自分なりにテキスト内容をまとめる」は体系的に理解するうえで重要です。
SEO検定のテキストは何度か同じ内容が重複して出てきます。
3・2級で扱った内容をさらに1級で深堀する、取り扱うテーマで重複部分がある、などのように何度も同じ用語を使用しているのです。
Googleアップデートと上位表示するための指標は密接に関係しているため、時系列でまとめる。
自社や他社分析する「リサーチツール」は何度も出てきますので、種類や使い方、比較表などを作るとさらに分かりやすくなります。
テキストをそのまま読んでもわからないので、まとめたり、比較したりすることをお勧めします。
「YouTube公式サイト『SEO検定』動画の視聴」
動画のおかげで、テキストだけでは理解できない部分がカバーされました。
CSSやJavaScriotは実際使用することはないでしょうが、テキストに何度も出てきます。
リキッドレイアウトやLCPは試験に出題されますが、CSSやJavaScriotの知識がないと理解が難しいです。
もちろん、ググると図やテキストで説明しているサイトはありますが、公式動画では分かりやすい言葉で説明しており、すっきり解決できます。
IT用語(キャッシュする)やビジネス用語(B to B)なども頻繁に出てくるので、しっかりと自分でググりながら理解しましょう。
おすすめのIT用語解説サイト>>
「わかりそう」で「分からない」でも「分かった」気になるIT用語辞典
試験当日対策
実際の試験に備えて、以下の3点も試しておきましょう。
時間内(60分内)に解いてみる
当日使う鉛筆でマークシート式を解く
図書館など人がいるところで問題集に挑戦
試験中の60分はあっという間です。
ケアレスミス防止の見直し時間を取れるように時間配分の練習をしておきましょう。
当日使うのは鉛筆でもシャープペンシルでもよいです。
ですが、試験中のデスク上は「鉛筆やシャープペン・消しゴム」以外のものは何も置けません。
時計はもちろん、鉛筆削り、筆箱もダメ。
鉛筆など使いやすいものを選ぶとよいです。
「図書館など人がいるところで問題集に挑戦」
自宅で一人で勉強することがほとんどだと思います。
試験当日は必ず誰かと試験を受けますし、SEO検定は1~4級とも区別なく、同じ時間・試験会場です。
会場は少し張り詰めた雰囲気で、いつもより緊張しやすいです。
なので、人や雰囲気に圧倒されないためにも図書館などの施設で場慣れしておくとよいかもしれませんね。
試験当日の注意点
試験の時間帯は2部に分かれており、わたしは後半を受験しました。
試験当日は試験会場ヘの入室は、試験開始10分ほど前。
本人確認後に指定された席に座るので、ゆっくりとテキストを読み返す時間はありません。
さらに試験開始5分前に説明が開始されるので、当日は余裕を持って行動しましょう。
また、トイレの途中退席は「試験終了」とみなされます。
トイレが心配な方は会場に入る前に必ずトイレに行ってください。
実際の2022年最新の試験内容
わたしは、実際に2022年11月末日に試験を受けてきました。
どんな内容か気になりますが、漏えい防止のため、試験問題もすべて回収されます。
2022年の試験内容がわかるのは新しいテキストが販売される、来年以降です。
実際の受験生のみが知る情報ですが、2022年の受験内容は以下のようでした。
はっきり言うと、最新版の「2022年・2023年版1級問題集」から出題されるのは3分の1くらい、問題集と実際の試験は傾向が違います。
なので、問題集だけを丸暗記しても試験は解けません。
1級合格対策は「1級のテキストを隅から隅まで(資料も含む)学ぶほうが近道」と言えます。
2022年の試験内容①2022年と2021年の問題の違い
2022年の問題と去年の問題を比較すると、具体的に以下の点が違います。
例えば、「GoogleのWebに関する主な指標」3つの指標に関する問題。
LCP・FID・CLSの問題ですが、これを表す図が出題されます。
去年の2021年は「LCP」の図だったのが、2022年では「CLS」というように変化。
他にはGoogleアップデートでは、2021年は「アップデート名」、2022年はアップデートに使われた「新型サーバー名」の出題。
英語の省略名を正式に答える問題「ASOの正式名称はどれですか?」など。
2021年に多く出題されていたものが、2022年は全く出題なし。
以上のように最新版の問題集にヤマを張ったり、かけたりするのは予想が大きく外れます。
2022年の試験内容②ひっかけ問題もある
出題例1)
「ローカル性が低いものに該当しないもの」という、日本語がおかしいような問題があります。
これは「ローカル性が高いもの」を選びましょうという問題ですね。
出題例2)
該当するものを選ぶ問題では、すべての選択肢が正解のように感じるが、1か所だけ(数字)が違う、というものがあります。
1ページと2ページと合計3ページの更新が必要(誤)
↓
1ページと1ページの合計2ページの更新が必要(正)
出題例3)
ASOの正式名称はどれか次の中から選択してください。
①App Store Optimization
②Apple Store Optimization
③・・・・
④・・・・
選択肢も間違えやすいようなものが混ざっているので、きちんとした正式名称や用語を覚えましょう。
※これらの問題はそのままが出題されたものではありません。
オリジナルに変更しています。
2022年の試験内容③2~4級からも数問は出題される
4級からは1,2問ほど、2~3級は10問ほどは出題されます。
この章から多く出題されている、とははっきりいえません。
ですが、2~4級テキストのみに書かれている内容や用語から出題されます。以下は2~3級のみで扱われているものです。
Googleサーチコンソールやアナリティクス、シミラーウェブなどのツール
ドメイン
検索キーワード
1級のテキスト内容に書かれていないことも数問は出題されるので、2・3級のテキスト、余力があれば4級のテキストをしっかり勉強しましょう。
テキスト代が気になる方はYouTube公式サイトの「SEO検定」で、2~4級の問題集の内容をまとめていますので、そちらを参考にしてください。
ただし、テキスト内容をすべて網羅しているというわけではありません。
1級を合格するためのまとめ
しっかりと試験対策すれば、合格することも難しくはありません。
コツコツをやり続けることが大きな積み重ねになります。
テキスト(特に1級)をしっかり読み込んで、理解する
問題集で確認→解けないところを見直す→理解する
試験問題80問中64問以上正解で合格、間違いは16個まで。
80満点だろうが、64点だろうが、同じ「合格」です。
わたしが得点を大きく落とさなかったのは要因は「見直し」でした。
特別な合格方法ではありませんが、誰でもできる合格方法です。