愚かな呑んだくれ(前編)
とてもとても飲んだ、土曜
場所は浅草ホッピー通り
親友と昼過ぎに集合し、
14:00:1軒目スタート
話は終始恋バナ
私たち ジョシ という生き物はなんてたって恋バナが好き
気になる彼のよく分からない気持ち、すぐにグラつく私の思い、恋とはなんだ、好きとはなんだ、付き合うってなんだ、なんだなんだなんなんだ
そんなことばかり話し酒が進む
もう1人親友が合流することになりそれまでの間、一旦コーヒーを挟む
ほろ酔いで入るタリーズは少し緊張する
声が大きくなってしまわぬよう慎重に
親友がやってくる
2軒目に突入
そこでもずっと同じような話
悩み励まし励まされ刺身をつまみに、アルコールを流し込む
ちょっとベタつく気温の外呑み
賑わう周りのお客さんたち
メニューとってください、醤油をとってください、そんなふうに少しずつ外の世界と交わったりしながら、それでも結果的に周りの会話など聞こえないくらい自分たちの世界の会話にのめり込んで酔いも時間も進んでいく
そろそろ次に行くか、と19:00
お店を探しながら歩いていると声をかけられる、
一緒に飲もう、奢るよ‼️と、
こんな夜も楽しい、と席に着く
キャッキャ言って楽しく飲む、
かわいい、気になる、連絡先ちょうだい、とポンポン続く会話(そして少しの下ネタも)
不思議な気持ちになる
他人と繋がる、関係が始まるというのはこんなに軽やかでいいものか、と
恋だなんだは一回置いといて、人が人と関わるのなんてほんの少し些細なきっかけで十分だよなあと思う
ましてや酒を酌み交わせばそんなのもう友達でいいだろう、愉快に酒を飲んで同じもの食ってんだ、そんなのもうフレンドだ、疑う余地ない
大学時代はギュウギュウカチカチにガードしてきた他人との交友関係を思い出す
いやあ、ユルユルになったもんだなあ、ユルユルにすることができてよかったなあ、
私へ
人と関わることを恐れないで
その姿勢を持っていると、たぶんたまに傷つくと思うけど、それでもやっぱり楽しいきらめきの方が多いと思うから。
私より
そんでもってゆるませるのが難しくなったらお酒に頼ると言う手を今は持ち合わせているということ、ちょびっとだけ頭の端っこに置いておいたらいい
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