買い物ブギウギ
今日は休日だった。最高気温29°ということだったのでそれなりの覚悟をした朝だったけど、とても気持ちのいい気候の朝だった。空は曇りがちだったけど、朝の時点ではそれがまたいい感じの過ごしやすい気候だった。
昨年の8月から通院していた歯の治療が今日完了した。10ヶ月間、一回も欠かさず通院した。当たり前だろ、と言われてしまいそうだけれども、通院するということがほんとに苦手で、前回にも同様のことを書いたけど、病院じたいが苦手だったんだけども、重い腰を上げて歯医者へと通うことを昨年の8月に決めた。2年くらい前から違和感を抱えていて、今日通い終えた歯医者さんに行くことも2年前から決めていた。だけど、2年行かなかった。
「どうして旅に出なかったんだ」と友部正人は歌っているけども、友部正人が“旅に出なかった”ぼくらに問う内容とほぼ同じで、“行かなくても同じだと思ったの”だ。ほんとにどうしようもない人間だと思う。というか、どうしようもない状態まで行っていることと向き合う他なかったことと、歯医者さんに行くのであればなにがあろうと絶対に指定された日時に行くことをじぶんでじぶんに誓った。
友部正人が歌っていた“お前”もぼくのようなタイプの人間なのだと思う。おそらく“お前”と呼ばれていた彼も、“あいつ”とは異なるタイミングで、それがどのタイミングがはわからないけれども、旅に出たと思う。
ぼくが、旅(と書いて歯医者と読む)に出た(と書いて行ったと読む)ように。
そもそも、なぜそんなことになったかというと、2011年3月頃に、まだ実家に住んでいたときに歯医者さんに通っていた。何度か通って、もうすぐで治療が完了する予定だったところを、もういいだろ、と自己判断でそれっきりそこの歯医者さんに行くことはなかった。まだ治療が終わっていないにもかかわらずに行くのをやめてしまったツケがまわってきて、歯医者さんに行かざるを得ない状態になってしまった。約10年分のツケを払った、というわけだ。
そんなこんなでちゃんと通い続けて、当たり前だということはわかってはいるけど、完治までちゃんと通ったじぶんをじぶんで褒めたい。
こんな話に友部正人の超名曲と関連付けてしまい大変申し訳なく思っている。知らない方は聴いてみてほしい。あえて近年のバージョンで、前野健太との共演バージョンで。
そのあと、阿佐ヶ谷から新宿まで総武線で向かった。新宿のレコード屋さんに取り置きしていたレコードを引き取りに行ってきた。久しぶりにレコード屋さんに行ってきた。
そのあとは新宿から原宿まで歩いて、服屋さんに行って買い物をした。
rawdripというアメリカから買い付けをしているアパレルショップだ。
ここのお店を知った理由は、テレ東の深夜番組『流派-R』という番組に、ブッダブランドの新しいアルバムがリリースされるという特集を放送していたのを観ていたとき(この時期少しブッダブランドにハマっていた)、番組のコーナーでこのrawdripが取材されていて、その際にThe North Faceのジャケット(正確にはBandon Triclimate Jacketというものらしい)を紹介していたのを観て一目惚れして、購入をしに行ったのが最初だった。一年半くらい前のことだ。
勿論、お気に入りのThe North Faceのジャケットは今年の冬も着た。
着用している写真がこれしかなった。
1969年に吉祥寺の井の頭公園で撮影されたひし美ゆり子の写真のカバーだ。
この挑発的な表情まではカバーできなかった。
そんな話はいいとして、そのrawdripという原宿のお店でストライプのシャツを購入した。
RED KAPというアメリカの有名なワークウェアブランドのストライプのシャツだ。
ストライプのシャツが欲しくなって、いろいろと探していたけど、厳密に言えば理想とは100%合致してはいないけど限りなく理想に近いものだったので購入を決めた。
とても軽い肌触りで着心地も良かった。夏にピッタリだ。
そのあと、マンハッタンポーテージでボディバッグを購入した。
ボディバッグなんて、ぼくには必要のないものだと思っていた。なんだったら、ボディバッグが嫌いだった。そんくらいの物を持ち歩くくらいだったらどうにかしろ、と思っていた。
春が終わってコートを脱いだときになくなるものがある、それはポケットだ。春が終わるとポケットがなくなる。冬〜春は、ポケットに財布やiPhoneを入れて過ごす。春が終わるとトートバッグをよく使用していたここ数年だったけど、すぐ肩から落ちてくるし、あまり好きな持ち物ではないことに最近気がついた。というよりは、前までも気がついていたけど、見て見ぬ振りをしていたことに最近ちゃんと向き合った。
突き詰めて考えたら、ボディバッグがいいのではないか、と昔のじぶんを簡単に否定して、そのなかでなにがいいかとここ数ヶ月考えて出た結論がマンハッタンポーテージだった。
調べていたときにこの白の限定品に一目惚れ。してからまたひと月以上悩んで先々週くらいに購入することを決めた。
デザインはぼく好みなんだけど、唯一の欠点としては、ポケットが一口しかないこと。大概、小口と大口の2つのポケットが備わっているんだけど、これは一口しかない。まあそれくらいは気の持ちようでどうにでもなる。
明日から肩を気にせずに腕を振って歩ける。楽しみだ。
今日買ったレコードのことも書きたかったけど、もう日付を超えてしまう。またの機会に。
明日は雨が降るのか、どうなんだ。
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