おどレーター

暇を持て余した元ITソルジャーです。

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ファミコンエミュレータをつくろう(1)※まだ書きかけ

はじめに令和の今、ファミコンエミュレータをつくろう、などと言うと、おいおいファミコン世代がとうとうご乱心かと世間では嘲笑されるに違いない。 しかしエミュレータを書くというのは今でもコンピュータを理解する意味で一定の意味を持つであろう。 例え単純であっても一つくらい自分で作り上げた経験があって損はないはずだ。 その点、ファミコンはちょうどいいのである。 難易度も、規模も、達成時のちょっと自慢できる感じも、全部ちょうどいい。 そしてなにより夏休みの自由研究あたりにちょうどいい。(

    • ファミコンエミュレータをつくろう(0)

      はじめに書くネタはいくつかあるのだがいざ書こうとするとなかなか腰が重いものである。 とはいえこのまま書かないと書かない癖がついてしまうので無理矢理書いてしまおう。 最初のノートでも触れたファミコンエミュレータについては一度ちゃんとまとめておきたかったのでまずはそこからやっつけようと思う。 さて肝心のエミュレータだが、オリジナルはCで実装しているものでしかも15年も昔の話なので詳細はすっかり忘れてしまった。 全部復習しながらとなるとほとんど1から作り直すみたいなもんだし、せっか

      • HDMIの音声頭欠けとの闘い

        音が出ない?諸事情でハーティーラダーという入力支援ソフトの環境を構築している。 PC画面ともう一枚画面があった方が何かと都合がよいので、HDMI接続のモバイルモニターを使用したのだが、予想外の問題が発生してしまった。 音声が出ない。 いや、正確には出たり出なかったりする。 もっと正確には、音声の最初の方がちょっと欠けている。 ハーティーラダーの場合、ひらがな単音とかの短い音声の場合が多いので、体感上は「出ない」という認識になるのである。 ググってみるとこれはHDMIの音声

        • VitaでZAVASやりたくて(15)[終]

          VitaでZAVASやりまして前回からおそろしく期間があいてしまいました。 あの後は普通に遊んでただけなので最終回を完全に忘れていたのである。 これといって何も面白い話はないのだが、なんか落ち着かないし、次のネタも書きにくいので、クリア記念パピコだけしておこうと思う。 クリアまでを超絶ダイジェストでお送りいたします全然スクショとってなかったからグダグダですけど、現場からは以上です。 ちなみにケッタイより前にもう一人カーラマンがいるとそいつがオルジャスの子扱いされるので(おい

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        • ファミコンエミュレータをつくろう
          2本
        • VitaでZAVASやりたくて
          15本

        記事

          VitaでZAVASやりたくて(14)

          前回のあらすじオーバーレイをピカピカ光らせたいという思惑はオーバーレイに巧妙に仕込まれたバグによって無残にも打ち砕かれてしまうのであった。 なんだかんだあってよくわからんままなんとかバグを打倒し、さあいよいよオーバーレイの自作にとりかかるぞと、やっと冒険の旅に終止符が打たれるのか?と、そんな感じではじまりはじまり。 オーバーレイ用の画像を用意まずはオーバーレイ用の画像が必要です。 ソフトウェアキーボードにするんでキーボードの画像ね。 適当な画像を拾ってきてもいいんですけど、

          VitaでZAVASやりたくて(14)

          VitaでZAVASやりたくて(13)

          前回のあらすじと番組内容変更のお知らせVita版Retroarchの魔改造とオーバーレイの設定を書き換えることで念願のソフトウェアキーボードを手に入れたのはよかったのだが標準のソフトウェアキーボードが使いにくいのがよくなかったのでこうなったらオーバーレイを自作することにしちゃうぞと宣言したのであった。 のだけど、オーバーレイに問題が発生したため、番組内容を変更してオーバーレイの不具合修正をお送りいたします。 最後の問題発生(最後にしたい)とりあえず1年前に作っていたオーバ

          VitaでZAVASやりたくて(13)

          VitaでZAVASやりたくて(12)

          前回のあらすじ数々の困難を乗り越えてVita版Retroarchへタッチ機能を搭載するという野望を達成した私は、ついに念願のソフトウェアキーボードを手に入れることに成功。 しかし正常動作させることには失敗してしまうのであった。 どれくらいの失敗かというとテンキーが欲しくてソフトウェアキーボードを実装したのにテンキーが効かないぐらいの失敗だよ。 いったいどうなってしまうのか! ソフトウェアキーボードを色々触ってみるまずは敵を知ることからはじめよと言うのは孫氏のお言葉である。(

          VitaでZAVASやりたくて(12)

          VitaでZAVASやりたくて(11)

          前回までのあらすじVita版Retroarchでソフトウェアキーボードを扱うべくRetroarchを改造するぞと息巻いてだいたいこのへんをいじれば良さそうだなとあたりをつけたところで長すぎて一旦CMですしたのが前回でした。 今回はいよいよVita版をいじっちゃうぞの巻。 Retroarch改造計画~後編小道具:printfデバッグもどき いじっていく前に、あるとちょっと便利な道具を紹介しておきます。 Vita版を開発してるとデバッガみたいなもんがないので(あるのかな?)せ

          VitaでZAVASやりたくて(11)

          VitaでZAVASやりたくて(10)

          前回までのあらすじ念願のソフトウェアキーボードを探し求めて三千里、ついにRetroarchの改造へと手を染めるのであった。 あらすぎのあらすじおわり。 Retroarch改造計画~前編いじる場所にあたりをつける 以前に改造した時のソース自体は残していたんですけど、なんでそれで良かったのかほぼ忘れてしまっているので改めて調べなおしてみました。 まずはどのへんをいじれば良いのかあたりをつけなければなりません。 きっと「touch」というワードは入っていると予想されるのでひと

          VitaでZAVASやりたくて(10)

          VitaでZAVASやりたくて(9)

          おさらいQUASI88を秘密裏に改造してランダムフロッピー(?)に対応することに成功した私はいよいよVitaにて動かすべくVita版Retroarchの情報をググりまくる冒険の旅へと飛び出したとさ。めでたしめでたし。 というわけで今回は超絶パワーアップしたQUASI88をVita版Retroarchに移植するぞの回。 Vita開発環境の準備Vitaのプログラム開発にはVitaSDKというものが必要です。 公式サイトで手順を確認してインストールしていきます。 ただし公式サ

          VitaでZAVASやりたくて(9)

          VitaでZAVASやりたくて(8)

          ようやく五合目くらいには来ただろうか。 今回はついにエミュレータの改造。 さすがにソースコードを残してたので今回はわりとすんなり進みます。 おさらい前回はZAVASにどんなプロテクトがかかってるか調査してみて、結局、実機でフロッピーがランダムに読める箇所がエミュレータだとランダムに読めないのがネックなのだと確認できたのでした。 実際に読み出してみてランダムになるものがあるのならそれも再現してこそエミュレータ。 ということで改造するぞ。 Windows版QUASI88をいじ

          VitaでZAVASやりたくて(8)

          VitaでZAVASやりたくて(7)

          次はプロテクトの話だと豪語したものの、驚くほど何も覚えていなかったため、一からデバッグしなおしてかれこれ1週間。 やっとほぼ終わった。もうやりたくない。 プロテクトの中身の詳細に触れるとあまりよろしくないと思うので、プロテクトについてはぼんやりとだけ触れて、確認作業の流れとかそういうのを書いておきます。 使う道具使うのはこちら。 X88000 実行アドレスのトレースログが簡単にとれるので大まかな動作を探るのに便利。 QUASI88 デバッグ機能が強力なので細部を探るのに

          VitaでZAVASやりたくて(7)

          VitaでZAVASやりたくて(6)

          このへんからは殆ど思い出せずに再検証しながらなのですごくペースダウンします。 さて前回はZAVASのゲームディスクにはどうやらプロテクトがかかっているぞという推測をしたのでした。 何を根拠にそう推測できるのかというと、エラーセクタのデータにある特徴が見られるためです。 今回はそれについてまとめておきます。 激しくややこしいので今回は完全に自分用の備忘録。 まず読めたデータを眺めると次の点に気が付く。 ZAVASのフロッピーは2D形式。基本は1トラック0x1000バイト(標

          VitaでZAVASやりたくて(6)

          VitaでZAVASやりたくて(5)

          前回はArduinoとRealforceを合体させて(流石に5台は持ってない)念願のキングPC88キーボードを手に入れることに成功しました。 時は来たそれだけだ。 というわけでいよいよPC88のシステムROMとZAVASのフロッピーディスクの吸出し。 次のツールを使います。 TransRom(Ver 1.0.3) X88000作者様によるシステムROMの吸出しと転送ツール。GUIで簡単に操作できるのでおすすめ。ちなみにX88000は後ほどゲームの解析でもお世話になります。

          VitaでZAVASやりたくて(5)

          VitaでZAVASやりたくて(4)

          1年前のことを思い出しながらまとめるのは時間がかかりますなあ。 よいこのみんなはその時その時でちゃんとドキュメント書こうね! まずは前回のおさらい。 ArduinoのSoftwareSerialを拡張してPC88のキーボードプロトコルである20800bps13ビットのシリアル通信ができるように書き換えたのでした。(だいぶ強引に) あまりにやっつけすぎてちゃんと動くか怪しい代物ですけどとりあえずやってみましょう。 しつこいようですがキーボードプロトコルの復習。 調歩同期式

          VitaでZAVASやりたくて(4)

          VitaでZAVASやりたくて(3)

          必要なものが一通り揃ったのでいよいよ少し技術的なお話に突入。 新たな愛機はヤフオクでゲットした電源ケーブルが根っこから切れてるPC88 FEです。まあジャンクだからね。そんなこともあるよね。 そのへんに転がってた電気ポットの電源ケーブルを引きちぎってちょちょいと修理したら(詳細は省略)、いざRCAケーブルとテレビをつなぎます。 颯爽と電源を投入! 映らない! まさか…故障か??と不安に駆られながらも「PC88 FE 電源」とググってみると、テレビ出力にするにはF・10を

          VitaでZAVASやりたくて(3)