デートDVについて学ぶ
昨日から10回にわたって学ぶ
「デートDV予防教育」スキルアップ連続講座
〜性的同意が当たり前になる社会を目指して~の
オンライン講座に参加しています。
昨日は第一回目でした。
主催はNPOデートDV防止全国ネットワークさん👇
第一回目「刑法改正を学ぶ①撮影罪および面会要求罪とは」について、
弁護士の上原さくら先生からのお話しでした。
法律用語はとても難しく、文章を読んでも頭に入りずらい感覚があるのですが、上原先生がわかりやすく教えてくれたので、法律も苦手意識を薄くできた感覚がありました。専門家の方にお話しを聞ける学びができて感謝です。
特に印象的だったこととして、性犯罪の刑法改正について
なんと、明治40年(1907年)の法律が
平成29年まで改正されてこなかったこと(細かな改正はあったそうです)
また、令和5年(2023年)にさらに大改正されたこと。
ここは知っている方も多いかもしれません。
昨年の7月に性交同意年齢が16歳に引き上げられたこと。
ただ、令和5年の改正についても、まだまだ課題はあるということもお話しされていました。
時代は令和です。
明治の法律がそのままだったことに激しく違和感を感じています。
一歩ずつでも、隔日に現実にあった法改正が進んでいくことを、心から願うお話しでした。
撮影罪について…
もとになる法律は「性的な姿態を撮影する行為等の処罰及び押収物に記録された性的な姿態の影像に係る電磁的記録の消去等に関する法律」
正式名称は
・性的姿態等撮影罪
・性的影像記録保管罪
・性的姿態等影像送信罪
・性的姿態等影像記録罪
また自画撮りの法規制もできていること
自画撮り被害についてのアンケート結果のお話しもありましたが、18000人の調査の中で、18歳未満の時に自画撮り送信経験がある人が40名に1人という割合のお話しもありました。ただ、先生は実際はもっと多いということも想像できるというお話しでした。
知らずに、被害にあうこと。
そこにはSNS、ネットによる手なづけ行為なども影響しているのではないか、ということも容易に想像できると思いました。
先生がお勧めしていた本もkindleで購入。少しずつ読み始めていますが、悪い大人たちの手なづけ行為について、専門家の方が詳しく説明をしてくださっている内容です。
今の時代には必須の学びだと思いました。
面会要求等罪について…
「わいせつの目的で若年者を懐柔する行為に係る罪の新設」
これは、わいせつ目的で、会おうとすること自体を罪とする法律です。
また、拘禁刑ということも始めて知ったのですが、
更生のための教育を含むということのようです。
なによりも、再犯防止についてはとても重要だと思いますし、日本はその再犯防止についてのプログラムも諸外国と比べると遅れていると思います。
プリズン・サークル。このような取り組みがすこしでも広がってほしいと心から思いますし、なによりも「加害」を生まないことが重要とも思います。
また、今回の学びの中であった「5歳差要件」についても、課題をとても感じました。付帯決議がついていることの重要性も知ることができてよかったです。
こちらもじっくり読んで行きたいと思います。
法律を知ることは
自分も誰かも守ることにもつながると思います。
あと9回の学びを大切にして、これからの性教育講座に活かしていき、すこしでも暴力を減らしていくことの一つになれたらと思いました。
今日もおよみいただき
ありがとうございます。
やまがたてるえ